クスノキの根っこトロけてはみ出して
今日は開口神社のお茶会へ。阪堺電車は大小路電停を降りるとドンチャンドンチャンの大にぎわい。堺まつりのパレード真っ只中。「えらい時に釜懸けはんねんなぁ」と向かいますればそこの境内もまつり会場。厳かとか静寂とは無縁の空間からお席に行きますとそんな喧騒もどこえやら…で、お茶。
胃の具合最悪の身には薄茶二服は…ヤメとこ。で、まぁ次の用事へと神社を後に今度は宿院の電停目指して歩き出しますと…トロけてまっせ。
クスノキの根っこトロけてはみ出して、玉垣ひび割れじっと耐え抜く…この神社、今まで何度も来てますけどこんな状態になってるとは今まで全然気付きませんでした。いつもは裏口みたいなところからしか入らんからでしょうな。
しかし何です、玉垣に彫られた字の感じからすると、そないに昔からそこにある様には見えませんね。ということはクスノキの生長って思いの外早いということですか。しかしまぁええ味というかなんというか。あ、今日のここ、ホンマはえらい人の往来激しかったんですけどうまいこと撮れたもんやなぁ。
(於:堺市堺区) 大小路電停では自動改札がホームに臨時増設…あんなんあるんですな。
※関連記事:
『フェンスで分断され2本になった1本の木』 2016年5月 記
『エアコン室外機、木に取り込まれる。』 2015年11月 記
『軟体動物の様な象の鼻の様な木』 2015年11月 記
『根っことろける石垣の木』 2015年7月 記
『樹木に呑み込まれた記念碑』 2009年7月 記
| 固定リンク | 0
「植物」カテゴリの記事
- 梅の枝ぶり桜花と青空、玉串川ベリの昼下がり。(2023.03.28)
- 恩智川の洲にダッチアイリス花ひらく(2023.03.25)
- 柳緑花紅に空青、南天満に春。(2023.03.24)
- 十三峠の春、午後2時43分。(2023.03.18)
- 燃えるカイヅカイブキ(2023.03.17)
「泉州・堺」カテゴリの記事
- 昭和なプラ看板 287 ● デイリーブレッド 進々堂(2023.03.22)
- 巨大ヤシ支える添え木(2023.03.07)
- 勝手に植林ダメ公園(2022.09.15)
- 鬼瓦、トタン製。2(2022.05.01)
- さくら一本、鉢割り路面に根を下ろす図。(2022.04.01)
コメント
こういうとろけた写真を見ると、「ちびくろサンボ」の虎がグルグルグルグル回って回りすぎて溶けてバターになったというのを思い出してしまいます。
胃の具合が悪いときに、お薄2服ですか・・・ご苦労様でした。
投稿: 天王寺蕪 | 2016年10月19日 (水) 06時34分
そもそも木というものは、水分や養分を吸収するためと自らの図体を支えるために根っこを張っていると思うのですが、こうなると「念には念をいれ」というか、「死なばもろとも」というか…(玉垣の方が寿命は短いというのに)
巨木が多いクスノキも案外心配性なのかな。いや、それで長生きできるのか。
投稿: おばちゃん | 2016年10月19日 (水) 09時10分
●天王寺蕪さま
あぁ懐かしい…絵本を思い出しました。けど正味の話、どんな話やったかってのは… 当時からバタ臭い洋モンの童話とか苦手でして。
●おばちゃんさま
異物?があると、取り込みたくなる性分なんやろかと思いますね。長い年月かけて知らん間に取り込まれている…なんや自分のこととして考えたら、怖なってきました。
お二人ともコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年10月24日 (月) 11時13分