ど根性セイタカアワダチソウ
春頃から何となく気になってんですけど、よく見て考えたら…これ、頑張ってまっせかなり。
ま、見ての通りですわ。こんなタイルとセメントで固められたところに…これ、どうやってタネが入ったんでしょう。地下茎での繁殖もするらしいですけど、そんな原っぱが隣接しているわけでもありません。
こんな状況ですから、いつ見ても何となく水気がないというか何というか枯れた感じ。やというのになんや知らんうちにグングン生長してお子の背丈をはるかに超えて大人並みになってますわ。
しかし何ですわ、この状況に一本だけというその孤高さもまたたまりませんなぁ。妙に詫びて悟りきったその姿、まるで茶人か高僧か…ってなんのこっちゃ。
よくここまで育ったもんです。ここの人たちもよくぞ抜かんとほっといてくれはったもんです。何人かは密かにそのガンバリを愛でてはることでしょうな、きっと。
(於:中央区) お子には近年流行りの“虫歯ポーズ”をしてもらいました。
※続編:『“ど根性セイタカアワダチソウ”に花が咲く』 2015年10月25日 記
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コメント
小さいヒトの気持ちをよく理解する高見ノッポさん、もう80歳を越えられたんですネ。
キク科アキノキリンソウ属セイタカアワダチソウも当初は切り花用の草花として導入されたとか…あまりにも性質が丈夫で乾燥する処や日が当たり難い所でも良く生えます。
花粉症などアレルギー疾患の原因とされ、悪玉の代表とも云われる雑草ですが、最近ではそれを使った入浴剤がアトピーを改善できる凄い効能があるとも?
あひる口、“虫歯ポーズ”の次はハムハムポーズらしいでっせ(笑)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年9月25日 (金) 08時40分
「いやん、風が」
「大丈夫、守ってあげるから」
よりそってますね~ふふふ!
投稿: mita | 2015年9月25日 (金) 09時36分
やっちゃん様、「ハムハムポーズ」ってどんなんか思わず検索してしまいました(笑)
その縦横無尽な博識っぷり、いつもながら楽しませていただいています。
ところで、mitaさまのおっしゃるとおり、うまい具合にパイプに守られていますね。
パイプに届きそうで届かない頃は、風が吹いたらフラフラしてたやろな…とか、自分でうまいこと入り込んだのか、誰かが入れてやったのか…とか。
昔は空き地にかたまって生えているイメージだったので、こんな孤高の姿には想像が広がりますね。
投稿: おばちゃん | 2015年9月28日 (月) 11時56分
●難波のやっちゃんさま
これって勝手に入ってきたんかと思いますればそやないってことで私もへぇと思いました。
で、スギ花粉が言われる前にはこれの花粉が悪もん扱いされてましたけど、無関係ってのもなんとも気の毒な話で。そんなヤツが頑張って…えらいですわ。
で、何々?ハムハムポーズ? いやいや、その次は“サムポーズ”ですって。ま、ラジオの聞きかじりですけどね。そんなことでも知っとかんと具合悪いなぁと思いました。
●mitaさま
また擬人化してからに…ってよろしいなぁそんな解釈。いつも独特ですな。
●おばちゃんさま
ネット洋は雑学の宝庫、サムポーズもぜひ検索を。
いやホンマほんま、自らこのガス管に守られるべく向こうにいったのか、ここの人がそう仕向けたのかが気になるところですわ。
で、確かにセイタカアワダチソウと言えば空き地にぎっしり、しかもススキと張り合ってる図が普通と思ってましたから、こういう孤高の存在ってのは…たまらんしびれますわ。余談ですがいち時期勢力争いに負けていたススキがここ10数年前より盛り返して勢力拡大に転じているそうですね。そうなると…どっちも頑張れってまぁ、勝手な話やこと。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2015年9月29日 (火) 19時02分