保護樹木のクスノキ、根っこはみ出てる。
今日の夕刻は伊丹市某所で仕事。武庫之荘駅で合流ということで駅あたりをしばし探索。昔ながらな風情の街並みは…やっぱりないなぁこのあたりと思てましたら何のなんの。田畑残り、用水路に水流れ旧家もあってのええ感じの一角があって、「やっぱりこういう景色がホッとするなぁ」と思いつつ行きますれば、塀から根っこだけ飛び出てまっせ。
一瞬「は?」と思いましたけど、上みたら、ま、この通り。立派なクスノキの根っこですわ。
塀の向こうに何やら看板が。見れば“大切なみどり”の文字。調べますればこれは尼崎市が1976年に指定した“保護樹木”とか。う〜ん、確かに立派で町の景観にもごっつ貢献してますわ。
ぼんやり歩いてると思いっきりぶつかってしまう危険をはらんでいるものの、市お墨付きの立派な物件ですから少々根っこが道にはみ出ても許されるってとこでしょうかね…とか思いましたが、このコンクリ部分は、このお宅の敷地でしょう。
幹周3.41メートル…この地に根を下ろして200年は経っていることかと思います。まぁそこここにあると言えばある、けど、何とも有り難い大木。ずっとこのまま伐られることなくこの町を見続けてもらいたいもんですな。
| 固定リンク | 0
「植物」カテゴリの記事
- ハイパー雑木林(2025.01.27)
- 冬の日の南国っぽい景色(2025.01.26)
- 冬の吹き溜まり(2025.01.24)
- ソテツとツタにヤツデやサザンカなんかも加わってひとつの生命体と化す(2025.01.06)
- もっこもこの生垣に…(2025.01.05)
「摂津(大阪市外)」カテゴリの記事
- 川越える新名神高速工事中の橋脚、午前7時27分。(2025.01.29)
- “沖縄のウタ拝”へ(2024.12.12)
- 淀川越える新名神高速工事中の橋脚、午前7時5分。(2024.08.08)
- 錆びサビにチリチリ(2024.07.13)
- 賃貸マン(2024.07.12)
コメント
我が家の近所でも立派なお屋敷が更地になる度に老木・古木が惜しげもなく伐採され、運びやすい長さに切り刻まれるのを何度も見てきました。
保存木指定がどの程度の効力を発揮するのかは知りませんが、旧熊野街道沿いのヴォーリス設計のお屋敷も、確か大阪市の指定文化財か何かのプレートがありましたが、惜しげもなく更地になり新しいお屋敷が建ちました。
まぁ、古い物だけに管理される方々にとっては厄介な存在になることもあるんでしょうねぇ。
一般庶民にはよう分かりませんが。
投稿: 戦後派 | 2015年6月26日 (金) 07時24分
武庫之荘はその昔、春日大社(興福寺)の荘園で今でも土地の古老は武庫荘(ムコンショ)と云うとか…
此処は旧西富松村、尼崎都市美形成建築物指定の森〇邸(庄屋)のお隣ですネ。
推定樹齢400年・樹高約20mの大楠、立派な塀もひび割れてます(吃驚)。いつまでも残したい風景です!
尼崎市内の神社66社の内、実に25社がスサノオ(須佐男・素戔嗚)神社…これは大昔から“暴れ川”・“人喰い川”と呼ばれた武庫川を八岐大蛇と見立て、退治したスサノオを祀るんだとか…
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年6月26日 (金) 09時02分
なんかかわいい!
この楠、
「開け ゴマ!」で夜な夜な脱走していたものの
足一本、挟まれてしまったのかも、ね??
投稿: mita | 2015年6月26日 (金) 09時38分
楠って、長生きするんですよね。
友達で楠木さんがいましたが、彼女の自慢が「私は長生きするの」でした。どうも、ほんまにご長命の家系らしくて・・・
投稿: 天王寺蕪 | 2015年6月30日 (火) 21時30分
●戦後派さま
屋敷だけではなく大木も処分されてしもてますか…それは何ともさみしいことで。
時折マンション化しても、そこに昔からあった木々を活かした物件もあって、ちょっとホッとします。
ええ家屋…ちょっとよっぽどの資産家でもない限り、残し続けるのは大変なことやないかと。
なくなるのはさみしいことですが、所有者に罪なしやと思います、当たり前ですが。
●難波のやっちゃんさま
はぁ、これ樹齢400年ですか…それはみんなで大事にせんなりませんわ。
武庫川とスサノオの話…興味深く読ませてもらいました。なるほどー
●mitaさま
400歳の古木に「かわいい!」って…ま、きっとそう言うてもらえてひそかに喜んではることやと思いますね。それより古木をかわいいと思う感覚、それもええなと思いました。
●天王寺蕪さま
クスノキさんは長生き家系…「うちはちゃうで」と言わはりそうなお方がいますわ。
みなさんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2015年7月 2日 (木) 10時47分