空中占拠…?
昨日の記事書いたら、何や気になってきて。
それがこの物件。はじめて見るとわかりにくいかもしれませんが、コインパーキングと隣り合わせのマンションの4階より上階が、このPの上にせり出しているんですよ、これ。
この駐車場部分には以前、とってもええ感じの民家がありました。その時から、この隣のマンションはこの様にその民家の上空にはみ出して建っていました。
なんや“空中権”というモンがあってもひとつわからんのですが、“隣接地などに容積率を譲渡できるよう2000年になりました”という記述がネット上にありましたが…もひとつどころか、まぁさっぱりわかりません。
このマンションと駐車場の地主が同じ方ということなのか否なのか。ま、いずれにしてもこのPの上に建物をと考えると、3階建て以下しか無理に思えますな。で、どういうことなんでしょ?
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コメント
空中権もなにも、なんか地震が起こったら、この部分だけばさーっと落っこちそうで、怖いです。
投稿: 天王寺蕪 | 2014年7月15日 (火) 23時24分
民法207条に「土地の所有権は“法令の制限内において”その上下に及ぶ」とあります。
地上が「空中権」、地下が「地下権」です。
空中権の売買は100年程前にアメリカで始まりました。
大都市の“立体的・重層的な高度利用”を図る目的です。
つまり容積率に余裕のある土地の“未利用容積率”を近隣土地に移転する事です。
代表的な例がニューヨークの「トランプ・タワー(ティファニーの空中権を購入)」や東京の「新丸ビル(東京駅の空中権購入)」ですネ。
で、このマンションと駐車場はおそらく空中権売買でなく、同じ地主だったか所有権売買だと思います。
捻りもオチも無いマジコメでご免なさい(汗)。
補足は ん?様 よろしく!
投稿: 難波のやっちゃん | 2014年7月16日 (水) 08時09分
やっちゃんさんと同じことを考えてました。
元あったお屋敷が地主さんのお住まいだと。
1枚目の画像を見た感じではタイルの色が違うようで、ということは後から増築したみたいで、天王寺蕪さんと同様に耐久性に不安をかんじますね。
そういえば、南海なんばの駅の上のホテルにも上方階のレストランの待合ホールがせりだしてて、お尻のムズムズするところがありました。
投稿: 戦後派 | 2014年7月16日 (水) 08時25分
歴史的な経緯が判らんので、あくまで推測ですが、“境界係争地”だったのでは❓
空中権売買では無く、マンション側がせり出しを強行したとか何とか‥
ええ感じの民家のお方が亡くなって所有権買ったのかな。
やっちゃんさんの代わりに、
ベランダ オチたらと怖わかったやろなぁ❗(^_^;)
投稿: ん❓ | 2014年7月16日 (水) 10時23分
余談ですが、40年前 旧丸ビルに3年程勤務してました。
高校生のころ流行った映画が“ティファニーで朝食を”で、ヘップバーンに憧れましたネ(笑)。
ニューヨークの不動産王と云われたトランプ氏は最初、宝石店ティファニーを地上げしようとしたとか。
当時改装資金に苦慮していたティファニーとトランプ氏は空中権取引でwin・winとなったそうな…
遅れて日本、東京駅は容積率の20%程しか使われていません。
JR東日本はこの制度を活用し丸ビル等に売却、復元工事費約500億を賄ったとか…
アホげ 七周年! 真におめでとうございます。
この11月でコメント歴4年目となります。
いつも妄想一杯のコメ、お赦し頂き感謝しております(汗)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2014年7月16日 (水) 13時07分
ん?様のコメント読んで、も一つ腑に落ちない点あり!
早朝散歩で確認してきました(汗)。
<現地で判った事>
※この辺り“とってもええ感じの民家”が多数あった。
(今も西側に連棟でウダツが上がるお家が残ってる)
※時代と共にビルやマンションが建つようになった。
※○田ビルが建てる時、南隣りには二軒の民家があった。
扨て、ここからが推測です(笑)。
A、元々地主が同じ。…せり出しOK!
B、地主が別、又は家主が別(借地)の場合。
空中権(土地の上空間の一部を使用する権利)を買って、地主・家主了承の下に4階以上をせり出した。
お住いの方が亡くなって(又は移転されて)後、全部の所有権を購入しコインパーキング経営をしてる。
とかなんとか…当たるも八卦、当たらぬも八卦…。
投稿: 難波のやっちゃん | 2014年7月18日 (金) 09時53分
区分地上権の存在も考えられますが、きっと隣地と同一所有者でしょう。駐車場部分の土地のこれからの利用権を考えると、賢い選択ではありませんね。
投稿: Fuzzy | 2014年7月20日 (日) 22時41分
●天王寺蕪さま
老朽化してどうのというのではないので、地震起こったら怖そな物件て、時々ありますね。どっかの生保か損保の会社のビル、ネキの部分が細くて「こんなん、折れんのちゃうん」てな感じ。ま、専門家が大丈夫や言うてつくってはるんやろから、問題ないんでしょうけど、心理的に…ダメですわ。
●難波のやっちゃんさま
空中権の売買っていうのは、二酸化炭素の排出量取引みたいなもんなんでしょうか? そういうシステムになってるとは知りませんでした。
で…またもや実地調査してくれはったんですね。まずは、よぉ写真だけでどこかわかるもんですなぁとビックリ。
>>南隣りには二軒の民家があった。
これも正解…のはず。確かそうでしたわ。
で、三案お考え頂きましたが…まぁやっぱりA案が有力でしょうかね。
最後に…拙ブログにコクを与えてくれはる名コメンテーターとしてこれからもずっとお願いしときます。妄想オッケーおっけーですから。
●戦後派さま
やはり地主さんが一緒やないかと。そうでしょうね。で、タイルの色が違う…いや、たぶん光の加減でそう見えてるんやないかと思います。とは言えやっぱり出っ張り部分ってホンマに大丈夫何かいなぁと思いますわ。RC造も万全やないわけですしね。
●んさま
ほほぉ“境界係争地”ですか。なるほど。やとしたらこの強行せり出しは…やりまんなぁ。私やったら…よぉしません。
●Fuzzyさま
やっぱり…ですね。いやホンマ、この駐車場部分の今後の展開を思うと、難儀なもん出っぱらしたもんやなぁと思います…って「ほっといてんか」と言われそうですが。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2014年7月21日 (月) 09時31分