« 何げないガード下の昼下がり | トップページ | クスノキの表皮でギンゴケ青々と »

2017年6月24日 (土)

昭和なプラ看板 148,149 ● 三井ハンガーボード / 象印ポット、象印ヂヤー

Mitsuizo1 Mitsuizo2  鶴橋駅近くの昔ながらなお店の並ぶうちの一軒は、本当に昔のまんまな風情漂う荒物屋さん。歩道に突き出したテントの下に上モノのプラ看板がふたつありました。
 ハンガーボード…何のことかと調べますと、穴ポコがいっぱい開けてある合板の事の様ですね。そう言えば見たことも使ったこともありますが、知らん間にあんまり見かけん存在になってます。黒で記されているのは“なんでも吊せる壁”あぁ確かに。台所なんかにあったんでしょうか。“三井”はどうやら三井物産の事の様です。
 で、もうひとつは象印。表と裏、ポットとヂヤー…“ヂヤ”の表記に時代を感じます。ポットはともかく、ジャーはこの頃から随分変わりました。この看板のものはただただ保温だけを機能としていたわけですが、その後“電子ジャー”が登場、それでもまだ保温だけでしたが今はすっかり“炊飯ジャー”の時代に。余談ですけど電子ジャーの“電子”って…何なんでしょ?。
 この象マークは1961年から15年ほど使われていたものみたいです。その後“ZO”と打ち出され、象のマークが影を潜めていた時代もありましたけど、いままた復活。「こどもが怖がる」とカバヤ食品がカバのマークを捨ててしまっていまに至ってますが…なんか、ね。
 両面ともに赤い字で小さく記されているのは“ゆたかな暮らしに”。ほんまその通り。色んなもんを当たり前として使ってますけど日々感謝せんならんなと、改めて思いました。
Mitsuizo3

(於:東成区) “象印マホービン”と“タイガー魔法瓶”…漢字カタカナの使いまで対抗してるな。

保存

保存

| |

« 何げないガード下の昼下がり | トップページ | クスノキの表皮でギンゴケ青々と »

プラ看板」カテゴリの記事

大阪市中部」カテゴリの記事

コメント

ハンガーボードっていうんですね、
ポットも、いえ、ちっとも知りませんでした。
昔、実家にあったんヂャー、って、

それにしても、懐かしい掘り出し物がありそうなお店。

投稿: mita | 2017年6月25日 (日) 11時22分

ここの荒物屋さん、便利ですよ。軍手やらなんやら、よくお世話になってます。

投稿: 天王寺蕪 | 2017年6月25日 (日) 21時30分

女優の藤田弓子さんがまだ駆け出しの頃、ワイドショーの合間に流れる生CMでタイガーの製品をPRしているときに「この象印の・・・」とつい言ってしまい、それから終わりまでひたすら「これ、タイガーですよ」と連呼し続けたことがあったそうで。
お詫びに訪れたら、社長がずっと笑いっぱなしで、そのまま続けさせてくれたそうです。
どうでもいい話でした。
この象さんのマーク、好きですわ。

投稿: ぽんぽこやま | 2017年6月27日 (火) 01時57分

ポットもヂャーもうちにありましたよ。
お湯を沸かしてはポットに移し、ご飯炊いてはヂャーに移し。

象印やタイガー以外にも魔法瓶のメーカーがあったな。
ダイビングクイズのスポンサーだったグロリア魔法瓶とか、エベレスト魔法瓶とか。

昔の魔法瓶の水筒はぶつけると中のガラスが割れるので、子どもはあまり持たせてもらえませんでした。

って、思い出を書いてたらなんか、すごい年寄りになった気がしてきました…

投稿: おばちゃん | 2017年6月27日 (火) 11時01分

●mitaさま
いやほんま、きっと色々ありそうですけど、それなりに便利な立地のお店故、もうすっかりデッドストックなんかはなさそうにも思いますね。

●天王寺蕪さま
この手のお店のええとこは、必要数量だけ買えることですかね。ホームセンター行くと2個セットとか「そんなに要らんねん」っとほどのネジ釘…まぁ、そうせんと商売にならんのでしょうけど…

●ぽんぽこやまさま
“藤田弓子 タイガー 象印”と検索かけますと、たしかに出てきますね。いやぁ顔から火出るくらいショックやったでしょうね。で、この話を知ると、ついついタイガーを応援したくなりますね。ま、共に大阪の会社、今度炊飯ジャー買うときはどっちかにします。今のはナショナル製で…ってまぁ、これも大阪ですけども。

●おばちゃんさま
うちもどっちもありました。
今でも色々まだマイナーな魔法瓶会社が頑張ってはるみたいです。なんせ魔法瓶は大阪の地場産業のひとつですからね。
で、確かにあの、中が鏡でキラキラしてる魔法瓶は…割れましたね、いたずらしてると。
若い衆からすると…年寄りなんでしょうね。ま、仕方ないかな。

コメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2017年7月13日 (木) 10時14分

どうも今晩もこんな時間より失礼します。
この象印のポットとジャーの看板も初見です。

象印マホービンは大阪・南森町に本社が所在しますが
戦後しばらくして、株式会社に組織変更した1948年に
東京都の麻布十番に支店(現・支社)を設置しますが
1950年代初頭には、六本木にテレビ朝日が開局する
(当時は日本教育テレビなる局名)ことも察知しており
1960年のテレ朝開局と共にスポンサーの一社となり
「象印 歌のタイトルマッチ」や「クイズ ヒントでピント」等の
一社提供番組を30年余りに渡って担当することになったりします。
そう言えば、テレ朝を代表する深夜番組で
関西ではABCで日曜深夜に放送されるも端折られるケースの多かった
「タモリ倶楽部」の空耳アワーに出演されていた
イラストレーターの安斎肇さんは今の形式化された
象マークのデザインを担当されてたりします。
タモリさんもその縁で、40年前に象印マホービンの
テレビCMに出演されていましたね。

投稿: 姫路人 | 2025年1月23日 (木) 23時00分

●姫路人さま
詳細情報御礼です。

投稿: 山本龍造 | 2025年1月24日 (金) 22時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 昭和なプラ看板 148,149 ● 三井ハンガーボード / 象印ポット、象印ヂヤー:

« 何げないガード下の昼下がり | トップページ | クスノキの表皮でギンゴケ青々と »