空き家ながら、ええ感じ。
空き家の割には…なんとも言えん風情があります。
東淡路の未舗装道に面してちょっと昔ながらな風情の家が数軒集まっている一角がありました。そこに住む人ももちろんいてはりますけど、更地になったり空き家になったりしている物件もあって、その、いかにも昭和な、夜鳴きそばのチャルメラが似合いそうな雰囲気が…よろしいなぁって感じ。
その中の一軒がここ。元々持っている風合いがより象徴的になった様に見え、痛々しいというよりむしろ何ともホッとさせる雰囲気が漂っていました。“ここが大阪?”な感じもありますね。
門の引き戸にある張り紙には“猫を捨てないで下さい 見られてますよ”のコトバ。あぁ、なるほど。確かに空き家は猫の巣窟になりますわ。数年前まで野良猫の悪事に悩まされていたんですけど、近くの空家群がなくなってから、町のネコ密度が激減しましたしね。ま、やっぱりなんぼええ感じやと言っても、ひと住んで生活の匂いがしてナンボのもんですな。
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コメント
門構え・塀・植栽、特に門燈が宜しな!
蔵付きの瀟洒な一軒家に見えますが、長屋の一角。
さぞ粋なお方がお住まいだった様で、立ち退きか?
♪粋な黒塀 見越しの松に 仇な姿の 洗い髪…
引き戸開ければ、今にもお富さんが出てきそうな。
いやさ、お富。久しぶりだなぁ…そう云うお前は?
昭和の半ば迄は結構こんな貸家が多かったような、
ここは玄冶店か…与話情浮名横櫛より。
投稿: 難波のやっちゃん | 2016年3月31日 (木) 14時40分
もったいない、粋で渋いお宅なのにね。
絡む蔦・蔓、地上の「ラピュタ」
投稿: mita | 2016年4月 1日 (金) 11時18分
こういう風情のある空き家を見ると、勿論手元の資金は全くありませんが「こういうお宅を買い取って、住んでみたいな」と思うことがあります。
あかんのかなあ・・・(いや、私の懐事情はともかくとして)
投稿: 天王寺蕪 | 2016年4月 4日 (月) 22時28分
●難波のやっちゃんさま
立ち退きって感じでもなかったんですが、このあたりはこの様な風情の家がいくつかあって、でも更地になってるところもあってって感じでした。やっぱり…立ち退きなんかもしれません。
●mitaさま
もったいないでしょ。何とかならんのかなぁと。しかしまぁこないに地震があちこちで起こると、風情もへっちゃくれも言ってられん気になってきました。風情より頑丈さを選ぶ気持ちが、わかる気がします。
●天王寺蕪さま
この手のお宅の維持費用ってそらもうやっぱり補修やなんやでかなりかかるのも現実。なかなか残って行かんのも仕方ないことなんかと思いつつ…やっぱり残念。ぜひ住んでくださいね。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年4月26日 (火) 07時35分