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2015年5月26日 (火)

リアル水引の看板、じけまちの。

 今日は加古川で仕事。ちょっと早めに着いて駅前を探索。汗かくもハンカチ忘れに気づきコンビニ探すもなかなか現れず。商店街見つけ行くも、ここもやっぱり寂れ気味。“じけまち”…あ、ここが寺家町商店街か。ラジオ関西のCMでよく耳にする商店街はこないに…そうなんや。
 寂しさ漂うものの、味わい深い物件がいっぱい。中にこんな看板のお店がありました。
Mizuhiki1 Mizuhiki2
 見ての通り、でっかく水引が施されていますわ。ちょっと経年変化でくすんでしもてますが、これ、出来上がったときにはかなり洗練されたものと思われますなぁ。和風モダンっちゅうんでしょうかね、店主の心意気が伝わって来ると言ったところでしょうか。
 ここは結納屋さんの様ですが、シャッターの降りている状態を見れば…ここもか。
 で、水引。ほんというと「これって何って言うんやったかいな」程度にしか知らん訳で…日常よく使うもんでも知らんこと多すぎ。まぁ花結びと結び切りがあるわなぁと思いつつ「これは…結び切りでもないなぁ」と。よく見るもののその名は知りませんでした。あわじ(あわび)結びと言って関西以西で最も汎用性の高いヤツとか。
 まぁそれより、水引の起こりが室町時代の日明貿易の輸入品全ての箱に赤と白の縄が縛り付けられていたことを日本側が贈答品に施す習慣と勘違いして始まった風習(wikiより)やということで…何ですのんそれって感じ。そんな勘違いが何百年と続いていると思うと…何とも笑けてきまんな。

(於:兵庫県加古川市) 「みんなどこに行った…」そんな感じやったなぁ。

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コメント

 めでためでたの若松様よ、枝も栄えて葉も茂る
 
「結納」 慶事の際は紅白(金銀)の紐で“結びきり”が一般的です。結び付きが一生切れる事が無いよう願いを込めて。関西では“あわじ結び”と結びきりを使い分けていますネ。
“きり”の部分は縁起が良くないとして“和結び”や目尻に皺が出来るまで末永く“老いの波”なんて変形したものもあるそうな…金婚式まであと七年(笑)。

はあ、やっしょうまかしょう…花笠音頭より。
ホンマ買いもん客「みんなどこに行った」んやろう…

投稿: 難波のやっちゃん | 2015年5月27日 (水) 09時35分

この結納店、歌手の某さんの実家だそうです

投稿: ん❓ | 2015年5月27日 (水) 12時44分

  我が家にもLPがあります。

 カラオケのLPも(笑)。

 そうそう、女性歌手のも。

 我が家のカラオケはLPで終了。

 8トラもレーザーディスクもありません。

 買わなくて良かった。

 

投稿: 戦後派 | 2015年5月28日 (木) 06時32分

ん口様、ほんまですね。歌手の某さんのご実家ですね。

そうそう、関西と関東とではこの水引の形も違うし、御太鼓結びの帯の手の入れる方向も違いますよね。親戚に関東の方がたくさんおられるんですが、なんかあったら「すんません、大阪なもんで・・・」と言い訳してます。

投稿: 天王寺蕪 | 2015年5月28日 (木) 21時51分

 “高砂や、この浦舟に帆を上げて…”
能・謡曲の舞台「高砂」の尉と姥の石像が加古川を渡った高砂市宝殿にあります。

35年前、三〇友〇・山〇百〇さんが取り交した結納の品々はこの結納屋さんだとか。

縁起の良いお店なのに、略式結納(仲人なし)や結納なしも多い今の世の中…。

投稿: 難波のやっちゃん | 2015年5月29日 (金) 09時06分

●難波のやっちゃんさま
“あわじ結び”と“結び切り”をどうやって使い分ければええんかもひとつわかりません。あわじ結びは関西では汎用性があるもんと解釈したらええんでしょうかね。
で、有名人も御用達の結納屋さんなんですね。ただシャッターが閉まっていたと思いたいもんです。

●んさま
お教え御礼です。勝手に“某”に変えさせてもらいました。

●戦後派さま
もひとつどなたの何ていう歌の話をされているのかわからんのですが…すんません。
家にカラオケ…何となく懐かしい感じがしますが、最近はどうなんでしょうか。私はハナウタで充分ですわ。

●天王寺蕪さま
この手の常識とかマナーって、昔はもっと鷹揚やったんちゃうかと思うんですが、どうでしょ?
いつの頃からか“マナー研究家”みたいな輩が出てきてマニュアル化されていって面倒くさいもんになってしもたんちゃうんかと思ったり。まぁそういう自分も、すっかりその罠にはまってしもてますけど。

皆さんコメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2015年6月 9日 (火) 10時04分

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