琺瑯タンクの余生 25 ● 石川県珠洲市真裏町ほか
また旅ネタに戻って今日は久々の琺瑯タンクをいくつか。
今回の旅では琺瑯タンクを見かけんなぁと思て走ってましたが、奥能登の方へ行きますとあちこちにあるある。もう全部撮れんわということで、ま、3ヶ所ほど撮影してきました。
用途はばらばら。公衆便所の横など空き地に放置されているものもあれば、塩田や炭焼き小屋の脇でちゃんとタンクとしての余生を過ごしているものもいました。
能登杜氏を輩出するこの地方の酒蔵は、元々小規模蔵が多かったみたいで、随分近年廃業された様子。谷泉や竹葉など、大阪でも知られる名酒蔵もありますがこの界隈、売っているのはほとんどがこの地区大手の“宗玄”という感じでした。しかしなんです。弱小蔵って、本当にこれからも維持できるのでしょうか。
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コメント
タンク 長野ではあまり見かけません
投稿: tougei1013 | 2014年8月 9日 (土) 07時56分
奥能登の輪島・珠洲と云えば松本清張“ゼロの焦点”の舞台として有名ですが…
能登杜氏は珠洲市や内浦町が発祥の地、“能登流”と称され味の濃い酒質が特徴で、“米を磨き、蔵を洗う。心を磨き、酒を醸す。”がモットーとか。
で、今回のミステリーツアー“桂由美♡假屋崎省吾”の他にも怪奇スポットがあったんでしょうか(笑)。
元祖トラベルミステリー、清張作品も携帯電話が出てくると興醒めです(汗)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2014年8月 9日 (土) 08時14分
毎年行ってる北信は山を越えたら米どころ越後。
一説には長野産コシヒカリが結構な人気とか。
米良し、水良し、気候良しで未だに「麹屋」なんて屋号の宿があるくらいですから、昔は地産地消の良い酒も多かったのではないかと思ってます。
海外では日本酒がブームとか。
ブームや流行は続くものは少ないし、元々アルコールに強い体質でスピリッツをがぶ飲みしていた人たちが何時まで興味を持ち続けてくれるのか?
家呑みではビールより発泡酒を選ぶ方も多い様なご時世で、高くても旨い物に手を出すんだかどうだか。
危険な安物には気を付けているつもりですが。
投稿: 戦後派 | 2014年8月 9日 (土) 09時03分
最近は、IT管理で醸造しはるところもあるとか・・・それを聞いてから、そこのお酒を飲む気がしなくなりました。
投稿: 天王寺蕪 | 2014年8月10日 (日) 13時04分
●tougei1013さま
そうですか。まだまだ長野では廃業蔵が少ないのかもしれませんね。放置されている琺瑯タンクなんか、ない方がええです。
●難波のやっちゃんさま
能登杜氏の醸す酒は、味の濃い酒質なんですね。濃い酒はついつい但馬かと思てました。
クルマの中で熱々になっては困るとお酒を買わずに移動していて結局カップ酒だけしか買えずじまいで残念なことをしました。
●戦後派さま
もうかなり前より全世界的に「国酒が国民に飲まれなくなっている」と言われていますよね。ワインもビールもウイスキーもそうなうなんや…って感じがします。
ま、日本酒が海外でも最近呑まれているといったところで、その数量はたいしたことないのではないでしょうか。それでも積極的に海外に打って出る蔵元さん達…えらいと思います。
●天王寺蕪さま
それって…旭酒造さんのことでしょうか。“IT管理で醸造”…ちょっと違う話かもしれませんが。
私は真逆。新聞で読み、社のHP見て興味が湧いてきました。
品質で知られた中小蔵でも行き詰まる時代に「こういうやり方があるのか」と新鮮に写りました。“まぼろしの酒”になってはならんという考え方にも共感を持ちました。ただ…そんなに急成長で投資もして大丈夫なんかなぁという気もしますが、その強気も高品質という自信の裏付けがあるからでしょう。今度からもうちょっと真剣に獺祭呑んでみます。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2014年8月10日 (日) 16時46分