牛乳箱の余生 -- 植木鉢として
西成区某所で仕事を終え、外に出ますれば…雨本降りか。帰りはバスにしよかと信号待ち。歩道上の植木鉢での緑化が整然と並べられていて、なかなかええ味出してます。
雨に濡れてしっとりとした鉢植えの数々…よろしいなぁとよく見たら…あ、小さい方の鉢は…へぇ。
見ての通り牛乳箱。しかも全部明治牛乳のです。西と北に向けて並べられた明治の牛乳箱その数、全14個…そうか、こういう余生がありましたか。
木製のそれではないのがちと残念ではありますが、紺色に赤い旭日マークがそれなりにええ味出しています。横に記された牛乳店は北加賀屋に今も健在の様子。明治のマークも箱の色も変わって不要になったしと、放出しはったもんがこの様な形で余生を送ってるってことでしょうか。
しかしながら全部マークのある面をこちらに向けて置いてあるというのもなかなかおもしろいもんです。ここの御宅の方のキッチリせんと気が済まんのであろうその気質がじつに心地よい、そんな一角でした。
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コメント
いいですね!
生活全般、こざっぱりしておられるのでしょう。
大きいのはたぶん椿、
小さいのは、万年青、羊歯やカタバミのあしらい。、
植物のお好みも古き良き日本人!
投稿: mita | 2015年9月 4日 (金) 09時19分
ものすごい、きっちりした方なんですね。
友人が、廃業したお店の備品をもらうのは意外と便利だよと話してました。彼女は雑貨屋さんをやってるんですが、廃業したお店のこの様なものは、同じ規格で同じマークが入っていて纏まった数のものが揃うため、使い勝手がいいそうです。きっと、このお宅の方も、同じ理由で入らなくなった箱をもらわれたのかも知れませんね。
投稿: 天王寺蕪 | 2015年9月 5日 (土) 00時42分
●mitaさま
“こざっぱり”…うんうん、そんな感じを想像しますね。
で“羊歯”でシダ…知りませんでした。確かに万年青と羊歯に混じってカタバミも。よぉ見てはりますわ、いつも。
●天王寺蕪さま
“きっちり”…まさしくそうなんでしょうね。
で、この牛乳箱に似て非なるものが、ビールケースやらP箱ですね。譲り受けられたのもと、勝手に転用してるのと…そういうケースを見る度になんや本来の目的に使用されてなくて「…つらいやろなぁ」と思って見てしまいます。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2015年9月 7日 (月) 16時53分