初秋は午前9時の文化住宅
茶の湯の稽古。上六から電車乗るもええ電車なし。駅で待つのもあほらしいと高安駅から歩いて歩いて。爽やかな初秋の朝…のはずが、汗々。途中、昔から見る文化住宅の一角行きますと朝の光に照らされて秋晴れの空の元、ええ感じ。
正面から見るとまぁそんなもんなんですけど、裏から見ますとこれまた違った見え方がするもんです。中でもやっぱりいちばん惹かれるのが臭気筒。数えますれば全部で12本。そうか…ここは12戸の集合住宅やったんですね。
各戸に見えるエアコンの室外機も屋根のアンテナも生活感を演出する必須アイテム。プロパンのガスボンベが小屋に収納されているのがちょっと残念ではあります。
…ってまぁこっちは勝手に他人の日常を想像して楽しんでるだけで余計なお世話ですな。こういう景色も知らん間に少なくなりました。
(於:八尾市) アンテナの数8戸分だけ。これも時代か。あ、サンテレビ向きもあるで。
※関連記事:
『H型煙突に臭気筒…昭和な長屋裏の光景。』 2017年6月 記
『門真市宮野町の文化住宅午前9時57分。』 2017年5月 記
『店舗付文化』 2014年10月 記
『六角形の意匠付きの文化住宅』 2014年1月 記
『文化住宅かアパートの裏面…青空残る夏至+1日の夕景。』 2012年6月 記
『文化住宅も半世紀経って…』 2012年3月 記
『文化住宅と物干し台とドブ川。』 2010年11月 記
『ミゼットと文化住宅、調和してる。』 2010年2月 記
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コメント
朝ドラの主人公たちが住んでいるアパートのリアル版ってところですね。
一つだけ、あのドラマのセットでいいところがあるんです。それは、あの、セットのペラペラ感がリアルというところです。そこを狙った?そんなこと、ないですよね。
しかし、最近大阪市内で、1,2LDKのマンションが増えてますが、昔のこういうアパートが縦に伸びたということなんでしょうか?横にとるスペースがないから、縦に伸びている?
投稿: 天王寺蕪 | 2017年9月14日 (木) 06時38分
●天王寺蕪さま
朝ドラのは確かに“アパート”ですが、これは…分化住宅ですわ。
あの朝ドラ…制作に携わってはる人に'60年代を知ってはる人おらんのちゃうかと思うほど「そんなん当時ないやん」な小道具いっぱいですね。新式の黒電話とかクリームクレンザーとか。おまけにシチュエーションまでそう。当時の百貨店のエレベーターは絶対エレベーターガールが操作してた」っちゅうねん。とかね。
次作に期待します。
でまぁ、長屋→アパート・分化住宅→マンション…結局のところ縦にもつながった“長屋”ですね。名前はシュッとしてますけど。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2017年9月19日 (火) 14時38分