で、長滝駅。
熊野街道を南下の小旅。最初“長滝2.4km”の道路標識を見て「それくらいなら、そこまで」と思て歩いてましたが、ここで言う“長滝”は集落のことで駅のことではなく…結局、めちゃ歩くことに。
ようやくたどり着いた阪和線は長滝駅は…こんな感じ。この駅の前は何度もクルマで通っていて、その度に「ええ感じの駅舎やなぁ」とチラッとだけ見えるその姿に惹かれていたのですが、こうやって改めて見ますと、思っていた以上にええ感じで…まさに“旅気分”にさせてくれる雰囲気がありますわ。調べますればこの駅舎、阪和電気鉄道時代からのものとか。と言うことは八十余年この三角屋根のまんまということですか。そらやっぱりええ雰囲気のはずですわ。
改札をすぎ、跨線橋を渡りホームへ。エレベータもエスカレータも構内踏切もなし…バリアフリー化が進んでいる時代にこんな駅もあるのかというオドロキもあるんですが、まぁ、そのお陰で漂っているんですなぁ、このたまらんローカル感が。
15分ほど待つと電車が到着。次は熊取駅かと思えば日根野駅…そうか、長いなと思て歩いてたら2駅分もあったとは。相変わらずスマホも地図も見んからこんなことになるんやなと思いつつそれを楽しんでいられるその呑気さ…こんなんでええんかなぁと思いつつも、なかなかやめられませんわ、出たとこ勝負の日々は、うん。
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コメント
熊野街道ルポルタージュ、有り難う御座いました。
私も一緒に歩いた様な気分で愉しませて頂きました!
私は唯々歩くのが仕事(笑)ですが、龍造さんはお仕事の前後“小発見”を重ねながら、この様に“アホげ”風の記事にされるんですネ(驚き)。
JRの二駅分は結構長いです…歩くだけで小一時間はかかります。 お疲れ様でした!
投稿: 難波のやっちゃん | 2014年12月16日 (火) 08時06分
昔の南海本線・高野線や阪和線の駅は、大体がこんな感じのちんまりしたかわいらしい駅でしたね。いつも間にやら画一的な同じような駅になってしまって・・・岸和田、北野田、千代田、泉大津等々。和泉府中もついこの間までいかにも国鉄の駅という感じやったのに。南海本線の浜寺公園駅は確か重要文化財か何かに指定されてましたよね。本線が高架になったら、あの駅はどうするんやろう?明治村行きとか、そんなん寂しすぎるなあ。
投稿: 天王寺蕪 | 2014年12月16日 (火) 23時21分
上にも書かれていますけど、和泉府中もつい先年まではこういう駅舎でしたよね。あっという間に建て替えられて今は見る影もありません。
トイレなどは狭くて汚かっただけに、建て替えてよかった点もいろいろあるのですが、寂しいですよね。
投稿: ぽんぽこやま | 2014年12月24日 (水) 15時18分
●難波のやっちゃんさま
楽しんで頂けて何よりです…って、もう既に歩かれたことあるコースやったことかと思いますが。
で、いま関わってる仕事は、ほんまアホげ向きで一石三鳥って感じです。
二駅分…阪神や京阪なら、あっちゅう間ですけどね。
●天王寺蕪さま
昔の建物って、100年は持たすつもりでつくったのではないでしょうかね。最近はスクラップ&ビルドの考え方というか「ま、30年も持てばええわ」的にやってる様に見えますね。そういう考えでいけば同じ様な建材を使って画一的なモンになるということでしょうか。
大事に長いこと使っていきたいもんです…と思いつつ、アルミサッシの方が、木枠の窓より快適生活やしなぁという思いもあったり…
●ぽんぽこやまさま
近年はじめて頻繁に鉄道を使って泉州入りすることになったので、残念ながら昔の和泉府中駅を知りませんで…でも、きっと風情あるええ駅舎やったんでしょうね。
出来上がった新駅舎がそれなりに納得の出来なら…まぁまだええかという気分にもなるんでしょうが。
駅は町の顔…建て替え等には慎重になってほしいもんです。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2014年12月31日 (水) 18時45分