くねって佇むお茶屋の看板溝の上
なんとなくなんてことないなにげなさになんとも惹かれる一角やなと。
先の堺での仕事の帰りもしばしの探索。妙国寺あたりでふと入った細めの道端の一角が何となく気になって引き返して…
年季の入った電柱に苔むすブロック塀折れた雨どい、そこにこの看板らしきオブジェ…これが郷愁を誘っとるんですなぁ。
いやその、もひとつ何と書いてあるのかわからん状態もそうですけどこの、腰くねらせてる様子がそんな気分を倍増させてます。
何やわからんままでもええかと思いつつも気になってよく見ると、それはお茶屋さんの看板。
凝視すると見えるは“宇治和田園のお茶”。さすが千利休ゆかりの地ならでは…ってまぁ関係おまへんな。写真では読めませんがいちばん上には“飲んで運転・お茶なら安全”。韻踏んでからに…よろしいな。あと“阪堺ストア”はこのあたりにあった市場の様です。今は亡きお店の看板…溝にコンクリの土台が挟まって取れん状態になってしもてここにずっとあるのかもしれません。それが理由なら、しばらくは安泰か…って思うも、なんか切ない気分にもなってきますわ。
| 固定リンク | 0
「看板」カテゴリの記事
- 看板乗っ取り(2023.03.27)
- 消火栓示す看板、八尾信用金庫の広告入り。(2023.03.04)
- 車 (2023.02.19)
- 看板文字もタイルの全面タイルのタイル屋さん。2(2023.02.14)
- 薄暮にうっすら“おたふく”、午後5時50分、船場。(2023.02.06)
「何げな」カテゴリの記事
- 看板乗っ取り(2023.03.27)
- 金網にビルトイン、自転車の車輪の余生。(2023.03.19)
- 何かええ感じの荒川三丁目21-1(2023.03.09)
- 難波宮、午後1時20分。(2023.03.06)
- 12年半ずっとヒョロヒョロの街路樹(2023.02.26)
「泉州・堺」カテゴリの記事
- 昭和なプラ看板 287 ● デイリーブレッド 進々堂(2023.03.22)
- 巨大ヤシ支える添え木(2023.03.07)
- 勝手に植林ダメ公園(2022.09.15)
- 鬼瓦、トタン製。2(2022.05.01)
- さくら一本、鉢割り路面に根を下ろす図。(2022.04.01)
コメント
トイと看板、往年の漫才コンビのよう。
昔は、商店街やスーパーには必ずあった葉茶屋さん、
お茶を焙じるいい香りを思い出しました。
投稿: mita | 2016年12月12日 (月) 10時36分
mitaさま
この漫才コンビ、よく見たら背後の黒い影に操られておりますよ!
投稿: おばちゃん | 2016年12月12日 (月) 13時28分
おお、芸能界の深い闇!
投稿: mita | 2016年12月14日 (水) 14時59分
昔は商店街だけでなく、小売店が並んだ市場がありました。
昔住んでいたところにも「野田マーケット」とか「大発マーケット」とかあったけど、いつの間にか歯抜けになってしまいましたね。
投稿: 天王寺蕪 | 2016年12月15日 (木) 22時22分
●mitaさま
Twitterには“この看板が倒れて雨どいの筒が破損したのでは?”というコメントが。まぁ…ケンカ別れってとこでしょう。
で、葉茶屋さんの焙じるかおり、あれが苦手で昔は心斎橋筋商店街歩くのイヤでしたわ…って幼少期のことですけど。
●おばちゃんさま
これまたなんという見立てを…素人が近づかん方が良さげです。
●天王寺蕪さま
その手の公設市場っぽい私設市場ってホンマあちこちにありました。今も時折見るも…ちょっとよぉ入っていけませんわな。そこで頑張られるお店もえらいなぁと思うも、時代に則した業転も必要かなぁと。あ、他人事ではありませんわ。
みなさんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年12月20日 (火) 09時42分