玉串川にカモ見て、雑感。
その昔、この川には青や紫の水や泥水が流れていたもんですが…
青や紫の…は、上流にある染工場からの排水で、“泥水”というのは、ドブ川の泥をバキュームカーが吸い取ったものを、この川に吐き出していたという…あぁ70年代ってそんな時代やったんですね。夜になったら水面が油でギラギラしていたこともありましたけど、それもどっかで誰かが垂れ流ししてたんでしょう。
その頃は生き物もほとんどおらず、時折小さなフナを見かける程度でしたが徐々に徐々にとキレイになって今では放流された大型の鯉がいっぱい、青サギ白サギもウロウロする清流に変わり、先日はカモまでスイスイと。
余談ですがこの川から分岐する用水路も、昔はメタンガス吹き出す泥の川でしたが、こっちも気がつけば砂底の清流に。時代は昭和から平成、平成から次へ。ええ方向へ進んでるんかいなと思うこともいっぱいありますけど、ええ風に変わってることもあるなと改めて思った次第。けどまぁ…“放流”で自然が戻った風に見えても、元々の生態系はどうなってしもたんやろとも思います。人間にとって都合のええ“自然”に過ぎへんのかなぁとかね。そう言えばドブ川時代の用水路には、ドジョウもいっぱいいたそうですわ。
※関連記事:
『玉串川にミドリガメ』 2010年7月 記
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コメント
アッチカモ、コッチカモ、
水模様はサクラの枝が映っているカモ?
投稿: mita | 2017年12月 9日 (土) 09時54分
そうそう、私たちが子どもの頃、大阪の川はみんな汚かったですよね。
ちょっと成長して中学生ぐらいの時、道頓堀に金魚?を放流してるのを見たことがありますが、その時ですら「かわいそうなことしてやるなよ、ドブやん!」と思った覚えがあります。
しかし水銀みたいな冷たい水の上で、カモの羽の色はなんて暖かく優しいんでしょう。
投稿: おばちゃん | 2017年12月11日 (月) 12時16分
●mitaさま
う〜ん、桜の枝やとも断言できんカモ。なんせこの写真撮ったあたりは比較的色んな木が植わってるとこなんでね。
●おばちゃんさま
いやホンマ汚かったです。でもね、時々あのドブ川のニオイが懐かしいなぁと思う時あるんです。黒い泥と緑色の藻に糸ミミズ…あれは環境に良くない合成洗剤のせいやったんでしょうかね。それ思えば糸ミミズって強いヤツなんですね。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2017年12月13日 (水) 11時04分