瓦三枚で壁に渦巻く
ブロック塀の穴が、ええ感じ。
通気口か排水口か、ある民家の塀にいくつかこの様に穴が開いているんですが、何とも言えん味があるなぁと思いまして。
近寄ってよく見ますとこれ、丸い瓦(風切丸と言うらしい)3枚で構成されています。3枚の同じ形のものをちょっとずらして配すことで渦巻いている様に見えて…いやぁよろしいなぁ、よう考えてはりますなぁ。こう配することでグルグルと動きが生じてます。
その質感からすると別に建て替えの際に生じた旧家屋のそれをメモリアルとしての再利用風情でないところもまたええなと思う要素です。平成の今も、遊び心ある職人さんは健在やねんなと、ちょっと嬉しいなりました。
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コメント
さすがに奈良は雅ですな!
その位置からして水抜きでしょうね。
笠木瓦と同じモンで渦巻き状に装飾、ナイスですわ。
パッと見、最初は家紋(巴紋)かと…
投稿: 難波のやっちゃん | 2016年5月10日 (火) 08時14分
風切丸、なんていい響き。
もしかしたら
家紋の三つ巴を意味しているのかも。
って、くもの巣張ってますけど…
下の石垣もいい風情。
投稿: mita | 2016年5月10日 (火) 09時51分
あれ?何かに似てる…
渦巻きにも、アルファベットの小文字の“a”にも、開きかけの花のつぼみにも似てますが、近鉄の社章に似てますよね。奈良だけに?
ただのまん丸い穴と違い、なんて想像が広がるんでしょう!
投稿: おばちゃん | 2016年5月10日 (火) 13時38分
私も手裏剣を想像しました。
案外、こっから飛んでくるのかもしれませんよ。これが意外と・・・って訳ないですね、ははは。
投稿: 天王寺蕪 | 2016年5月11日 (水) 23時27分
●難波のやっちゃんさま
まぁおっしゃる通り水抜き穴でしょう。これが塩ビパイプやったらと思うと…ね。確かに奈良は雅です。
●mitaさま
確かに家紋を兼ねてる雰囲気もありますな。そうあってほしいもんです。
●おばちゃんさま
あ、近鉄の社章…これですな、きっと。近鉄関係者のお宅と理解しました…知りませんけど。
●天王寺蕪さま
手裏剣…お〜それはちょっとコワイかも。ますます回ってる状態を空想してしまいますわ。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年5月13日 (金) 10時32分