激シブ、Mobiloilの看板掲げた昔ながらな燃料店。
あまりの味わい深さに引き込まれ、それが琺瑯看板やとは気づきませんでした。
先日行った堅田の街。歩きますれば“Mobil モービルプロパン” の青い看板発見。ええ感じやと撮ってお店の正面に回りますれば見たこともない立派な赤い看板がありました。もうこれはまるで扁額。“Mobiloil”は読めても下に何書いてあるんやろって感じに一瞬思いましたけどこれは右から左ですか。“推薦油一覧表を貴下の指針に”…やや上から目線なフレーズに時代を感じます。“GARGOYLE”の絵もまた妙な可愛さ。この看板ってひょっとしたらもう一世紀ほどはここに掲げられているんやないかという感じがします。
とまぁ扁額の様な看板についつい目が行きますがそれよりもこのお店が現役やということが嬉しいやないですか。ショーケースには缶入りの“Mobil 1”やバッテリーが飾られ、その隅には売っている品をメーカー共々保証してるという看板まで示されています。こういう真面目さが商いをずっと続けられる秘訣なのかもしれませんね。
とは言えエネオスのJXエネルギーと東燃ゼネラル石油が合併して今後、モービル、エッソ、ゼネラルのブランドを廃止しエネオスに統合する予定とのことで…となると、このお店の看板も意味がなくなるということでしょうか。昔からあって、今も現役ってところが最大の魅力なんですけど。
(於:滋賀県大津市) 古い給油機もひょっとして現役なんやろか?
※関連記事:
『極小ガソリンスタンド…』 2011年5月 記
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コメント
ガーゴイル、ヨーロッパの古い建築物の付属品と思っていましたが、商標になっているのですね。
飾ってあるのは瓢箪?
磨き上げられたガラスに映り込んだお向いさんは、ミルキー、何屋さん?
投稿: mita | 2017年12月18日 (月) 11時28分
mitaさまと同じく、私もガーゴイルが気になったので調べてみたら、この商標は1931年まで使われていたものだったとか。
横書きが右から左なのは当然ですね。
そんな時代にモービルオイルを求める人ってどんな人だったんでしょう。
投稿: おばちゃん | 2017年12月18日 (月) 17時06分
●mitaさま
まるで鏡みたいでしょ、ここのガラス。そのせいで“ミルキー”が気になるわけで。
調べますればそこはペットショップの様です。それからショーウインドウに見えるのは瓢箪です。
●おばちゃんさま
私も調べました。どうやら“ガーゴイル”を名乗る潤滑油は現存するみたいですけど、マークは入っていないみたいです。
しかしながら古い看板。燃料店ってきっと先端を行く業種やったことでしょうね。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2017年12月27日 (水) 16時41分