“豊津町32”の町名看板は手書き
立派な旧家に一本松を愛で、現・豊津町の蔵人地区を北に行きますと、ここにも蔵のある一角が。雨風に打たれた焼き杉板が綺麗に木目を浮き立たせてええ味わい。角に取り付けられた町名看板もちょっとくたびれてええ感じ…って、味ありすぎやなと近寄りますれば…なるほど。
うまいことそれ風ではありますが、これ、手書きですわ。
ずっとここにあるも経年劣化で字がかすれ「これはイカン」と書き直し。昔ながらな景観を維持しているこの村ならではの細かい心遣いが感じられますわ。
「わかればええやろ」とならず、一生懸命書くもちょっと完全でもなくて…ええ線いってます。ストリートビューで見ると2010年には既に手書きされていますので、ペンキもこなれて今が旬なんかもしれません。きっとここのお方が書かれたのでしょう。小さなことながらこういう気遣いって、大事なことに思いますわ。
(於:吹田市) 文字消えたからって取り外したら杉板の風合いがそこだけ違うやろしな。
※:関連記事:
『“清酒日本城”まで再現とは…和歌山市美園町2の修復済町名看板』 2015年10月 記
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