ソース 56 ▲ 金蝶ソース ウスター
昨年夏に行った長崎旅でこんなソースを見つけました。
地酒に地醤油は全国あちこちで見かけますが、ソースは案外見かけません。それ思うと数が減ったと言え、やっぱり関西圏はソース屋もその種類も豊富なところなんやなぁと思います。
てなわけでちょっと珍しい(?)長崎の“金蝶ソース”を今回味わってみました。
その名に“蝶”と虫の名が入っているところからしてどこかエキゾチック…?。蝶の絵まで描かれちょっと正直苦手かも。ボトルの形状など全体的なイメージはとてもシンプルでなかなかスタイリッシュ…と思いきや下部にある“皿うどん 焼きそば お好み焼きチャーハン etc.”の文字が少し庶民的な安心感を放っています。やや遠慮気味に堂々JASの特級マークも自信の表れか。まずはそのまま味わってみました。
その前にボトル底をチェック。沈殿物はかなり少なめで、振ればすぐに混じります。小皿に注ぐとまぁよく見かけるウスターのそれ同等の色合い。ひとくち含みますと…おっ、酸っぱっ。ピリ辛もなかなか効いていてかなりシャープな味わい。オッサン向けというか子供はどうやろ?な感じです。
次にチキンライスにかけてみましたが、やっぱり「酸っぱ」。その酸味効いた味わいが食欲増進…という面もあるかも、と思うもやっぱり私にはちょっと刺激的すぎな感じがします。
で次に、いつもの通り焼きそばで味わってみました。
今日はお子も食べるし…この酸っぱさは嫌がりよるやろなぁと思いつつも「えい、やったれ」と全面的にこのソースで味付けしました。鉄板をジュワ〜っと言わせて全体的になじませて、さぁ完成。で、ひとくち…「おいしいっ!」。 バルサミコ酢よろしくフライパン上で加熱されることで酸味が甘み、旨みに変わったのかカドがとれてホンマに美味しく出来上がりました。もちろんお子も何の不満もなくいつも通り。その態度ちょっと不満…っていつもより美味しい思わん?。まぁほんの少しそう感じただけですけど。ひょっとしたら、いつもより豚肉増量でこしらえたからかも。
とまぁわたし的には加熱した方が口に合う代物でしたが、どうやら本場長崎ではそやない使い方をするそうで、一般的には長崎皿うどんに酢やソースをかけて食べるのが定番とか。そこで中華料理店の卓上ソースとして開発され昭和16年に発売されたのがこれと。へぇ、そうなんか。そもそも普段、皿うどんにソースをかけて食べる習慣がないのでちょっと理解できません。「皿うどんにソースなんか合うん?」…って、まぁ今度やってみるとして、長崎の人は酸っぱいのが好きなんかもしれませんね。
名称:ウスターソース 原材料名:醸造酢、砂糖、野菜・果実(りんご、とまと、たまねぎ、にんにく)、食塩、アミノ酸液(大豆を含む)、香辛料、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、甘味料(甘草) 販売者:チョーコー醤油株式会社 長崎市西坂町2−7
“金蝶ソースドロップス”なるものもあるとかあったとか…
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