THE昭和な広告塔、UCC上島珈琲旧本社ビルの。
仕事で朝から神戸へ。座って行きたくてJRヤメて阪神乗って高速神戸で下車。地上に上がりますれば見事な日本晴れ。多聞通り渡ろと信号待ちしつつ前の空見れば…わっ、懐かしわぁ。
そう、これぞ“広告塔”。そこ記された文字やマークはともかく、これなんですよねー。もっとデコラティブなモンもありましたけど、まぁ概ね四角柱のみのものが主流で銀行なんかはほぼどこでもこの手のが屋上に立って、その町のランドマークになってたもんですが、気がつけばすっかり見かけん様になりました。
何ででしょうなぁ…って考えますれば、ふたつ思い当たりました。ひとつはビルの高層化。高いビルの上にあっても街路から見えんでは話にならんわけですね。そしてもうひとつは“縦書きの衰退”。そもそも漢字の社名、商品が減る上に、英語表記やローマ字表記が当たり前になって、縦書きではもひとつシュッとせんなとなくなったのではないかと。どうでしょ?
で、ここ。調べますれば1960年竣工の上島珈琲の旧本社ビルとか。あぁなるほど、やっぱり昭和な香りが珈琲のそれよりプンプン漂ってきて…ってまぁ、イメージですが。余談ですがMUCとかUコーヒーとかいろいろ“ウエシマ”を名乗るコーヒー会社がありますが、全部同根の会社とか。やっぱりって感じですかね。
しかしまぁどっぷり昭和な世代にしたらUCCと言えばあの甘々にしてミルクたっぷりの缶コーヒーのイメージが強いですわ。子供の頃はベルミーのそれ同様「おいし〜」って思ったモンですがいまだその印象が拭えなくて本格派なイメージから程遠いかも。その感じそのまま広告塔からも受ける…いやいや、それは考えすぎか。まだまだ外資優位であろうコーヒー市場、UCCを応援するとしよっと…ってインスタントコーヒー買うくらいの話ですけど。
(於:神戸市中央区) 自販機がコカに押さえられてるからなかなかなぁ…
※関連記事:
『広告塔、錆びサビ…』 2016年2月 記
『くんえい女子短期大学の広告塔。』 2013年8月 記
『タケヤみその広告塔。』 2013年7月 記
『昔の広告塔のいま。』 2008年1月 記
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コメント
UCC、パナマ文書に名前が上がってましたね。
その後、どうなったのやら。
UCCの先代の社長さんは、レゲエが好きでジャマイカ行きたさにUCCの採用試験を受けに来たお兄さんを採用して、即ジャマイカ駐在にしたそうです。
投稿: 天王寺蕪 | 2016年11月26日 (土) 23時42分
●天王寺蕪さま
これまたタイムリーなコメントで。NHKでちょうどやってましたね、パナマ文書もん。録画はしましたけど、見るとやるせないムカムカにおそわれそうで気が重いかも。
あれこれ思うも…ま、このへんで。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年11月28日 (月) 10時02分