三ノ宮駅の、すすけた赤い“筺”。
東海道本線は三ノ宮駅のホーム、鋲付きの屋根もえかげん年代モンですが、その柱に取り付けられて箱がまた、たまらん時代がかってまっせ。
滅多に使わんもんでしょうからずっとまんまなんでしょうが、こんな昔ながらな箱の中にちゃんと今日的なグッズが入ってるんかなぁ…って感じ。
とまぁそれはそれとして、この“非常用器具筺”の“筺”、一瞬「あぁ…ハコと読むんやろなぁ」程度にしか認識できませんで…普段目にせん漢字ですからね…と言い訳しときます。
もちろん“筺”は“ハコ”なんですが、何で“箱”やないんでしょうかね。
ま、狭義には“筺”は“竹製の目の細かい籠”の意味があるものの、“箱・函・筥・匣・筐”みんな“ハコ”なんでしょうかね。そうそう、なぜか“かよいばこ”に使う“ハコ”は“通函”の“函”ですなぁ。あ、ついでに“あじつけのり”の“つけ”は“付”に“⻖”が付いて、“附”の“味附海苔”…あれも何ででしょう。
ま、そんなこと思いつつホームから三宮の街並み見ますとこっちはそらもうこっちは今日的な光景ですわ。同じ位置に居ながらにして時間旅行ができて…いいなぁ、やっぱり“国鉄”って歴史が残るなぁJRって。
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コメント
昔、花登筐(コバコ)って云うスター脚本家がいました。
崑ちゃんの“番頭はんと丁稚どん”、“細うで繁盛記”・“どてらい男”・“あかんたれ”など大阪商人を主人公にした商魂・根性物他超売れっ子作家でしたネ…
さて此の国鉄時代から残る“非常用器具筐”って何ですか?…非常用通信器なのか、ドアカットなのか…線路筺体(きょうたい)なんて用語もありますが、鉄道では普通に使う言葉なのでしょうか…鉄っちゃん教えて!
隣接する阪急三宮駅は壊滅的被害を受けてますが、JR三ノ宮駅は脱線したものの、通信設備は大丈夫だったのでしょうか…筐は“かたみ”とも読むとか…当に震災遺産ですワ。
最初の妻は武智鉄二の義妹、二度目の結婚が元宝塚由美あづささんと、最後の奥さんは女優の星由里子さん、モテモテのおっちゃんでした(笑)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年8月23日 (日) 12時15分
三宮・元町・兵庫・神戸駅は、私も大好きな駅です。最近、どこの電鉄会社も高架にして新しい駅舎を作ってしまったりと、どことも愛想もこいそもない駅になってしまってるんですが、この4駅はほんと、「日本の威信をかけて造ってまっせ!」と言う、鉄道が国の大動脈を担っていた時代の名残をあちらこちらに感じ、また戦争と震災と言う二つの災害を乗り越えてきたしぶとさも感じ、大好きなんです。
ほんと、最近の駅って、なんでああも愛想もこいそもない、画一化した、安っぽい造りなんでしょうねえ・・・
投稿: 天王寺蕪 | 2015年8月24日 (月) 07時11分
●難波のやっちゃんさま
そうそうそのお方の“筺”ですがこの一文字で“こばこ”って読むというのがなんとなく昔から「?」です。
で、モテモテのおっさん…そうでっか。なんや相容れませんわ。
●天王寺蕪さま
先日明石へ行った時に車窓からここらの駅ホームを見てましたら、ほんまに言うてはる通りで重厚でええ感じですね。
近年できる駅舎も駅前も…なんともちゃっちい。それがこの時代の空気なんかもしれませんね。つまらんなぁと思いつつも。あ、住吉公園駅…駅舎だけでも何か有効活用できんでしょうかね。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2015年9月 3日 (木) 18時10分