やっぱりこれは“石臼”でした。
遠目に防火水槽、近寄ると「あ、あれか」。
道のねきにパイロンに守られ立派なヤツデが一本。頑丈な石製の丸い鉢(?)に植えられてちょっと過保護すぎ…
というシチュエーションはともかく、前々から多分「石臼やろ」と思うもほんの少し「ひょっとしたら防火水槽か手水鉢かなぁ」と思う物件がこれ。まぁ今回もヤツデがええなぁと撮っておりましたら、側面に何か記されてます。
なかなか見にくい場所でしたが近寄って見てみますれば左から“大 阪 前田式精米機(?) 東雲町停○○ ”と刻まれています。精米機かそうか、やっぱりこれは“石臼”で間違いなしってことでしょう。以前の記事(防火水槽 44 ■ 城東区今福南2)の頃よりのモヤモヤが、スカッと晴れました。
この臼使って精米していた時代って、どれくらい前なんでしょうかね。前田式を謳うこの会社は今も精米機メーカーとして歩んではるんでしょうか。ここにある“大阪 東雲町”は今の“中央区玉造2”のあたり。そこに今、“前田(株)”という社がある様ですが、ストラップなどを手がける会社。業転され今に至る様に思われますね。
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コメント
前田式精米麦機
東雲町停留所東
かなぁ
山にカタカナの「マ」のマークがなんか不思議…ヤママ?
投稿: おばちゃん | 2015年9月12日 (土) 13時43分
タコ飯&明石焼き食べて来ましたデ(笑)。
此の石臼だけはヨウ視付けなんだ(当たり前か)。
先日天下茶屋で、両側に丸型の水槽を従えて角型の防火水槽そして端にはコンクリ製ゴミ箱とオールスター並みの物件に遭遇しました(驚き)。
丸型の水槽は此の石臼と同じく肉厚で、多分石臼だったんでしょう。
レトロアパートですがもう人は住んで無く、間もなく解体・更地になりそうな雰囲気でした(汗)。
今日はJR明石駅から歩き出し、丸型防火水槽・貝塚伊吹通りそしてイボコロリを視察した後、海岸沿いを山陽舞子公園まで歩いた…チト疲れましたワ(笑)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年9月12日 (土) 17時30分
精米麦機かあ・・・・
昔は、それだけ麦をお店で精麦(って言うんですかね?)することが多かったんでしょうか?てか、精麦って言葉初めて知りました。製粉は聞きますが。
親戚の農家のおじさんが、コイン精米機は便利だけど、稲刈りの時期になったら意外と混むんだよ~と話してました。なので、親戚におすそ分けする分だけいい機械をつかって、きれいに精米して、自家用は家の精米機でやってるよと話していました。
投稿: 天王寺蕪 | 2015年9月14日 (月) 06時51分
●おばちゃんさま
そうそう、確かに“麦”や“留”らしき文字も見えますね。ヤママ…なかなかかわいいマークです。
●難波のやっちゃんさま
行ってきはりましたか明石まで。で、ええもん食べてきはったみたいでなにより。私は個人的に“焼きそばと中華そば”を商いしてはる食堂に行ってみたかったのですが。
行きはるとのことで慌ててこの記事書きましたがもう遅かった様で…また今度検証よろしくお願い…って遠すぎますね。
●天王寺蕪さま
昔はもっと麦を食する習慣があったのやないかと思いますね。お米がふんだんに採れなかった時代は…ってまぁ、我々が育った頃にはすでに減反減反と言われていたので、お米が貴重やというのは全然リアリティないんですけども。
コイン精米機と家庭用のそれとの違いは…何なんでしょ?糠が白米に混ざる率の違いなんでしょうかね。最近の白米は、無洗米ではなくても糠が減ったなぁと感じます。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2015年9月24日 (木) 18時04分