河内製綱所 - かっこええ工場
こんな工場が東大阪にあるとは…知らなんだ。
東大阪と言えば、製造業の街。貸工場を筆頭に中小の工場がごちゃごちゃとあって…なイメージでしたが、こんなかっこええ工場があるとは…びっくり。
瓦葺きの木造、採光窓の付いたノコギリ屋根、ガイシ使って張り巡らせた電線…ひゃぁ、たまりませんなぁ。こういう工場、懐かしいというより私の子供の頃でももうあまり見かけませんでしたので、かなりの値打ちモンやないでしょうか。
しかも何より嬉しいのが、やっぱり現役の工場やということですね。ここは河内製綱所。明治28年創業ということですから、一世紀以上もこの地で撚糸をつくり続けておられる様です。今は化繊メインの様ですが、河内と言えば河内木綿、ひょっとしたらこの社、元々は綿糸から始まっているのかもしれませんね。
ま、この工場はいつ建てられたものかわかりませんが、末永くこのままであり続けてほしいもんです…って、他所モンの勝手な希望ですが。
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コメント
写真を見て「紡績系?」と思ったら、やっぱり撚糸工場やったんですね。泉州には、まだまだありますよ。
投稿: 天王寺蕪 | 2014年7月27日 (日) 22時49分
現役とは信じられないくらいの外見
投稿: tougei1013 | 2014年7月28日 (月) 07時13分
そうですねぇ、少なくなったとは言え南海本線の車窓からは未だ見ることができますね。
学生時代の下宿先の隣もメリヤス工場で、昼間は大きな機械音がしてました。
投稿: 戦後派 | 2014年7月28日 (月) 07時27分
ん? 製鋼所で製糸? と思ったら“製綱・撚糸”やったんですネ(汗)。
糸に“撚りをかける”と強度弾性を増すとか…今もモーターコイル結束糸など作ってますワ。
で ここ衣摺、大蓮と共に難読地名ですネ。
>>ガイシ使って張り巡らされた電線…
昨日の続きですが、小松政夫の“電線音頭” 想い出しました(笑)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2014年7月28日 (月) 08時17分
●天王寺蕪さま
やっぱりありますか泉州には。私も何ヶ所か見たことありますけど「今も稼働してるんかなぁ?」なところばっかりで…きびしいんでしょうね。
●tougei1013さま
でしょ。しかも落ちぶれることなく堅実に事業を継続されている訳ですから…やっぱりこの建屋に愛着を持ってはるんかもしれませんね。
●戦後派さま
確かに南海の車窓からいくつか見えますね。で、メリヤスですか…莫大小と書くと知ったときは、結構「へぇ」と思たもんです。
●難波のやっちゃんさま
私も最初「は?」と思いました。老眼で地図見たら糸ヘンやとは…解らなんだです。
この辺にもうひとつ“蛇草”という難読地名もあったんですね。城東貨物線時代に“蛇草信号場”って言うのがあって、はじめて知りました。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2014年8月 7日 (木) 09時32分