で、大茶盛へ。
西大寺での所用というのは、これ。
はい、大茶盛。時折テレビで見かけるあれですわ。あれに社中の遠足で参加させてもらいました。
「あれっ?、先日ニュースでやってたけど…」と思ってましたら30名以上の団体で申し込むと、一服頂けるとのことでセンセがお膳立てしてくれはった訳で…何も知らんで参加だけして、アカン社中ですわ、ほんま。
写真の様にお茶碗は当然のことながら、釜から水指から茶杓、柄杓、茶器、茶筌に至るまですべてがビッグサイズ。茶巾も然りでその様子が…まるで雑巾。そらまぁそうでっしゃろと思いつつあんまり直視せんときました。
そんなことあれこれ思てるうちにお茶が運ばれてきました。
で、茶碗のビジュアルからして「これはひとりでは飲めんで」とばかり周りの人わぁわぁ言いながら助けてお茶をいただく訳ですけど、これがね、案外“余計なお世話”なんですよねじつは。意外と軽い上に、皆に手伝うてもらうとチカラ加減がよくわからん状態になってかえって飲みづらい状況におちいる訳ですわ。茶碗の重さよりも口の横から溢れることの方が難儀なわけで…と、わかったとて、ひとが飲んではるのを知らん顔する訳にもいかんから、何となくみんな手伝ってる様に振舞っていたのかもしれませんな。さっすが、お茶習ってはるお方ばっかりやことですわ…とかなんとか。
大茶盛式のこと自体は西大寺HPのここを読んで頂くとしてこんな催し(?)、テレビの向こうの話やと思い込んでましたけど、この様に体験させてもらえて…やっぱりええ先生やなぁとしみじみ。習い事はセンセ次第なんやろなぁと改めて思いました。あぁ感謝感謝。
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コメント
わあ、行かはったんですね。
いっぺん体験してみたいなあと思ってるんです、これ。
ほんまですねえ、釜から水差しから何もかも大きいサイズで・・・ガリバーみたいですね。そうか、お茶碗、案外軽いんですね。でも、私もとりあえず、手出してしまう派かなあ。
そうそう、習い事って、ほんま、先生によりますよね。どんな習い事でもそうやと思います。ええ先生に当たったら、それこそ一生もんでお付き合いさせて頂けますよね。
投稿: 天王寺蕪 | 2016年5月11日 (水) 23時26分
あ、ニュースではいつも見ますが、団体で申し込めば経験できるんですね、これ。
ただ、サイズ感の違いを楽しむのが好きな私も、茶巾の大きいのはちょっと…なんでかな、ダメな気がする…
投稿: おばちゃん | 2016年5月12日 (木) 10時04分
●天王寺蕪さま
やっぱりね、手伝うてるポーズでもせんと「何や知らん顔か」って雰囲気になるもんなんですよ。まぁそれでええんかもしれません。
センセがお元気なうちに、あれこれ参加させてもろとこと思てます。
●おばちゃんさま
私も全然団体やと経験させてもらえるとは思いもしてませんでした。
何もかもでかい道具…どうせならごっつい和尚さんに点ててほしかった気もします。
お二人ともコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年5月13日 (金) 10時36分