防火水槽 186 ■ 奈良県大淀町下渕111
吉野は下市町で仕事。近鉄は下市口駅で待ち合わせ…って、遠いなぁ。せっかくですから少し探索すると、やっぱりあった。
虫籠窓に格子、蔵には海鼠壁といういかにも旧家な佇まいのお宅の玄関脇にこれまた風格ある防火水槽が鎮座していました。
見ての通りあふれるほど水が満たされており、これまたええ具合に苔むしてじつにこの空間に欠かせないアイテムとして現役バリバリに火を消す気満々…ってよりも、もう何十年とその役目もなくすっかり老いた日々をゆったりと過ごしているといったところでしょうかね。
正面には“水用”と記されている気配がありますが、ほぼ読めない状態になっています。
しかしまぁ雨どいからの水だけでよくもまぁこんなに水が溜まるもんやなぁ…と思いましたが、昨夜の激雨がここ吉野にも降ったということですか。ま、それだけでなく、ちゃんといつも管理してはるからこそこの風情になったんでしょう。久々に味ある防火水槽に出会いました。
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コメント
銅の雨樋の佇まいもいいですね、
お互いの存在あってこそ。
投稿: mita | 2017年6月 4日 (日) 09時35分
●mitaさま
そ!、銅の雨どいもじつに「これでなくては」って感じです。それ思うと玄関引戸がアルミ製…かなり残念。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2017年6月13日 (火) 18時08分