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2014年12月13日 (土)

質素な土壁、向こうに柿の木。

 素直に「ええなぁ」と思いまして。
Tsuchikabe1 Tsuchikabe2
 熊野街道をひたすら南下。ようやく旧街道らしい風情の町並みに。質素な土壁。その向こうに見える木には柿の実が数個。鳥に食べられた形跡があって…話の中のことではなくて、本当に鳥用に実を残すものなんですなぁ。
 こういう風情の家…鄙びた観光地にはありそうでも、普通に見かけることは稀になりました。何ともホッとします。日本の原風景を見る様な…って何とも薄っぺらい言い回しですけれども。
 この様な景観を個人で維持しておられる…あんなことこんなこと考えると、なんか「有り難う」てな気分になります。ってまぁ、普通にそこにあるだけなのかもしれませんけど。

(於:泉佐野市) 土壁の中にはワラ以外にコブシ2個分ほどの石も入れられているとは知らなんだ。

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コメント

  土塀と言えば3.17で崩れた西宮戎、そしてその土を採ったと言われる満池谷の貯水池も崩れたのがもうすぐ20年。

 先日墓参で満池谷へ行ってきましたが、我が家の墓石も倒れて傷が付いてます。

 二昔も前になるんだなぁと思いました。

 あの辺からおかしくなったというか、それまでが夢だったのか?

 少しは危機管理に対する考え方は変わってきているのだろうか? 

 今日は選挙。

投稿: 戦後派 | 2014年12月14日 (日) 06時51分

 柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺

街道を道なりに行くと正法寺や福正寺のある樫井村です。
ヒトが 独占するんでは無く鳥獣にもシェアする‼
八丁畷(安松・長滝)あたりも寂寞としてイイですね!

五十路越えで新境地、新しいジャンル(街道紀行)を開拓されたんでしょうか?

投稿: 難波のやっちゃん | 2014年12月14日 (日) 07時48分

花もいいけれど、実のなる木っていいですよね。
前を通り過ぎるだけで、「ああ、今年も実ったなぁ」「いい色になってきたなぁ」とうれしい気持ちになります。
(手をつけられず、実がどんどん落ちたりすると、これまた勝手にハラハラしますが)

昔のマンガでは、柿を盗んだ子どもが見つかって雷親父に叱られる、とか、ガラスを割って怒鳴りつけられる、というのがよくあるパターンだったと思いますが、今そんなことしたらエラいことですね。

投稿: おばちゃん | 2014年12月15日 (月) 17時08分

柿などの実のなる木は、全部実を収穫したらあかんのやそうですね。鳥などに「ありがとう」の気持ちをこめて、少し残しておくのだとか・・・
しかし、最近ではごっそり収穫していく若しくは人が収穫したものまでごっそり持って行く輩も増えてしまい、なんだか世知辛い世の中になったもんです。

投稿: 天王寺蕪 | 2014年12月16日 (火) 22時21分

●戦後派さま
危機管理の意識…私も案外どっか他人事やと思とるフシがあります。もうちょっと考えんなりません。

●難波のやっちゃんさま
まぁ、確かに五十路にもなったらちいとはこういうモンも素直に「ええなぁ」と思う様になりましたね。若い時は神社仏閣とかに全く興味なかった…あ、今もそうかも。民家の風情やから惹かれるんでした。新ジャンルは…ないでしょうね。アホげはあくまでもニッチ路線でいきます。

●おばちゃんさま
確かに実のなる樹木もええもんです。ただ…最近はそこになってる果実を取らんからいっぱい実付いてるまんまで、その状態を見ると…さみしいなりますね。飽食の時代の象徴の様に見えてきて…

●天王寺蕪さま
ごっそり採っていく…特によく聞くのが山菜ですね。他人や自然と共存してる意識のなさと言うか何というか…ま、昔もそんな輩おったんちゃうかという気もしますが。

皆さんコメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2014年12月31日 (水) 18時23分

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