生駒山から高安山あたり、枯れ木が広がってるけど…
今年から“山の日”が制定されたということで、大阪平野の東、生駒山〜高安山のことをひとつ。
生駒山から高安山にかけて見ての通り結構な本数の木々が枯れてしもてます。昔から見慣れた大阪の山ですけど、こんな状態になってるのはどうにも見た記憶がありません。
「これはきっと中国からやっぱり悪い空気が入り込んでる証や」と思いつつもホンマかいなと…気になったら山登りしてチェックするのが筋ですけど、ま、安直にいつも通りネットであれこれ調べてみますと、この枯れ木は“ナラ”やということ。しかも今夏に始まったわけではなく、どうやら2年は前からこんな状態になっている様です。えぇ…そうか、自分としてはまだまだ河内モンやと思ってましたけど、すっかり他所もんになってるのかと思うと…は、どうでもよろしい。
で、調べていくと、“超猛毒きのこ【カエンタケ】各地で大量発生!”の記事が。さらに“最強毒キノコ・カエンダケが大発生?”の記事を見つけました。その記事を要約すると
- 里山の木を燃料として伐採しなくなった。
- その結果、カシノナガキクイムシが異常繁殖し、ナラが枯れる。
- 枯れたナラを好む超猛毒きのこ“カエンダケ”大量発生。
そうなんか…マツタケ不作だけやなくて、化石燃料が使われて便利になってる影で、こんなことも起こってるわけですか。まぁなんとなく新聞やニュースでは諸々の問題は知ってたつもりでしたが、こんな馴染みある光景に異変を見ると…深い問題やなと実感じます。ほなこれからはマキか炭の生活にしましょう…って、そんなカンタンな話でもないわけで。そう思うと化石燃料を使う前の生活ってのは、うまいこと循環してたんやなと改めて思います。で、どうしましょうか…まだまだ他人事と思ってる自分がいるなぁ。
今回の記事は田中淳夫氏のブログ“森林ジャーナリストの「思いつき」ブログ”を参考にさせて頂きました。興味ある方、ぜひお読みください。
(於:八尾市) ここらの景色はずっと変わらんな…と思てたけど、昔はそんな山の中の方には家やら建造物なかったんちゃうかな。
※参考記事:
『生駒山でナラ枯れ広がる』 森林ジャーナリストの「思いつき」ブログ
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コメント
化石燃料とナラ枯れは関係ないですょ
投稿: | 2016年8月23日 (火) 13時30分
●さま
そうですか。私はあると思います。お教え頂きましておおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年8月28日 (日) 09時51分