木造の町工場
自転車でウロウロ。ひょこっと曲がったそこに…うわ、懐かしい感じの建物がありますわ。
木造で一部ペンキ塗られるもはげ落ちて…それもええ風情なもんですなぁ。年月が経っても、スレート葺の工場では、こういう風にはならんでしょう。
幼少期、町工場と言えばこんな風情の建物やった気がしますが、知らん間にすっかり見かけん様になりました。やっぱり防災上のことも無くなっていく理由なんでしょうか。
災害に強い街づくりということで木造家屋の密集地を何とかせんなアカンということが近年叫ばれています。まぁ、そうなんでしょうなぁ、正論は。でもね、災害を最小限にくい止めるためにあんなええもんこんなええもん、ごちゃっとした街の情感を失ってしもてもええんかいなぁと思ったり。まぁ、命あってこそあれこれ思うもんですから、何より人命第一なんですけれども。
しかし何ですなぁ、昨日のコンクリ造と比べますと、木造の経年変化には、味がありますな。ええわぁ。
(於:東成区) ピクリとも動かず「何や」と睨む黒ネコ足は白。
※関連記事:『河内製綱所 - かっこええ工場』 2014年7月 記
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コメント
白足袋(ホワイトソックス)はいた黒ネコは幸運を呼ぶとか。
これは戦前の建物でしょう…東成には木造の町工場が未だ残ってるんですネ!
無造作に立て掛けられた板がなんともエエ味だしてます。
同じ放置された建物でもコンクリはカビや結露でジトッと陰湿、その点木造は“木材の調湿性”でカラッと陽気ですワ(笑)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2014年9月 6日 (土) 10時50分
幽霊が出たとしても のんびりとした幽霊が出そうです
投稿: tougei1013 | 2014年9月 7日 (日) 06時37分
板塀に塗る黒いタール(防腐剤)の匂いが蘇ります。
匂いと言えば線路の枕木も木じゃなく、殆どがコンクリートになってしまいました。
林業が廃るはずです。
火事も怖いですが・・・。
投稿: 戦後派 | 2014年9月 7日 (日) 09時23分
●難波のやっちゃんさま
白足袋ネコは幸運を運ぶ…そうですか。それはええ話。で、白足袋の犬は…どうですか? とても以前に飼っていた犬がそれでしたわ。
で、この物件、戦前造ですか。やとしたら、かなりの年月頑張ってるんですね…って、戦争がごっつ昔の事の様に思てる事の方が間違っているのかもしれません。
木造の方が湿気を吸いやすそうでも、抜けるのもはやいんでしょうかね。確かにカラッと陽気ですね。
●tougei1013さま
のんびり幽霊…連れになれそうな気がしますわ。
●戦後派さま
電柱のコールタール臭…懐かしいですね。以前にも記したかもしれませんが、私あのニオイが好きで好きで、よくタールの垂れた部分をツメで取って、そのニオイを嗅ぎながら歩いたりしたもんです。小学生時分の思い出です。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2014年9月 8日 (月) 11時35分
いや~~びっくりしました、
この建物我が家のホンマ近くで、数日前妻とこの建物の話題で『アホゲに登場しそうな建物やな・・』って言うとったとこです、この黒猫もいつもこのヘンをうろうろ徘徊してます,自分ちの近くが登場して妻と盛り上がってます!追伸この工場は妻の小・中学の頃の同級生の実家です・・
投稿: 田中マーチ | 2014年9月 8日 (月) 22時10分
●田中マーチさま
たなマーさんはそうか、この辺にお住まいなんですね。で、奥さんもこの辺…と言うことは、幼なじみ婚ですかね。で、おふたりでアホげ見て盛り上がる…なんとええ光景な事。ではもっと盛り上がって頂く様またネタ探しに行くとしましょうか…とはまぁなかなかいきませんが、今後もひとつ、夫婦揃ってたのしんで頂きます様、よろしくお願いします。
そのうち、いや、今までもどっかですれ違っているかもしれませんね。
報告おおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2014年9月 9日 (火) 10時53分