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2016年8月30日 (火)

恵我之荘駅からチロっと見える“翁千歳”の看板…

 羽曳野市某所での仕事、帰りは恵我之荘から近鉄電車。駅までバスあるもちゃんと調べてなかったので仕方なく○○タクシー呼びますれば、何かドライバーさん感じ悪すぎ。ええ歳して自分の感情のまま仕事して平気とは…よろしなぁ。こんなところで昭和を感じるとは…
Eganosho1 Eganosho2  で、行きしな「そうそうこれこれ」と見ていた看板がホームから見えます。これねぇ、当たり前ですけどずっとこのまんまなんです。山本龍造学生の頃から「おっ、懐かし…」と、こころにグッと来つつ大学に通ったあの頃からそのまんま。いやぁそれがまだある。ここを通過するたび愛でつつも、この駅で乗降することもなく今日に至って…はや30余年ですわ。
 じっくり見ます。何にも変わってませんわ。そらまぁ少しは変わってることかと思いますが、若き日の鶴瓶さんみたいな髪型で吊り革持ちつつ通学してた時見た車窓からの看板そのまま。こっちはすっかり変わったというのに…さすがエバーグリーンな琺瑯製ですわ。
 で、看板。“天下一品 キッコーマン”のそれは垢抜けしてドンと視覚に訴えかけてきてさすが世界のキッコーマンって感じ。ですが、私がずっと「こいつこいつ…」と思って見ていたのは、その下に位置するヤツです。
 “羽千”にしか見えんその看板こそが「…あぁ、まだあるわ」と安堵する看板。昔からの河内の一部の人にはわかるもまぁほぼ「はぁ?」でしょう。これ“翁千歳”と記された地酒の看板です。
 沿線は古市駅から西へ少し行ったところに“翁千歳”の醸造元オキナ酒造はありました。幼少の頃…あぁ、あかん。思い出として記すことが多すぎて。
 後に新ブランド“近つ飛鳥”を立ち上げて特定名称酒中心に製品をシフトして濃醇にして華やかなお酒で大阪の酒で一目置かれる存在となるも…あ、このくらいにしておきましょう。
 いずれカテゴリ“かつての大阪酒”の記事としてきっちり記したいと思います。書きたいことが多すぎる“オキナ酒造”のこと…あぁ、ここが廃業しはったのは近鉄バファローズ消滅の少し前の2003年のこと…はやいなぁ日々の流れって。

(於:羽曳野市) 翁千歳の廃業、そして長龍の本社移転で、我がにとっての地酒は…消滅した。

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コメント

こんばんは。
かつてあったオキナ酒造さん、思い出深いご様子で…無くなってしまったのは残念ですね。
当方、あまり日本酒の知識がなくお恥ずかしいのですが、先日、大阪市西成区で「翁千歳」の琺瑯看板を発見しました。
見つけたときに、ご報告せねばと思いました。すでにご存じでしたらご容赦ください。

投稿: tatsuya-zz | 2024年6月23日 (日) 23時01分

●tatsuya-zzさま
再訪嬉しく思います。
で、西成に“翁千歳”の琺瑯看板がありましたか。私は南河内と中河内でしか見たことがありませんので大阪市内にも販路があったんやなぁとちょっとびっくりです。
どの辺にあるんやろなぁ…と想像していずれ出会える日を待ちたいと思います。
しかしながらホンマ琺瑯看板を見かけん様になりましたねインチキレトロなお店以外では。古い建屋に琺瑯看板が外された跡を見るとさみしなるやら腹立たしいやら。
翁千歳のそれもずっとそこにあること願って。

これからもまた気楽にコメント頂ければ幸いに存じます。おおきにです。

投稿: 山本龍造 | 2024年6月25日 (火) 08時40分

お返事、どうもありがとうございます。
時々拝見させていただいております。人があまり気が付かない所に目が行く、お持ちの洞察力はなかなか真似ができないなあと感心しながら拝見しております。

”翁千歳”の看板ですが、商店ではなく個人の居宅ですので詳細は控えますが、南海電車、「〇〇茶屋」付近の線路沿い・・とだけお伝えいたします。高架の上を走る電車からたまたま発見しました。

盗難はとりあえず心配なさそうな高所に、”菊正宗”と並んであります。ただ、建物は結構古そうなので、解体の時期がいつ訪れるか・・そっちの方が心配です。

無事に出会えますように。
内容に不都合がございましたら、このコメントは削除してくださいませ。<(_ _)>

投稿: tatsuya-zz | 2024年6月27日 (木) 23時18分

間違えました。並んで有るのは”菊正宗”ではなくて、”黄桜”です。
すみません。

投稿: tatsuya-zz | 2024年6月28日 (金) 22時00分

●tatsuya-zzさま
これはこれはご丁寧に詳しめの情報を有り難うございます。
サクッとストリートビューで探してみましたけど見つけられませんでした。
ま、きっとそのうち「あっ!」って時がくるかと思うので楽しみにしておきます。
余談ですが昨日、堺で“菊千歳”の琺瑯看板と出会しました。その酒屋さんには“都菊”のプラ看板も。
共に堺由来の銘柄にして現存しないのが寂しいところ。そのうち記事化しますのでまたよかったら見たってください。

コメントおおきにです。

投稿: 山本龍造 | 2024年6月28日 (金) 23時14分

山本様。度々ありがとうございます。
正午には日が良く当たりそうで、すぐ傍にコンビニが…あ、これ以上はやめておきますね。失礼しました。
”菊千歳”の記事、楽しみにして待っております。もちろん、他の記事もです。_(._.)_

投稿: tatsuya-zz | 2024年6月29日 (土) 22時46分

●tatsuya-zzさま
「これはええ情報やわぁ」と行ってきましたら「あったあった!」…って、ストリートビューでの旅ですけどもね。
鉄道に面していない奥ゆかしさがよろしいですなぁ。
確かに建屋の状態を思うとずっとあるとも思えませんね。改修されたとしても看板は撤去されてしまいそうで。
縁があったら写真に収めさせてもらいます。
“菊千歳”ネタは“翁千歳”と絡めてと思っているのでちょっと時間あるときにと記事にしよと思っています。

追加情報おおきにでしたっ!

投稿: 山本龍造 | 2024年6月30日 (日) 09時55分

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