ソース 51 ▲ ワンダフルソース
先の記事にも書きましたが近年はチェーン店のスーパーでも地元のレアもんが商品棚に並ぶ様になり、あれこれ手軽に買える様になりました。以前は酒屋や乾物屋の店の奥をそっと覗いてリサーチしたもんですが、そもそもそういう個人経営のお店がもう壊滅状態で…何かしんどくなってきますわ。
てなわけで今回は近所のスーパーで買った尼崎では知られた存在と思われます“ワンダフルソース”をいつも通り、焼きそばにして味わってみました。
まずはレッテルを。“WANDAFURU”のローマ字がまず、ズンとこころに響きます。真ん中上部にはクリちゃん似の坊やが手を振っています…って見比べますと、そないに似てませんかね。色合いは黄色ベースに黒…そうか、この色合いが縁となったのでしょうかこのソース、甲子園球場の焼きそばに使われているそうです。
次にソース自体を。色目はごく普通のウスター同様です。香味は…そうですねぇ、どういうか、割とシンプルというかドライというか、深いというよりあっさりした味わいです。酸味とスパイスは効いていてシャープな味わい…改めてレッテルの原材料名を見ますと、野菜・果実は“たまねぎ”だけ。これは珍しい。調べますればこのたまねぎは淡路島産とか。「兵庫県のソースやし、淡路島のたまねぎだけでええんや」といった潔さ、心意気を感じますなぁ。それを思うと生協の10種の野菜・果実ソースは…ってそれはそれでええんです。
さ、いよいよ焼きそばにして味わってみましょう。色合いは若干薄め、そしてお味は…うん、ソース単体で味わった印象のままです。素朴なその味わいは具はさることながら、麺自体の味わいまでもちゃんと残しています。「これが甲子園の味なんか」とか思いましたが、そらもう全然もっと美味しいことなんでしょう。私は食べたことがないのでわかりませんけど。
最近は各種味のエキスを配合して「どやっ!」な味のソースが重宝がられるきらいがありますが、こういうシンプルなソースもまたよろし。ずっと変わらん味わいで尼っ子の舌を満足させる存在であり続けてほしいもんです。もちろん、レッテルもWANDAFURUの表記もそのままで、ね。
名称:ウスターソース 原材料名:野菜・果実(たまねぎ)、りんご酸、糖類(砂糖、ブドウ糖果糖液糖)、食塩、香辛料、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、 甘味料(甘草) 製造者:ハリマ食品株式会社 兵庫県尼崎市食満2丁目12-15
食満…なんと食品会社にふさわしい地名やこと。これで“ケマ”と読むんか。
※:ワンダフルソースの詳しいことはあんにん倶楽部さんの“ハリマ食品株式会社代表取締役に聞く-ソース作り-”へ。
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コメント
おおっ、食べて満足とは…♪ス・ワンダフルや!
タイガースが優勝した昭和39年の創業、甲子園名物焼きそばはトンカツとウスターを7:3で混ぜるとか…
で、今はスーパーで売ってまんのか?…西宮に住んでる時は武庫川渡って尼の中央商店街まで買いに行ってました。
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年10月24日 (土) 08時12分
よし、見つけたら買ってみよう。
球場やサッカースタジアムで売ってる焼きそばって、なんか、雰囲気で美味しく感じますよね。ちょっとしか豚肉が入ってなくても、許してしまえるというか・・・。今は、甲子園でもいろんなお弁当やらなんやらを売っているとか。
投稿: 天王寺蕪 | 2015年10月25日 (日) 08時02分