'60年代風液体石鹸の容器、“SARAYA ”の“SA”だけ…
用足しに御手洗入りますれば洗面台に…あっ懐かしいもんが。
あったあった。かつては割りかし公衆便所の手洗いにはこれがあるのが普通でしたなぁ。まぁよく見かけたのは半透明の軟質プラスチック製のヤツでしたが、それより以前のものはガラスか硬質プラ製の透明でごついヤツでしたわ。見た目にも宝石っぽい(ちょっと言い過ぎ)のが…たまりませんなぁ。何か'60年代っぽいって感じ。
でね、このミドリの液体石鹸と言えば思い出すことがあって。学生時分のある夏の日、梅田のどこかの御手洗でこれ見つけ、「これでスッキリやと」汗まみれの顔をこの石鹸で洗ったら…そのね、強烈な芳香が顔一面に広がってナンボ水洗いしても取れんで…顔から御手洗のニオイを撒き散らしながらその後みんなと合流…って恥ずかしかったなぁ。皆さんもこれで顔洗ったらあきませんで。
とかまぁあれこれ懐かしなぁと思ってそのフタ見ますれば、そこに“ S A R A Y A ”の文字。あの“ヤシノミ洗剤”のサラヤ…はどうでもよくて何か“ S A ”と“ R A Y A”の字体が違てまっせ。“ S A ”だけ後付けな感じ…うまいこと全ての字が金型で出んかったんでしょう。こんな修正で製品化して許された時代もあったんですなぁ。ちょっとびっくり。
立ち寄ったほんの少しの時間であれこれタイムスリップできて…やっぱりここならではです。ここがなくなるということは、こんなもんもなくなるということなんですね。
ここは、そう宝塚ホテル。移転時期は未定ということですが、この建物が消滅するのは確かなことの様です。しかし惜しいですなぁ。シャボネット石鹸液を見てますますその思いを強くしました…とか何とか。
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コメント
SALAならカネボウ化粧品、ARAYAは自転車ですが…
宝塚ホテルさすが90年の歴史!よく磨き込まれてSAが消えかかってますなぁ(笑)。
で、SARAYAのヤシノミ洗剤で顔洗ったんでっか(爆)。
別状おまへん!…何しろコーポレート・スローガンが「いのちをつなぐ」でっさかいに(汗)。
ARAって云うネクタイメーカー、未だあるんやろか?
皆んなネクタイせんもんなぁ、今は…
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年9月15日 (火) 08時49分
えええ?あの緑の液体せっけんで、顔を洗ったことがあるんですね。なかなか・・・それは、どうも・・・
最近、下にぱっと手を入れると、泡がもさもさ~っと出てくるタイプのがありますよね。「泡ぐらい、自分でたてんかい!」と突っ込みを入れながら使っていますが(笑)
本当に勿体ないです。
この空間、この雰囲気を壊してしまうのは。なんちゃってな教会もどきの結婚式場を作るんやったら、こういうのを残しておいた方が、よっぽどいいのにねえ・・・
今のうちに、せーだい行って雰囲気を焼き付けときます。
投稿: 天王寺蕪 | 2015年9月15日 (火) 21時56分
●難波のやっちゃんさま
そうか、磨きすぎて字消えて刻印で復活させて…なわけないでしょうな。
で、ヤシノミ洗剤で顔洗うたのとちゃいますよーシャボネットでです。
ヤシノミ洗剤も一時期叩かれましたね、森林破壊やらで。どんなことでの何か言う団体があるもんです。はっ
●天王寺蕪さま
あるんですよ…それが。何せね、夏季の汗ばんだ顔面がもう嫌で嫌で気持ち悪くて昔も今も。数少ない趣味のひとつが“顔洗い”ですからね。
あっちで建て替えこっちで建て替え…なんだかね。いま建てている物件も、半世紀もすれば風情ある建物に昇華するんでしょうか? なんとなくそうはならん気がするんですが。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2015年9月24日 (木) 18時33分