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2016年3月21日 (月)

業界団体の会館 83 ◆ 大阪木材会館

 見るからにそれっぽい建物やというのに、全然知りませんでした。
Omk3 Omk4 Omk1 Omk2 Omk5  新国立競技場の諸々で最近話題(?)の木造っぽいたてものが長堀通りに面したところにありました。もちろん何度も前をクルマで走っていますけど、こんな建物前からあったかなぁと思いますれば、昔は普通のビルやったものを2011年、この様な外装を施したということの様です。
 きっと見ていかにもってことでのことというのもあるでしょうが、ヒートアイランド現象を少しでも緩和されればとのことでの施工の様で、積層張り・縦ルーバー・無双張り・鎧張り・横ルーバー・木口張りと6つの方法で成り立っているとのことです。あ、もちろん実際に効果が実証されているということで、見事な広告塔兼会館となっています。
 てなわけでここは読んで見ての通り木材業者の集まりの大阪府木材連合会の会館です。「そうか…しかし何でここにあって“材木町”にないんかなぁと思いますれば近くに“大阪木材市売市場発祥の地”なる碑が。なるほど、そういうことか…と思いつつそう言えば…“木材”と“材木”、同じ様で違いますわ。その違いは前者が原木に近い状態のことで後者が加工された木のこととか。あ、なるほど。今は埋め立てられた長堀経由で木材をここらへ集めてさばいていたということなんでしょう。それから同じ様な名称の“大阪木材仲買会館”というのもあるそうですが、こっちもいかにもな建物の様で…ま、そのうち出会うことでしょう。

(於:西区) ちょっとハリボテ感が…って気もする。

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コメント

 長堀から道頓堀湊町にかけては嘗て水運利用の貯木場や木材搬入の木塲として栄え、今も堀江には家具問屋街が残ってますナ…

で木材会館、何の変哲もない普通のビルを上手く壁面緑化ならぬ木化し、スギ・ヒノキで外装することで表面温度をコンクリートに比べ最大7度下げたとか、最近マンションリフォームでもベランダを木に変える試みがされてますネ。

一方、木材仲買会館は国内初の耐火木造オフィスビル…構造材には強度の高いカラマツを使った三層構造の集成材で、竹中“燃エンウッド”ちゅうらしい(笑い)。
以前見学に行きました…


投稿: 難波のやっちゃん | 2016年3月22日 (火) 16時29分

私も知りませんでした。
今度、見に行ってみます。

そうなんや、この外壁だけで7度も下がるんですね、それはちょっとびっくりぽんですなあ。

投稿: 天王寺蕪 | 2016年3月28日 (月) 06時51分

●難波のやっちゃんさま
あぁなるほど、家具の街もこのへんにあるのはそういうことなんですね。納得です。
温度下げる対策…本気で取り組むべきことやと思います。

●天王寺蕪さま
7度って…大きいですよね。これはもっと普及したらええと思います。景観もよくなる…って、ガラス張りとかはそうやないですけど。

お二人ともコメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2016年4月18日 (月) 15時45分

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