木箱に“ルービンリキ”
大和郡山のやなぎまち商店街にある酒屋さんの軒先は、カラのP箱がぎっしり。その上部を覗きますとそこには木箱が。よく見たら…かなりの年代モン。
見やすく少し加工しましたけど、それでもわかりにくいですかね? これ“ルービンリキ”と記されています。
いや、もちろん“キリンビール”のことですけど右から左に記されているって…いったいいつの時代のモンなんでしょうかね。
見た感じ、近年ここに置かれたというより、ずっとこの軒下で過ごしてきた様ですけど…と思いつつストリートビューで確認しましたら2013年にはここには置かれていない様です。
ちょっと残念に思うも…そらそうですわな。いやあまりにここに溶け込んでいたもんで。
しかし何です。缶ビールもない時代にこの箱にどうビールを詰めて出荷していたんでしょう。大瓶が5本入るか入らんかって感じでしたが。ま、ビールがかなりの高級品やった時代でしたら、その程度の仕入れで充分やったんかもしれませんけどね。
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コメント
時々年代モンの立派な扁額が古い酒屋さんの店頭に架かっているのを見掛けますが…お酒の銘柄が入ってる物が多く酒造会社から開店や改装に際し贈られたんでしょうネ。
城下町大和郡山には戦前から三つの遊郭があったとか、町の経済も花街に依存していた頃の麦酒木箱なんでしょうか…
11月に“はならぁと2015”で散策していたら、柳町商店街で猫の飾り窓に遭遇しましたヨ。
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年12月21日 (月) 08時33分
これは、かなり年代物ですねえ。
私が子どもの頃はやった、ジュースのケースなんかが、時々古い酒屋さんのケース置き場の堆積層の下の方にあって「わあ、懐かしなあ。このジュース、どこにいったんやろう?」とか思い出しながら見るのが好きなんですが。
町の酒屋さんが元気なのは、良いですね。
投稿: 天王寺蕪 | 2015年12月24日 (木) 07時14分
●難波のやっちゃんさま
遊郭に花街…いま実態はどうなってるんでしょう。そんな世界全然知らん世代のモンには、いまだ「?」です。
●天王寺蕪さま
そうそう私もそんなこと思って見とります。先日はプラ箱でしたがチェリオの瓶が何十本と積んであって「…」と思いました。
お二人ともコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2016年1月 9日 (土) 18時07分