幹完全に腐るも新芽を出す老木
今日は久々にお茶のお稽古へ。近鉄恩智駅を降りて東へ。道中見る痛々しい老木が、今春も新芽出してまっせ。
見ての通り地面から2mほどのところでばっさり伐られたのが数年前。「何と可哀想な」と思てましたけど、中が腐っていたのではまぁ仕方ないですな。
「そのうち枯れるわな」と思て見てましたがなんかね、頑張ってますわ。「気の毒になぁ」と思うも頑張るその姿に何やホッとしたり。これはちゃんと見とかんならんと今日はカメラを幹のてっぺんから写真を撮ってみました。
見ての通り…もう完全に幹は腐り果て、ふちの皮の部分だけになってしもてます。誰が放り込んだかコカコーラのPETボトルなんかも入っていて…バチあたりまっせ。
しかしまぁこんな状態でも地面から水を吸い上げ光合成して生き続けているってやっぱりすごい生命力ですわ。ここは恩智神社の御旅所。さすが河内国二宮の神社パワーはすごいもんです。
伐られる前の姿がストリートビューに残っていました。やっぱりここまで腐っていたとは…って感じです。
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コメント
「ひこばえ(孫生え)」ですネ!糵とも。
芽が大きな樹に生長する頃には、切り株自体は枯れて腐って消失する…萌芽更新とか…
で天王の森、今は御旅所(頓宮)ですが、元は此の地が恩智神社で、楠木正成の重臣「恩智左近(神職でもあった)」が南北朝時代に高台に築城の際、神社を見下ろすのは畏れ多いとして現在の位置に神社を移したらしい。
府道15号(八尾茨木線)って、ここいらが起点なのネ…
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年5月10日 (日) 20時44分
毎年年輪を増やしていくのも、表面に栄養や水分を運ぶ組織があるらで、芯が腐るより表皮を捲られる方が致命的だと思います。
ただ、管状構造は鉄パイプ等では軽くて丈夫ですが、樹木の場合、強風等で倒れる危険があるので市街地では伐採するしかないのでしょう。
それにしても中途半端というか、ポイ捨てに丁度いい高さですね。
まぁ、根元から切るとけつまずく危険と、その後の苦情に対しての予防処置?
投稿: 戦後派 | 2015年5月11日 (月) 09時04分
●難波のやっちゃんさま
そうですねん、府道の起点がココってのがちょっとビックリです。でも府道だけに昔は(むかしはと打つと“ムカ氏は”と変換され…失礼)この細道を近鉄バスが走っていたそうです。ボンネット時代の話でしょうかね。
●戦後派さま
鹿に皮剥がされたり、虫に輪っか状に皮を食べられて枯れてしまう木を時々見かけますね。皮の部分から養分を運ぶと知りつつも、やっぱり「たいしたもんやなぁ」と思いますね。
で、この辺で切ってあるのは、つまずかん為なんですか。あーなるほど。公園の樹木伐採もたいてい中途半端な高さから切ってあって「根元から切らんかい」と思てたんですが…納得。
お二人ともコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2015年6月 5日 (金) 07時24分