“駅ナカ農園”
木次駅から出雲八代へ。2時間に1本ほどの木次線を行く一両のディーゼルカーから眺める景色の何とのどかなことか。「もうじきかなぁ」と思てるところで停車した駅の構内が…ん?ちょっと変わってまっせ。
ホームと駅舎のあいだに畝があって…畑みたいやと上見れば“駅ナカ農園”の文字。いま流行りの“駅ナカ”も、ここではこういう展開になるんですなぁ。洒落っ気たっぷりと言うか何というかちょっと自虐的?…ってそう思う自分の価値観が間違うてますわな。イカンイカン。
帰宅後調べてみますればこの“駅ナカ農園”は“ナニコレ珍百景にも選ばれた名物駅”とか。なぁんや…ってまぁ、そらそうでしょうな。
この農園になっている部分は元々線路があったところの様。この駅の利用者は近年一日わずか数人ということで列車本数も減り、この様になったんでしょうがそんな状態を卑下することなくユーモアを交えてこの地の良さをアピールしてはる…よろしいなぁ。
そう思うものの下車することなく出雲八代へ。2時間に1本では…なかなか予定外の行動は取れんもんですわ。
(於:島根県雲南市、下久野駅) ディーゼルカーやのに“電車”とついつい言うてしまうもんですわ。
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コメント
毎年湯治に通っているスキー場へのローカル線が1時間に1本、まだましか・・・。
信越本線が3セク化して、大阪から連続の切符が発行してもらえなくなったけど・・・。
って、我が家から最寄りの大阪市バスのバス停も1時間に1本だった。
南海の駅も無人駅だし、似た様なもんか。
投稿: 戦後派 | 2015年4月 9日 (木) 06時27分
地元の方、今でもズーズー弁で喋っておられるのかな?…清張の“砂の器”の舞台が此の辺りです。
山々に囲まれ無人駅も多い木次線、簡易委託駅では蕎麦屋が駅長の亀嵩・駅員さんが採れたて野菜で歓迎してくれる下久野など存続に苦労されてますネ!
終点でかつて100人を超える職員がいた備後落合も今は無人駅だとか…
投稿: 難波のやっちゃん | 2015年4月 9日 (木) 08時46分
列車の旅は、大好きです。けど、雰囲気のいい駅に降りたくても、ほんと時刻表を見てたら、諦めざるを得ないこと、多いですよね。
そうそう、戦後派様。いつの間にか南海電車の駅も無人駅になっているものがありますね。
投稿: 天王寺蕪 | 2015年4月10日 (金) 11時14分
●戦後派さま
大阪を離れるとその列車の本数の少なさにびっくりするものの、確かに路線バスとなると、ここらでも同じ様なもんで、それに慣れるとそんなもんやとなっていくもんですね。バスをよく利用する様になって、かなりその辺呑気に構える様になりました…って御隠居でもあるまいしと思う時もありますが。
●難波のやっちゃんさま
何や昔はそれなりに栄えていた鉄道の様ですね。人口減+クルマの普及…考えるとしんどなります。
●天王寺蕪さま
ひとりやとね、それでも気楽に下車したろってなもんですけど、なかなかそうはいかん。「まだ電車けぇへんの」とブツクサ言われてもなぁって。
無人駅…何回でも増えてるんですね。私は中央線と相互乗り入れしている近鉄が、ワンマン運行していることにちょっとビックリというか「そんなコスト削減…ありか?」と思てます。雇用拡大でワークシェアとはいかんのでしょうか。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2015年5月21日 (木) 06時52分