路地の入口の土壁板壁看板貼紙ええ感じ。
紀州街道に面した路地の入口は…ちょっと懐かしい感じ。
土壁板壁の質素な壁面に看板ひとつ貼紙ひとつ。素っ気ないも味あるブリキ看板に“広告マッチ・印入りタオル”の文字。やはり年代モンって感じ。そっちに気を取られてうっかり見落としそうになるも何なに…貼紙の方も文言もさることながら、字体の持つ雰囲気が…あぁ懐かしいですわ。なんというかそうそう!、昔の貼紙なんかでよく目にした字の雰囲気ってこれですよね。字間の詰まり方とか“整”の“正”の崩し方なんかがそう感じさせるのでしょうかね。
地図で見ますとこの路地、全長100メートルほどある様子。平成の時代にもその路地に面した住人みんなが心地よく生活できるモラルが守られ続けているのやろと思うと、なんと素晴らしいことかと。今も味噌や醤油の貸し借りが…って、それはさすがにないでしょうな。
(於:堺市堺区) この手の路地って、これからも残っていくかなぁ。
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コメント
確かに。昔こんな感じの貼り紙を見た覚えがあります。
全体の雰囲気、“正”の崩し方、「ならぬ様に」の言い回しと“様”の字の使い方。
迷惑にならぬ様に、がいいな。
今ならきっと「邪魔にならないように」とか「妨げにならぬように」とか書いてしまう気がする。
昔の人はよく「何をやってもいいが、人様に迷惑をかけるようなことだけはしないでくれ」なんて子どもに言ってましたよね。
投稿: おばちゃん | 2017年3月 1日 (水) 11時32分
今のこの手の注意喚起の張り紙は、印刷文字なのである意味人の心には届かんのかなと思ったりもします。手書きの方が字の崩し方とか、字の勢いなんかで心に届くというか、目を引くような気がします。
この気持ち、張り紙そしてこの路地が、いつまでもここにありますように。
投稿: 天王寺蕪 | 2017年3月 2日 (木) 06時29分
●おばちゃんさま
ニュアンスおわかり頂けたみたいで…ってそれ以上に深く解読してはって…あぁなるほど。
“ひとに迷惑かけん様に”…これホンマその通り。ですが、あんまりそれをガチガチに考えると、どうも人間が小さくなってしまう気もしますわ。もちろん解釈の程度問題ですけどね。
●天王寺蕪さま
そらやっぱり手書きのそれはええもんです。とか思いつつ「字ヘタクソやしな」と安直にパソコン出力に頼りきっとる自分がいます。あぁ…どうしたもんやか。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2017年3月 9日 (木) 10時29分