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2014年6月 7日 (土)

OSK Dramatic Theater“カルディアの鷹”

 “100周年”と世間は盛り上がっているみたいですが、私は盛り下がる一方でして、宝塚歌劇。そんな話を先日タカラヅカに詳しいお方に言ってましたら「そうでしょ、何か最近はOSKの方が熱いいう人もいてはりますわ」と。「そうか…OSKな」。
Cardia  そう思てましたらちょっと縁あって今日、観てきましたよ、OSK。
 何事も何時もうちのひとまかせなもんで、行くまで出し物が何かとか知らずに阿倍野は近鉄アート館へ。会場にはその出し物のチラシもなくどんな筋書きがどんなんかとかわからんまま観たのは『OSK Dramatic Theater“カルディアの鷹”』。そんな状態ですから最初…いや、最後まで登場人物の名前がみんな横文字なんでさっぱりわからなんだんですが…よかったでっせぇ。ええもん見せてもらいましたわ。筋書きもええ、演技もどの役も決まってたし、何より歌が上手ですわ、みんな。「ん?」な人がひとりもおらんというのは、すごいことなんとちゃいますか。いやぁ、正味の話、出てる人の名前もキャリアも全然知らんで観させてもらいましたけど、ホンマにええひとときをすごさせてもらいましたで。
 チケットのモギリしてる人も図録売ってる人も皆一団になって運営しているんやろなぁ感がこれまた…ね。
 思えば10年以上前にあやめ池遊園地で観て以来2回目のOSKでしたが、こんなすごい劇団やったとは。そのあやめ池で見たときはね…なんというか、申し訳ないんですけどホールがみすぼらしい感じで、何とも寂しいなったんですけど、今回はそんなイメージが全然なくてほんま先の知り合いが言ってはった通り“熱かった”。「そや、大阪にはOSKがあるんや!」…ますます気分は100周年に湧くあこからは遠のいていくのでありました。

北翔海莉さんがトップにならずにヤメる様なことがあったら、もう卒業や、ヅカは。

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コメント

過去に一度、まだ近鉄傘下の頃、近鉄劇場でやっていた公演を見たことがあります。当時からお金がないということで、団員さんは苦労なさっていたようですけど、どん底の時代を経て、ますます意地でもがんばってきた苦労が実ったんでしょうね。
当時からラストのダインダンスはすばらしかったです、足の上がり方も一糸乱れぬものがありましたし、スピードはあるし、宝塚より数段すばらしいラインダンスでした。
一人勝ち状態じゃあかんのですよ。OSKにはホントがんばってほしいなと思っています。

投稿: ぽんぽこやま | 2014年6月 8日 (日) 15時00分

「ダンスのOSK」とよく言われていましたよね。昔、あやめ池とポートピアで観た記憶があります。
確かに、どん底の時代を経て、強くたくましくなった感がありますよね。空堀商店街などに、ポスターが貼ってあるのを見ると、足蹴く宣伝活動をするスタッフの皆さん、そしてそれを支える地域の愛を感じてしまいます。とはいえ、宝塚もそれなりに苦労してるようで、一人勝ち状態ではないようですが・・・最近では、劇団四季の台頭もあるようですしね。ま、そういうのが好きな人間にとっては、いろんなところが出てきてお互い切磋琢磨して、面白いもん見せてくれたら、それでいいかなあという感じなんですが。

投稿: 天王寺蕪 | 2014年6月 9日 (月) 22時42分

●ぽんぽこやまさま
ほんま幅広く演劇やら映画やらを鑑賞してはるなぁといつも思っています。一人勝ちやとアカン…そうですね、どんな世界でも。さて…ヅカはどこへ向かうのか。ま、私がついていけなくても、次世代の新しいファンを獲得できれば、それもそれでええんでしょうね。

●天王寺蕪さま
いやほんまにどん底を経て強なってレベルも上がってまわりもほっとけん様になって…という感じなんでしょうかね。そんな渦の中に、私も巻き込まれました。何らかの形で応援していきたいなぁと、見終わった今、思てるところです。
ヅカも入りが悪いと耳にします。旧来以外のファン層を増やそとしてはるその行為はええと思います。私がついていけんだけで。

お二人ともコメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2014年6月10日 (火) 22時24分

いえいえ、ヅカも山本さんのようなファンを定着させられなければダメだと思いますよ。
私も以前に比べたら足を運ばなくなりましたし。
考えてみればレビュー劇団ってどちらも関西ですので、競い合っていいものを見せてほしいですよね、皆さんのおっしゃるとおり。生徒さんたちはお互いに見に行ったりしているようですし。

投稿: ぽんぽこやま | 2014年6月11日 (水) 14時42分

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