演芸場の看板を邪魔するパラボラアンテナ
今日も和歌山は紀の川市の看板ネタをお届けします。
和歌山電鐵貴志駅降りてしばらく行きますと昔ながらな木造建屋に劣化してほぼ読めんブリキ看板が。堂々“大衆健全娯楽”をうたい、お芝居、歌謡ショー、舞踊ショー。下には“演劇の殿堂”…以下“和歌山駅前”まで見えるも肝心の屋号が衛星放送用のアンテナで読めませんわ。そう、このアンテナが看板の前で邪魔してる図がたまたまながら、何とも皮肉な光景やなと思いまして。
テレビが普及してビデオに衛星放送そしてネット動画…どんどん選択の幅広がっている現状を思うと、まぁ随分古いモンが残ってるもんやという感じがします。
とは言うもののここ数年は大衆演劇が見直されていると言います。この看板の演芸場はどうやらもうない様ですが、同じ和歌山駅前に数年前新たに演芸場が開店したそうです。やっぱり二次元やらバーチャルだけではこころが枯渇するってことなのでしょうか。ええことです。
役目終えたブリキ看板の左右には市民会館で行われる歌謡コンサートのポスター。時代変われどやっぱり生モンは不滅やねんなぁと思うと、ちょっとほっこりしてきました。
(於:和歌山県紀の川市貴志川町) YouTube時代はライブで稼がんとという事情もあるな。
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コメント
はがれかけているのが、
なんだか象徴的。
昔、ポスターの類は、
金色の画鋲でぴしっと貼ってあったものですが、
今や画鋲は、絶滅危惧種。
投稿: mita | 2017年7月10日 (月) 09時39分
●mitaさま
確かに剥がれかけてる。その方が物語性があって…ってわざとこうしてるってわけないでしょう。
うちの町内の掲示板はいまだ画鋲。強風で飛ばされては貼り直し…そうそう、私は“押しピン”言うてました。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2017年7月17日 (月) 22時48分