まるでくぎ煮、瓦まみれの壁。
“くぎ煮”…と言うより、ホッチキスの連打みたいという感じかな。
粟おこしみたいな壁に驚きしばらく歩くと今度はこんな壁があらわれました。写真では解りづらいでしょうかこれ、全部瓦。見たことないその形状に重圧感…オドロキを通り越してちょっと打ちのめされました。
形状揃えてキレイに並べられてはいますが、よく見るとどうやらすべて廃材。いぶし瓦に混じって赤茶の陶器瓦もちらほら。さらにひとつだけでしたが煉瓦も混じっています。バラバラの素材使って均質な仕上げ…緻密な中にも遊び心を潜ませてあるとはたいしたもんですわ。やっぱり職人さんって、仕事を楽しんではるんやなぁと思いますね。しかしながら粟おこし壁同様、圧巻。これもぜひ現物を見てほしい物件です。
(於:和歌山市) 廃材とは言え、よくぞここまで集めはったもんですわ。
| 固定リンク | 0
「建造物」カテゴリの記事
- 川越える新名神高速工事中の橋脚、午前7時27分。(2025.01.29)
- 生野区の北の端っこ近鉄の高架下の図(2025.01.21)
- 今日的物流倉庫(2024.12.22)
- 本町一丁目6のビル壁面、午前7時29分。(2024.11.23)
- 物集女町、午後4時21分。(2024.10.16)
コメント
これまた、なんともはや、
ヘリンボーンという生地を思い出しました。
投稿: mita | 2017年10月 5日 (木) 12時06分
これまたお見事!
この手間が贅沢だなぁ。
職人さんも、依頼したこのおうちのご主人もあっぱれです。
“ヘリンボン”という布の織り柄があって、ニシンの骨って言う意味らしいですが、まさにこれはヘリンボンみたい。
投稿: おばちゃん | 2017年10月 8日 (日) 16時31分
●mitaさま
●おばちゃんさま
私もね、こんな生地見たことあるねんけどなぁと思うも、それに名前があるとは知りませんでした。で“ヘリンボン”、検索して見れば「そうそうこれっ!」。スッキリしました。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2017年10月16日 (月) 11時01分
はじめまして。森島二郎と申しましす。壁に瓦を使用する建築に興味を持っており、こちらのブログに寄らせて頂きました。お写真の瓦の塀、見事だと思いました。和歌山市のようですが、今月中に見に行きたいと思います。突然ですが、和歌山市のどの辺りにございますでしょうか?もし、よければおおよその場所だけでも教えていただけないでしょうか?私のメールアドレスを記入しましたので、お手数をおかけします、お知らせ頂ければ、幸甚です。
投稿: 森島二郎 | 2020年7月 1日 (水) 13時20分
●森島二郎さま
はじめまして。
お尋ねの件はmailにてお答え致しました。
現存していること心より願っております。
投稿: 山本龍造 | 2020年7月 2日 (木) 16時14分