松喬十六夜 第十二夜へ
先の日曜、“追福 笑福亭松喬三回忌”の落語会へ行きました。やっぱり落語もテレビやラジオでは伝わりきれん芸能やなぁと実感。それぞれの席のことは割愛しますが、計6席、それはそれはまぁ“追福”にふさわしいおもろてホロっとするもんでした。
ま、そこに松喬さんがいてはれへんのがそらもう残念でならんのですが、配られた冊子に寄せてはる小佐田定雄さんの文章が…これまたジンときますわ。噺家さんがなくなるというのは、結局登場人物まで連れて行ってしもたということなんですね。かわいい子供も酔っ払いも間抜けモンも…そうそう、そやったなぁって。
2年前、旅に行ってて世間とは無縁の日々を過ごしている間に松喬さんなくなってはって…もう三回忌か。これからは同世代、三喬さんの落語も楽しむことにしよ。かなしいけれど、そのあとがどう伝わっていくのかも楽しみやなぁと感じる一夜でもありました。
(於:阿倍野区) 江戸落語もええもんやなぁ…と、はじめて思ったかも。
※関連記事:
『笑福亭松喬ひとり舞台ファイナル』初日へ 2011年12月 記
『笑福亭松喬ひとり舞台ファイナル』最終日へ。で、雑感。 2011年12月 記
| 固定リンク | 0
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 寒さ忘れてほっこり2月の絵(2025.02.07)
- ツチノコも 日の出愛でる お正月(2025.01.02)
- 令和7年、元日のご挨拶。(2025.01.01)
- 12月の挿絵は大晦日限定(2024.12.31)
- こんなところに“U字溝”(2024.12.14)
「思ったこと」カテゴリの記事
- 心斎橋から島之内歩いて最後に末吉橋で東横堀川渡って(2025.02.06)
- ナミイタにブリキ看板錆びサビの若江東町六丁目3(2025.01.22)
- そう言えば瓶ビールも自販機で売ってたな。(2025.01.19)
- 昭和なプラ看板 325 ● One CUP OZEKI ワンカップ大関(2025.01.18)
- 1月17日に、雑感。(2025.01.17)
コメント
“松喬さんはアタマが切れる方、なんせ散髪屋の息子でしたし”と文枝師匠が早世された我が友を追福し創作落語“友よ”を披露されたんですか(笑)。
柳家さん喬さん、NHK日本の話芸によく出ておられます。“幾代餅”紺屋高尾と類似の演目ですが特にオチがよろしナ…
笑福亭三喬さん、県立西宮高校の出身です。
小佐田定男さん、法学部の同窓会(六年後輩)でお見かけします。落語や狂言作家で“上方落語の会”の司会もされてます。
大阪で最後となった“東西三人会”聴きたかったナ…
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年7月31日 (金) 11時03分
そうかあ、松喬さんの3回忌でしたか。
今日、松喬さんのご自宅の横の和菓子屋さんの月一餅、買ってきて供養させてもらいました。今月は枝豆餅。美味しかったですよ~
投稿: 天王寺蕪 | 2015年8月 1日 (土) 23時32分
落語かぁ…長いこと生では聞いてませんね。
昔は大学の学園祭で落語会がありまして、松喬さんのお師匠さんの松鶴さんも、爆笑王と言われた枝雀さんもいらしてました。並んで聞きに行ったもんです。
枝雀さん見て「伝統芸能としてこの落語はアリなんか?無理やり過ぎちゃう?」と言ったら、枝雀ファンの落研と論争になりかけましたが…
うちの子は幼稚園の頃、「あたま山」が好きやったな(笑)
投稿: おばちゃん | 2015年8月 3日 (月) 09時31分
●難波のやっちゃんさま
小佐田定雄さんは、いっとき梅田の某大衆居酒屋でよくお見かけしました。雀三郎さんなんかも御一緒やったでしょうか。上方落語界のある意味重要な存在ですね。
●天王寺蕪さま
あ、あのお店のん美味しいんですね。今度いっぺん買ってみます。情報御礼。
●おばちゃんさま
落語論争ですか…何とむつかしいことで。私にとってはその世界に入っていけるか否か、そこですかね。なかなか若い噺家さんのには…入っていけません。いつも思うのは…やっぱりトリに近づくにつれておもろなるということですかね。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2015年8月30日 (日) 17時48分