まるで粟おこし、一面石いっぱいの壁。
まるで粟おこし…いや“岩おこし”か。
直径15cmほどの丸い石がご覧の様に壁にぎっしり。圧巻です。
こういうのも“石垣”と言ってよいのかどうなのでしょうか。“玉石垣”というコトバで検索しますと八丈島のそればかりがヒットしますが、それとも趣きが違います。
ここは和歌山市は有本。ほん近くに紀ノ川が流れていますので、そこから採取してこの様な壁に仕立てたのかもしれませんね。これだけの数に長さ…根気のいる仕事をよくやらはったもんです。
(於:和歌山市) あれとは大違い。
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コメント
うわぁ、見事ですね。初めて見ました。
今こんな壁を作りたくても、誰もやってくれない気がするなぁ。
私はあんパンの上にくっついてるケシの実に似てると思いました。
投稿: おばちゃん | 2017年10月 4日 (水) 13時30分
山本龍造さん、こんばんは。
私も有田市でこういう塀を見ました。
和歌山に多いのでしょうか。
見てて、ちょっとぞわぞわしました。
投稿: びんみん | 2017年10月 4日 (水) 20時25分
ひやー、お見事としかいいようないですね。職人さん、ええ仕事されました。
穴太積の石垣も素晴らしいですが、これは、ほんと粟おこしを彷彿してしまうできですね。
あ、でも、ちょっと、ちょっと、隅っこの石、一個ぐらい外してみたい・・・あきません、あきません
投稿: 天王寺蕪 | 2017年10月 4日 (水) 20時45分
いやはや、見事な粒ぞろい、
色合いは黒ゴマ金ゴマ混じりですが、
ごまかしのない仕事ですね~
投稿: mita | 2017年10月 5日 (木) 12時02分
●おばちゃんさま
あ〜あのアンパンのつぶつぶね。確かに黒ごまのそれではなくてケシのほうですね。納得。
●びんみんさま
有田市にもこの手の塀があるんですか。確かにねこの塀見た時、何とも言えん気分になりました。和歌山県下あちこちにあるのかも。また見たら報告します。
●天王寺蕪さま
この壁って…石を積み重ねて造っているんでしょうか。意匠として表面に埋め込んでいった様に思うんですけど。てなわけで石垣とは言えん気もします。
●mitaさま
短文で端的で完璧…その通りですわ。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2017年10月16日 (月) 10時59分