切り株から完全復活の木
尼崎某所で仕事。大物駅を降りて…しかしながらダイモツってなんかすごい地名。“オオモノ”と読んでも…てなこと思いながら線路沿いに歩きますれば…おぉ、頑張ってる。
等間隔に並ぶ街路樹のうち一本ちょっと若木やなと思いつつ根元見ますればご覧の通り。まだ細めとは言えもう完全復活してまっせ。
たいがい切り株からはちょろちょろっと若芽が出る程度のことがほとんどですけど、これはその比ではありません。伐られてしもたことに恨み事言わんと「はい、次行ってみよ!」ってな潔さが感じられますわ。駅名にこじつけるまでもなく大物ですな、こいつは。
ストリートビューでチェックしますればどうやら2012年頃に伐られてしもたみたいですから、もう4年。青々と葉をつける状況も写ってましたからもう大丈夫でしょう。
(於:兵庫県尼崎市) 2015年時はV字の枝やったみたいで…相変わらず酷な状況であることには変わりなさそげ。
※関連記事:
『幹腐って伐られても生き抜く。』 2013年6月 記
『幹完全に腐るも新芽を出す老木』 2015年5月記
『ばっさり斬られるも、知らん顔して復活を遂げる木。』 2015年10月 記
『巨木伐られてキノコ風』 2015年10月 記
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コメント
さすが能楽「船弁慶」ゆかりの地、大物。
兄に疎まれた義経が神崎川を下り大物浦から船出する。
廃川緑地・緑道となった今も脈々と“ど根性”が受け継がれてますね(吃驚)。
学生時代、草野球したり大型バイク教習に通ったり懐かしい場所です。
先日は“あさが来た”つながりでユニチカ記念館へ行ってきましたよ(笑い)。
ここは古代から中世にかけて材木の集散地…取引された巨材を「大物」と云ったとか…
投稿: 難波のやっちゃん | 2016年3月29日 (火) 08時41分
あっ!
私、大学生の時、卒業する先輩のためにわざわざ大物まで行って、阪神大物駅の切符を買ってきて「大物になって下さい!」と渡した覚えがあります。
神戸出身の先輩だけは「おおっ、だいもつやん!」と言っていましたが他の先輩は読めず(笑)
阪神電鉄、近鉄とタッグを組んで「学園前」から「大物」行きの切符とかで商売してはいかが?
(今どきそんなん流行らんか…大物駅、実はわりとしょぼいし(笑))
しかし街路樹の剪定って、はたから見ると「そこまでやらんでも…」って言うのがけっこうありますよね。
投稿: おばちゃん | 2016年3月29日 (火) 10時07分
●難波のやっちゃんさま
そういう歴史ある場所やったんですね。なんでも知ってはって助かります。この木もまだ小ぶりですけど、精神力は大物ですね。
●おばちゃんさま
“「学園前」から「大物」行きの切符”
これはええんちゃいますか。きっとまだ誰も気づいてないでしょ。売り込みに行かはったらどないです。話題になると思いまっせ、うん。
お二人ともコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年4月26日 (火) 07時27分