“ か し わ ○ 豚 肉 ”の“し”。
神戸某所で仕事。阪神春日野道駅から地上に上がるとやっぱり雨。傘さすのイヤやなと思えばそこに商店街。なかなかええ感じ。信号渡ってふと脇の道見れば、ええなぁ。
まぁ何が“ええなぁ”ってそら、“し”。ちょっとずり落ち気味なこの状態になんでこころ揺さぶられるんか…まぁ時の移ろいを体現してるからでしょうかね。そのうち落ちてしまうなぁ…な心配は無用か、ストリートビューで見るにはもうかれこれ7年はこの状態みたいで…不思議な感じです。
ま、“し”がこの状態でええ以上に看板自体がええ味わい…と、よく見れば“かしわ・豚肉”なんですね。普通かしわ屋と肉屋は別々で肉屋は“牛肉・豚肉”かと。まぁ…もうやってはれへん風情ですからどぉでもええんですけど。
(於:神戸市中央区) そもそも“かしわ”が死語化しつつある…
※関連記事:
『中華の“華”の字、妙なずり落ち方してる。』 2009年8月 記
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コメント
私は長いこと、「かしわ」は共通語やと思ってました。でも、方言やったんですね。
しかし、かしわと豚肉を売ってるお店って・・・。我が家的には大歓迎のお店ですけど。うーん、ヒンズー教徒welcomeなお店なんでしょうか?
投稿: 天王寺蕪 | 2016年12月15日 (木) 22時26分
「し」の変体仮名、
ずっこけましたね。
「おすし」とか、「おこし」とか、
あの字体は食品関係に多かったような?
子ども心に妙なインパクトを与えてくれてました。
投稿: mita | 2016年12月16日 (金) 09時13分
そうそう、かしわ屋さんとお肉屋さんは別でしたね。
近所の商店街に、同じ人の経営なのに、わざわざお肉屋さんの隣に間口の狭いかしわ屋さんをしてはるお店がありました。
そうまでして分けんでも、「肉屋さんの鶏肉コーナー」でええんちゃうん?と思っていましたが、理由を聞く前に残念ながら閉店してしまいました。
近所にもうかしわ屋さんはないなぁ。
この点のついた「し」も古い商標とかに多くて、最近見ない気がする。
投稿: おばちゃん | 2016年12月19日 (月) 09時13分
●天王寺蕪さま
“かしわ”は“ぼたん”とか“さくら”“もみじ”同様の隠語やとはつい最近まで知りませんでした。それ思うと関西でも“鶏肉”と言う様になっても当然かと。余談ですが“かしわ”は鶏肉で、“かしわ餅”って…何なん?って子供の頃不思議に思いましたけど、逆やったんですね。
●mitaさま
確かに言われれば食べもんに付く“し”はチョボつきが多かったですね。知らん間に見かけん様になったモンのひとつ…って、そもそも個人経営のめし屋やらすし屋さん激減がその原因かもしれません。
●おばちゃんさま
そのお店の話聞くと“パチンコ屋と景品交換所”とか“医院と薬局”みたいな感じがします。素人にはわからんところで「肉屋はかしわ屋を兼業してはならぬ」みたいな不文律があるんかもしれませんね、大阪では。
みなさんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年12月20日 (火) 09時53分