たま電車にニタマ、TAMA駅舎にうめ星電車…ええなぁ。
仕事で乗った電車に降り立った駅…ってだけですが、やっぱりほっとけませんわなぁ。
通勤通学の人混みにまみれて阪和線で和歌山駅へ。そこから次は9番乗り場やなと階段上りますれば発車間際でよくわからんまま南海と同じ色の電車に乗り込みますと目的途中までしか行かん電車。伊太祈曽駅で次の電車待ちつつ朝ごはん食べてますと…来ましたわ、これが。はい、これたま電車。ええなぁ素直に可愛いわと乗り込みますと…えっ、中もたまな仕掛けいっぱいの上えらい上質な空間に仕上げられてますで。ただただ表層的にこんな電車走らせてるだけやないんですな。ま、詳細は公式サイトにおまかせしておきます。
話題の尽きない和歌山電鐵でも、案外乗客すくないねんなぁと思ってますと、終点貴志駅に到着。さっそく駅長たまのお出迎え…と思ってましたら、そこにはおりませんでした。ま、この写真はしばしの探索後に撮ったもの。二代目駅長ニタマはちょっとバタくさく…まぁこんな感じ。やっぱり初代のときに来なんだことが悔やまれます。
てなこと思いつつ外出て振り返り駅舎を見ますと、これもT A M A 。
まぁこういうデザインに建て替えられたということは新聞かなんかで知ってはいましたが、これもですね、電車の内装同様ちゃんとしたつくりでかなり立派。木材で葺かれた屋根はチープさゼロ。南海から見放された鉄道やというのに頑張ってやってはりますなぁ。“日本一心豊かなローカル線になりたい!”を掲げてはるだけのことはあるわと思いましたね。
で、1時間強あれこれ探索した後、待ち合わせの人が乗ってくる10時前の電車が到着しますれば…駅舎をから多くの乗客が。見た感じ聞こえてくる言葉の感じからすると、ほぼ全員と言ってよいほどの中国人。そうか、駅長たま人気は海越え山越え…なかなかの経済効果を生んでますね。
やというのにここら辺、駅にあるグッズ屋さんと喫茶店以外、まぁ食べるとことか楽しめるとこない感じで…もったいないですねぇ。仕事先まではここからタクシーで行ったのですが運転手さん言います「町でお金使ってくれはれへん上に、マナー悪い観光客で運転しにくい…案外地元民はええ気してへん人もいるんですよ」と。ま、気持ちはわかりますが、廃線から免れたこと思うと…ね。
帰りの電車は“うめ星電車”。紀州南高梅からのネーミングね…と思うも「“梅干”やなく“うめ星”…ん?」と思ってましたらなんでもJR九州の超豪華寝台列車“ななつ星”にインスパイアされて生み出されたものとか。しかもどっちの車両もあの水戸岡鋭治氏によるもの…自身の作品のちゃかし(?)を自身が手がける…ここにもオモロイ仕掛けがあるんですね。本格的な内装やったんは…そこにあったんですな。
最後に内装の写真を…と思うも、あんまり撮ってなくて…
そや、みんな乗って体感してくださいな。端から端まで乗っても片道400円。乗って応援しましょ。
(於:和歌山県和歌山市、紀の川市) 初代駅長たまは今“たま神社”に祀られてるとのこと。
※関連記事:
『水間鉄道に乗った!』 2015年7月 記
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コメント
内装、思った以上に凝ってましたよね。
沿線とは別世界、といっても、
昨今の豪華列車にくらべると
「カワイイ」←発音はそれなりに~
初代たまは、ガラス蓋の箱に寝ておりました。
「駅長の責務」のせいか、
少々短命だったかなと思ってしまいます。
「うめ星」乗りたい、
伊太祈曾神社へも、もう一度行きたいしね。
投稿: mita | 2017年7月 6日 (木) 10時01分
●mitaさま
mitaさんは初代駅長たまにもお会いされたんですね。羨ましい。うめ星もぜひ乗りに行って貴志川線を盛り立ててください。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2017年7月17日 (月) 22時35分