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2014年5月

2014年5月31日 (土)

茶の稽古、七事式より“廻り花”

 今日は茶道の別稽古。やらんならんこと色々残ってる中、「お稽古どころかいな」と思いつつも行きますれば…よろしなぁ、ええ時間やこと。
Mawaribana1 Mawaribana2  色々お教え頂いた中、今日のスペシャルコンテンツ(?)は七事式より“廻り花”。用意された様々な花を順に生けていく…これがね、案外面白いもんですわ。
 「ほほぉ、こういう組み合わせで生けはったか」とか「そう生けはったら、わしはこうしたろ」とか…皆の思いがひとつになってる様でそやない様で、でも全体的に何とのう調和していて不思議な感じ。
 正味の話、“お花”って、そないに興味なく生きてきましたけど、こうやって自分で生けてみると、その面白さに少し開眼したかも。ま、遊び心あふれる(?)七事式のひとつであって、華道とかアレンジというものとは違う世界の花やから、そう感じたんやろとも思いますけどね。
Mawaribana3  写真を撮り損ねたのですが、バケツに入っている草花を奥に写る花台に盛って床の間に置いて、その花を花器に合わせて何種かを組み合わせて生けていきます…って、そんな説明でええんかいな。ま、読み流しといてください。

先に生けはった花を自分の番に抜いてもオッケーやそうですが…それはできんわな。

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2014年5月30日 (金)

ちょっと味ある御幣島二丁目5の町名看板

 デカいガスメーター、引いて見ますれば、何とのう雰囲気がある住所表示板が、工場の壁にありまっせ。
Mitejima25a Mitejima25b Mitejima25c  現状のそれと同じ形状やのに色合いや光沢具合が、どこか琺瑯っぽい上に手作り感があって何でかいなと近寄って見てみますれば、塗装し直してますわ。よろしいなぁ。オリジナルより、ずっとええ感じ。この濃紺が…懐かしくかんじるのでしょうかね。
 ガスメーターに台かましたり町名看板補修したり…なかなか細かいところまで気のまわる会社の様ですので、仕事もきっちりなのでしょう、きっと。

(於:西淀川区) ちょっとの工夫でこないなるとは…って、技ないと無理か。

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2014年5月29日 (木)

デカいメーター、下に後付けで台。

 今日は御幣島駅で待ち合わせの上、仕事の現場へ。閉鎖されたさみしい歌島橋バスターミナルを見つつあたりをグルッとひとまわり。ま、こんなんがありまして。
Gasmeter1 Gasmeter2
 気持ちはわかるなぁ。これ、多分ガスメーター(水道メーターかも)ですけど、ごっつデカくていかにも重そう。「ほんまに大丈夫やろか…」の不安の念にさいなまれて下に台かましはったんでしょう。その感じがいかにもメーター設置した業者の仕事って感じやないしね。何げにこの手のメーター見てましたけど、確かにガス管(水道管?)だけで保たしてるって「大丈夫かいな」と思えてきました。これからは、街中でデカいガスメーター見たら、怖なることでしょう、きっと。

(於:西淀川区) 仕事、汗だくになったで。しかもドロドロや。

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2014年5月28日 (水)

おん食堂

 入ったお店のテーブルに、こう書いてあったら、どないします?
On1
 知らんと入ったお店がこやったというと「さてどうしたもんやか」となりますが、ま、今日はある程度は知った上でご近所さんとうちのひとの3人で行ってみました。
 “自分で飲食代をつける”ということはきいていたのですが、その考え方がこうやったとは知りませんでした。なるほどね、そうか…親や先達によくしてもらったことを若い衆にかえす順送りみたいな発想やったんですね。確かにむきむきに「さぁ、値段はアナタがおつけください」と言われるより、ずいぶんマイルドになるもんです。
On2 On3
 カレーもヨコワのたたき丼もええなぁと思いつつやっぱりここの店名が付いものがよかろうと“おん定食”を頂くことにしました。ふわっとにぎった感のおにぎり(白米ではないけど、それが玄米やら麦やら雑穀入りなのかはわからんまま)2個に野菜の土鍋味噌汁、豆や根菜のおかず5つ付き。そのお味は…いわゆる“どや味”ではなく、素材の持ち味を大事にした味わい。外食的パンチのなさにほっこりさせられるといったところでしょうか。そうそう、精進料理的とも言えますか。で、油脂分ほぼゼロと言うのは、食後にハミガキしたくならないというのもんですな。
On5 On4
 店はちょうどテレビの取材中。まわってるカメラの前であれやこれやしゃべりましたけど、まぁあれ全部ボツですな。すかたんなことしか語れんかったしな。読売テレビやと言うから“大阪ほんわかテレビ”かと思てたら“す・またん”という番組とか。何や朝はやい関西ローカルみたいです。金曜に放送分やと言ってはった。ま、録画して見よ。

●おん食堂:大阪府大阪市中央区上本町西1-3-11

(於:中央区)
で、いくら封筒に入れたって? そらあんた、ちょっとええかっこしましたわ。

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2014年5月27日 (火)

防火水槽 138 ■ 大正区三軒家西1-21-15

 まだまだ続きます、大正は三軒屋西の防火水槽。
Suiso138a Suiso138b  今回のは前回のそれと違い、いかにも防火水槽な風情ではありますが、どこかコンクリごみ箱を思わせるもんがあります。あまり横長ではないのがそう思わせる理由なんでしょうか。
 ご覧の通り充実した余生を過ごしているというより、何となくそこで佇んでいるといった感じ。水槽部は土と木屑で覆われているもののこれといった植物が植えられておりません。その分、ひび割れた箇所から葉を出すシダなどの草がええ味出してます。昔はそれなりに大事にされていたのか、ひび割れて崩壊しそうな状態を、針金で補強してありますが、それもまた、ハチマキっぽくどこか頑固オヤジっぽい…って、ちょっと“ハチマキ+角顔+ちょっとナナメ=がんこ寿司のおっさん”と安直な想像をしただけですスンマセン。
 遠くに見えるは大阪ドーム。そう、大阪ドームも阿倍野ハルカス同様、まわりの環境とのコントラストがええのか悪いのか。あ、よく見れば隣のお宅前にもなんかコンクリの固まりがありまっせ。ということで次回も三軒屋西の物件です。

(於:大正区) バファローズ調子ええなぁ。近鉄ヤメても、それなりに気になるもんで。

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2014年5月26日 (月)

植木鉢、服と化す。

 “安治川旅情”坂井ユウジロー展も終わったことですので、このネタを。
Hatanakatonari1 Hatanakatonari2
 よくもまぁこんな狭い隙間から根っこが入っていくもんですな。これは…もう植木鉢というよりこの植物の“服”と化してますで。太さ4cmほどの根…というか幹です、いったい何年かかってこうなったのかとGoogleのストリートビューで見ても写ってる…って、去年の9月撮影ですから、まぁ当然でしょう。それより、そこに写るのはもっと丸く茂っていて…そう、これ、ちゃんと剪定して管理されていますわ。ということはこの植木鉢の服もわざと残してはるんでしょうな。
 まわりを見るといくつもの植木鉢。そのすべてが枯れているかからっぽの状態。やっぱりこの植物の様に、人間の水やりを当てにせんと自前で生きていく努力をしたからこそ、枯れずにすんでるんですな。う〜ん、考えさせられるなぁ。

(於:港区) やっぱり食料自給率、100%目指さなやばいな、うん。

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2014年5月25日 (日)

住宅街の小さい小さい森は玄関アプローチ

 最近仕事の合間に「これは」と思うもんに全然出会えんで…日々更新のアホげ、窮地に陥り気味。
Morimon1 Morimon2  てな中、先日見た光景がこれ。阪急は豊中駅で下車。早めに着いたので付近を歩きますれば住宅街に小さい小さい森(?)発見。何げに「ふぅーん」と見ておりましたけど、よく見たらこれ、住宅の玄関アプローチですわ。玄関がこの状態では…どこから出入りしてはるのか。勝手口が裏にあるのかもしれませんな。
 しかしまぁ何と言うか、庭木って…こないなるんですなぁ。これも緑化のひとつではあるわけです…と終わろうと思いつつ改めて“緑化”を調べてみますれば“草木植え、育成管理すること”とありましたので、これは、ちゃいますか。案外「これでよし」と管理されてこの状態なんかもしれませんけど。

(於:豊中市) “月極”の“極”文字、何となく記号っぽくてええな。

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2014年5月24日 (土)

業界団体の会館 68 ◆ 大阪府クリーニング会館

 クルマで茶道の稽古へ。気分変えョといつもと違う道を行きますればそこに、業界団体の会館。
Ock1 Ock2
 大阪府クリーニング会館…この手の会館は大阪市内にあるもんやと思てましたが、ここは八尾。業界大手のノムラクリーニングの本拠地でもある地ですから、案外クリーニングは八尾を支える産業のひとつなんかもしれません。
 ここは大阪府クリーニング生活衛生同業組合が事務所を構える会館。建物左上には“生徒募集”の文字が。その横には“大阪クリーニング専門学院”とあります。ということでここにはクリーニングの技術を教える学校も併設されている様です。この組合のHPによると、消費者センター等への苦情ワースト10にクリーニングに関することが入ってるか。そういえば思い出した。いま履いているズボン、これがね、折り目が2本入ってしもてるんですよ。どことは言いませんけど大手のクリーニングに出したら、元々ある折り目の横4ミリに折り目付けて仕上げてきて…あのなぁ。文句も言わんとそのまま履いてますけど…何ともかっちょ悪いねんなぁ。ま、そういうことする職人は、この学校で勉強し直してもらいましょ…って、そういうええ加減さという性分は、一生直らんか。

(於:八尾市) 個人経営のクリーニング屋さんも減ったなぁ。

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2014年5月23日 (金)

青い大阪城

 最近全然呑気に過ごせる時間なくて…って、(まっとうな?)五十路やったら、そんなもんか。
1405231945a 1405231945b
 まぁそんな日々の中での歯医者への行き帰りは、ちょっと気持ちがほぐれるわいと寝屋川のたもとから大阪城を見ますれば、何や青おまっせ。
 調べてみますれば、糖尿病の啓発活動のためのライトアップとか。で、糖尿病撲滅のシンボルカラーが青やということやそうです。そやったんか…そんなこと知らんのは、わしだけなんかなぁ。
 ライトアップってどっか過剰演出みたいに捉えてるんですけど、まぁこうやって「何で青いん?」と調べてもろてその趣旨を知る人増えたら、それでええんかも。ま、しかも青い大阪城は23日だけやったみたいですし。

(於:都島区→中央区) てなわけでコメント欄ほったらかしでホント申し訳ありません。

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2014年5月22日 (木)

ひとつで“四ッ橋”

 あの四ツ橋は、四つでようやく四ツ橋ですが、こっちはひとつで四ッ橋。
Yotsubashi1 Yotsubashi2  しかもあの四ツ橋はひとつも現存せんこと思うと、こっちこそ堂々の四ッ橋ですなぁ…とか何とか。 
 高石市と和泉市の境界線上にその四ッ橋はありました。欄干の右上には“取石池”と彫ってあります。何のことかと調べますればここら辺にかつて“取石池”という池があったものの、昭和16年に埋め立てられ農地になったとありました。ほな“長”は何のことなのか…これはわかりませんでしたが、長い池やったということでしょうか。
 “長取石池 四ッ橋”…取石池につながる川にかかる橋がいくつかあって一ッ橋や二ッ橋と名付けられていたのか…というか、今もどこかにあるのかもしれません。
 高石市取石六丁目あたりにあったという取石池、現町名は“トリイシ”と読み、池の名は“トロシ”。よそモンでも読める様に読みを変えたのか、元々読みが違うのか…八尾の竹淵(タコチ→タケフチ)、東大阪の大蓮(オバツジ→オオハス)同様やとしたら、ナンダカナーと思いますわ…って、余計なことでしたな。

(於:高石市〜和泉市) 橋線の四橋駅…ややこしな。

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2014年5月21日 (水)

大同電力のマンホールの蓋

 まだまだ現役で頑張ってるんですなぁ。
Daido1 Daido2 Daido3  雨上がった薄曇りの中鈍く光るマンホールの蓋。そこには“○・☆・同”のマーク。「…あ、あれと同じや」。昔より何となく柱に付いてあるなぁと見ていた銘板のそれにもこのマークが記されていることを思い出しました。
 “大同電力”…生まれた時から関西電力しか知らんモンには大昔に存在した電力会社やということくらしか認識してませんでしたが、そんな時代のもんがまだこの様に使われているとは、ちょっとビックリです。
 調べますれば大同電力、1939年に電力管理法が可決され解散、財産は日本発送電へ受け継がれたとありますので、まぁ75年以上雨に打たれ、ひとやクルマに踏まれながらここで頑張っているんですなぁ。そんな長いことある様には見えん…マンホールの蓋って、いったいどれくらいもつのでしょう。
 水もガスも、電気も何となく使っていてあんまり深く考えたこともありませんでしたが、電気事業の歴史を見れば、電力会社は全然民間企業やなんかないわけですな。“大飯原発・運転再開認めない”と判決が出ましたが、ま、地裁レベル。これからどうなっていくのか。見えている様な見えていない様な。

(於:旭区・八尾市) いつでも入ってきよる、カメラ向けたとこに。おもろい

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昭和なプラ看板 91 ● いかるが牛乳

 昭和 対 平成、どっちの勝ち?
Ikaruga1 Ikaruga3 Ikaruga2 Ikaruga4
…やなんて考えるまでもないか。やっぱりかるちゃんの存在は大きいな。昔ながらで懐かしいはずやのに何か古臭い感じがせんのがええんでしょうか。歌もしかり。ゴックーンいかるがモーニンってのもありましたけど、いまだに頭ん中では“やっぱりいかるが♪いかるが牛乳”って流れます。あれも古ならん様に思うのは…自分が古い人間になった証かなぁ。
 今は住之江区に本社工場を構えるいかるが牛乳ですが昭和54年までは生野区にあり、その名残で元々いかるがのあったところにある公園は“いかるが公園”と呼ばれているとか。ま、正式には“桃谷公園”らしいですが。ほんの数十年前まで大阪市内で牛が飼われていて、その乳で牛乳が製品化されていたなんて…何か大昔の話の様に思いますわ。鶴橋にも“正木牧場”という名のケーキ製造会社がありますことを思うと、桃谷〜鶴橋あたりは…どんなとことやったんでしょう。なかなか想像できませんわ。
 それから“いかるが”には“いかるが牛乳”以外に“いかるが乳業”もあります。そのことに興味ある方は過去記事“牛乳と乳業、どっち本家?…いかるが牛乳のはなし”をご覧ください。

(於:西区・住之江区) 勝手にかるちゃん使わせてもろてるけど…ええんかなぁ。あかんなぁ。

※関連記事:『京阪牛乳でみな元気っ!♪』 2008年3月の記事

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2014年5月19日 (月)

谷九の駅の、新歌舞伎座を示す絵、黒板ヤメて今度は紙に描いてる。

 もうこのシリーズのネタはやめよと思てましたが、また代わってましたので。
Shinkabu14 Shinkabu13  今度のはご覧の通り、黒板画をヤメて、画用紙か何かに描いたバージョンに代わってますわ。「目立ってわかりやすい」…道行く人々の反応は上々ですが(…うそ、知りません)、前の黒板画の方がええなと思いますなぁ。黒板独特の色使いがまた景観にも配慮がなされているといった感じで。
 ま、いつも通り今回も出来映えばっちりの案内板、さ、今度こそオリジナルかな? どうやらこれを参考に描きはったのやないかと思うんですが、それなりに真似しから脱却を図ろうという気概は感じますな。

(於:天王寺区) そのうち立体物こしらえはるんちゃう?

※関連記事
谷九の駅の、新歌舞伎座を示す黒板の絵、またまた代わって四代目に。』 2014年3月 記
谷九の駅の、新歌舞伎座を示す黒板の絵、三代目に。』 2014年1月 記
谷九の駅の、新歌舞伎座を示す黒板の絵が本格的になってる。』 2013年10月 記
“新歌舞伎座”を絵に表すと…』 2013年5月 記

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2014年5月18日 (日)

幹だらけなんか枝だらけなんか

 どうなってるんやろか。
V1a V1b
 全体でひとつの個体なんかつめつめに植えられてこうなってるのか、見れば見るほどどう入り組んでるのかもひとつわかりませんわ。こういう場合前部幹なんか、どれか1本だけ幹で、他は枝なんか。自然の造形美もよろしいなぁ。

(於:豊中市) 挟まれた枝1本がつらそうや。

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2014年5月17日 (土)

防火水槽 137 ■ 大正区三軒家西2-6-1

 大正区にある防火水槽は多種多様。これは正方形の物件。
Suiso137a Suiso137b  面取りされているところが、どこか昔の洗濯機を彷彿とさせいます。水槽部には土が入れられていますが、これといった植物が育てられているわけでもなく、何となく“残土”がほりこまれている感じで、ここにあるというだけで、住民から愛されているとかそういうニュアンスが感じられないのが、少しさみしい気がします。
 コンクリ壁にマッチしてそうでそうでもない様で、形こそ変わっているものの、何となく存在感の薄い、そんな物件でした。

(於:大正区) 何となく防火水槽然としてない。けど、防火水槽やろ。

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2014年5月16日 (金)

“安治川旅情”坂井ユウジロー展

 今日は坂井ユウジローさんの展覧会を見に港区は磯路の画廊へ。
Agr1 Agr2  空気感やらにおいまで伝わってきそうなその案内状の絵にタイトルに誘われ行って観て…よろしいなぁ、めっちゃよろしいわ。
 絵がええ、ま、それは当たり前かもですが、そこにそえられてる文章、これもまたええんですなぁ。突っぱねてる様でぬくもりのある眼差しに漂う無常観…とでもいうのか。飄々とした中に生きる“決意”みたいな強さが…よろしなぁ。
 作品の価格もスーパーや量販店の様な設定で、それも氏のアートに対する姿勢のあらわれなのでしょう。いつも会期終盤に行くと、売約済ばっかりということで2日目に行って大正解。ひとつに付けてもろて帰ってきました。25日(日)まで、21日(水)は、休みということです。
 そうそう、で、この画廊の右隣にある建物と歩道の境界線上に“アホげネタ”がありますで。植物シリーズの中では1〜2を争うその味わいにインパクト大。ぜひ、こちらの方も鑑賞をおすすめします。ネタにするのは、また、会期後にでも。(追記:5月27日、記事化しました。“植木鉢、服と化す。”)

“安治川旅情”坂井ユウジロー展
  ・5月15日(木)から25日(日)まで。21日(水)休み
  ・午前11時から午後7時まで[最終日は5時まで]
  ・ギャラリーはたなか / 港区磯路2-11-5(港区役所道向かい)

(於:港区) “書”を買うべきやった気が今もするなぁ。

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2014年5月15日 (木)

イヅミイチ・キッコーマタの商標残るお店の庇テント

 3つ並ぶと、かわいいなぁ。
Shoyuya1 Shoyuya2
 もう廃業されたであろうお店の庇テントにマークが3つ。左は“イヅミイチ”で貝塚にあった醤油の商標。そう言えば昔、この印の入ったかけしょうゆがうちにありました。出入りの酒屋さんがサービスで置いていったものだったと記憶しています。真ん中のは“キッコーマタ”の河又醤油。これも懐かしなぁ。幼少の頃、酒蓋集めがはやって、一升瓶が山積みされた長龍の瓶置き場に潜り込み、これ見つけ「“キッコーマ”て…こんな偽モンあるんや」と思た記憶がよみがえりました。
 イヅミイチとキッコーマタは昭和45年に企業合同し、今は“大醤”と名を変え、かつて醸造業で栄えた堺の地で今も頑張ってはります。
 ちなみにこの2社、大正5年の醸造家名鑑を見ますと大阪の醤油醸造業の中ではケタ違いの生産量を誇っていた様で、他の醤油屋さんが20石〜千石のところ、イヅミイチが2万石以上、キッコーマタが1万石以上となっています。ちなみにその名鑑には、大阪府下で74もの醸造元が記されています。平成の今、大阪にはいったい何社が醤油づくりを行っているのか。生醤油を仕入れて瓶詰めしているところもあるかと思いますが、実質大豆からつくっているのは…大醤さんはじめ、一体いくつ残っているのでしょうかね。
 ちなみに右にある“○に京”のマークは、どこの何のそれかわかりませんでした。しかし何です、このお店“醤油・調味料”と記されていますが、それだけを商いしてはったんですかね、スーパー全盛の今となっては、ちょっとおどろきです。

(於:和泉市) 地酒以上に地醤油はそこで造ってないこと多いからなぁ。

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2014年5月14日 (水)

平成の、けものみち。

 あ、けものみち発見。
Kemonomichi1
 桃山台駅で降りて今日の仕事の現場へ。新御堂筋を北上しますれば、遠目にT字路のドン突きの、道もないところにバイクが入っていって「あ、衝突する…」と思て見てましたらシュッとその姿がなくなって…「何でかいな」と行きますればそこに、“けものみち”がありました。
Kemonomichi2 Kemonomichi3

 この通路、新御堂筋の側道と本道を結ぶ関係にあるわけで、おそらくバイク乗りが「ここ通ったら、楽チンや」と通りはじめたら、こうなったんでしょう。そこだけ草も生えず、木の葉も枝もなくトンネルっぽくなっていて何ともええ感じ。通行をとがめる看板もないのがこれまたよろしいなぁ…って、側溝に鉄板まで敷いてあるということは、案外合法なんでしょうか。
 人工的な千里の街に森のトンネル…わずか数メートルのモンでしたが何ともホッとさせてくれる、そんな空間でした。

(於:豊中市) 最近仕事ででかけるところに発見なくてつまらんわぁ。

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2014年5月13日 (火)

津守下水処理場 第1ポンプ室

  所用で津守の下水処理場へ。
Tgs1 Tgs2
 そこは広大かつ歴史を感じさせる建物が色々とあってなかなかの非日常空間。ええなと思いつつ見学で行った訳ではないのであれこれ撮るのも具合悪いなと思いつつ目についた建物を一枚二枚。角張ったフォルムの中に円筒形の曲線がうまいことおさまっていて…よろしいなぁ。調べますればこれは第1ポンプ室で、2階は事務所や公舎がある様ですが、今はもう使われていないとか。なんか、ちょっともったいない気がします。
 大阪市内には現在12の下水処理場があってその中で最も古く、昭和15年からずっと稼働しているとか。市中央部から西部が守備範囲ということですから、うちの台所やら風呂の排水口がここにつながってるんですなぁ。こんな遠いところまで…知らなんだ。日々お世話になっているというのに…

(於:西成区) 水も電気もガスもどこから来てるか…もひとつ知らんなぁ。

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2014年5月12日 (月)

徹底的に「不法投棄ダメ」を示す歩道の一角

 普通の街の一角が、えらい迷惑被ってるということなんか?
Fuhotokisho2 Fuhotokisho1
 車道と歩道の境目に不法投棄ダメの看板がいくつも置かれています。よっぽど悪質な輩がいるのか監視カメラまで作動しているとか…ってまぁ、ホンマに作動しているのかどうかはかくにんできませんでしたけど。
 どうやらここはゴミ収集所の様ですな。指定日以外に出す輩に迷惑を被ってる住民との諍いに行政も動かんならん様になって…って思いましたけど、ひとつもゴミ置いてませんやん。看板とカメラによる抑制力のせいかね。ま、モメに揉めて収集所が決まってここがグッチャになる前に徹底的に構えてこうしてるということなんかも。ゴミはなくとも…何となく引いてしまう光景でした。
Fuhotokisho3

(於:神戸市中央区) 必要な場所やが、家の前につくられると…嫌やでな。

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2014年5月11日 (日)

外国語のローマ字表記 23 ◇ KUREYON

 今日は母の日ということで、うちのひとがプレゼントのひとつに用意してくれた服のひとつに…発見。
Kureyon1 Kureyon2
 どやっと堂々“KUREYON”。その堂々さ加減に「え?これでええんかもしれんなぁ」と思いつつ調べてみますればクレヨンは“CRAYON”で英語、元々は“CRAYON PASTEL”というフランス語からきているとか。
 クレヨン…懐かしいなぁあのニオイとねっとり感…とか思いましたがそれらすべて実際は“クレパス”の思い出。とか思いましたけど、幼稚園児の頃、固いクレヨンで落書きしたことあるのを思い出しました。どこに落書きしたかって…それが桐のタンスにですわ。えらいこと怒られましてね、母親に…って、おかぁさんにですな。
 母の日にそんな母とのこと思い出すことになるとは…何ともいえまへんな。

クレパスって90年くらい前に生まれた商品やったとは知らなんだなぁ。

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2014年5月10日 (土)

昭和なプラ看板 90 ● ビクターレコード/ビクター音楽テープ

 レコードもテープも…最近さっぱり馴染みないなぁ。
Victor1 Victor2 Victor3  大和高田駅前の人影まばらな商店街にそれはありました。ビクターの犬の付いたアドバルーンのようなその形、レコード、ミュージックテープのコトバ…懐かしいなぁと言うか何と言うか。
 四半世紀ほど前まであんなに当たり前やったもんがCDとMDに取って代わったと思ったら知らん間にネットで買ってパソコンやらiPadで聴く時代になって…それどころか最近の若い連中はYouTubeで音楽聴いて(音楽を)買わないとか。
 そんな時代にもアーケードの下、きれいな状態でビクターブランドを宣伝し続けるプラ看板…なんとけなげなことか。
 しかし何ですな、音楽聴いて「ビクターやし、買お」となりますかね? 今の今まで一度もレコード会社のブランドでレコードもCDも買ったことないですけど。そういう意味においてはあんまり意味のないプラ看板の様に思いますが…どうでしょ?
 ビクターもコロムビアもアメリカの会社の日本法人やったり提携から始まった会社の様ですが、長い歴史の中で今はどういう関係にあるのか? 調べれば…いろいろありすぎ。ここには書ききれませんわ。

(於:大和高田市) ま、レーベルごとに方向性が違うこと思たら、ブランドで買うこともあるか。

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2014年5月 9日 (金)

切り株の横から新芽出て林になってる

 道路脇に小さな林があって変わってるなと近寄りますれば、こんな状態。
Kirikabu1 Kirikabu2  切り株の横から新しく枝が出てきて茂ってるんですなぁ。
 この様に切り株の横から新芽(?)が出てる光景を何度か見たことありますが、そのすべてが枯れてしもてた状態でした。それを思うとコイツ、頑張ってるなぁ。もうここまで茂ったら、枯れることもない様に思いますが…どうなるでしょうかね。

 とまぁ記してみたものの、もひとつ何も知らんしと調べますれば、これは広葉樹では普通に起こる現象で、老木の場合はそうならんことが多いということらしいです。
 切り株から新芽が出て、20年ほどするとまた元の大きさに生長する…それを“萌芽更新”と言うそうで、ガスや電気が普及する前はその性質を利用して里山で“薪”を得ていたそうです。
 そう知って改めて写真見ますと…まだ老木の域に達していない木の様ですから、こうなって当たり前やったんですね。結局、記事にする様な状態ではなかったということで…スンマセン。

(於:神戸市中央区) 白山公園の御神木は…老木やったんやなぁ。

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2014年5月 8日 (木)

業界団体の会館 67 ◆ 池田市医師会館

 ま、あったという程度に。
Iik1 Iik2
 その名の通り、池田市内の医師が集まり事務所を構えている会館…と思いましたが、豊能町、能勢町の医師も加入しているとのこと。元々明治39年に豊能郡医師会として発足した経緯からそうなっているのでしょう。
 医師会…徳洲会が未加入というのは知るものの、他の医師はもう半ば強制的に入ってはるもんなんかと思てましたが、加入率は全医師の6割強ということ。ちょっと意外な気がしましたが、まぁ開業医の人たちは加入率高そうに思いますな。

(於:池田市) 親睦団体とかに属するの、苦手やわ。

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2014年5月 7日 (水)

今も昔も昭和のマンマ、飛び出し注意の図案。

 旧街道を行きますればそこに飛び出し注意の看板。
Ktc2 Ktc1 Ktc3  電信柱と電柱か、同じ様なところに2本立ってるのも変わってるなと思いつつ図案をよく見れば…これ、いっしょですやん。
 左のは軟質プラスチック製、右のはブリキ製。このふたつの間には40年以上の歳月が流れているであろうことを思うと、何やけったいななぁ。
 この看板の製造元が今も昔もこの図案のまんまなんか、伯太小学校PTAがこの絵にこだわってるのか…平成も平成のこの時代にこんなタッチの絵が堂々とリメイクされているとは…って、何かリメイクと言うコトバはこれには当てはまりませんか。材質が変わっただけで、マンマですもんな。

(於:和泉市) 調べればこれ、1,728円で売ってる現行商品やった。

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2014年5月 6日 (火)

防火水槽 136 ■ 大正区三軒家西1-21-11

Suiso136a Suiso136b  ま、よく見るタイプの余生の送り方ではありますが、植わってる木がキンカンってところにそれなりの風情が感じられます。まわりにはヒイラギをはじめきれいに置かれた様々な鉢植え植物が、電気メーターと共にええ味わいを醸し出す中、垂直に立たん電柱がええアクセントになっている様なイラッとさせる様な。ま、これは見るモンの性分次第でしょうなぁ。青い植木鉢の台になってるプラスチックのケースに“いかるが”とあるのも、味わいのひとつかもしれません…ってまぁ、どぉでもええか。

(於:大正区) 電柱に巻かれたバラ線も味わいのひとつやが効果は、なさそ。

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2014年5月 5日 (月)

またも皮膚病の看板の包帯グルグルの坊やが

 二泊三日で吉野は下市町へ。目的のひとつ“タケノコ掘り”はさっぱり成果上がらず…はどうでもよろしい。帰りの道すがら、遠くに見えた看板に…あの包帯グルグル坊やがいますわ…けど、ちょっとちゃいますな。
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 以前“頭に包帯グルグルの坊や、どこの子?”の記事にした坊やと一緒と言えば一緒ですけど明らかに違う…どっか偽モンっぽい。よく言えばオリジナルとも言えますか。
 前回の記事同様、この看板にもやはり“皮ふ病”の文字がでかでかと記されています。包帯巻かんならんくらいの皮膚病って…何とも可愛そうな子供。そんな子、あんまり見かけませんけど。かつては“くさっぱち”と言われるヨウできる病気やったそうですが(難波のやっちゃんさんのコメントによる)

(於:奈良県五條市) 5月5日で子供の日にかゆいかゆい子どもの絵ってことや。

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2014年5月 4日 (日)

外国語のローマ字表記 22 ◇ DOMUSU

 “U”はイランやろUは。
Domusu1 Domusu2  と言っても最初の“U”は要るんですな。
 ドムス…耳にはするものの意味まで知らなんだんですが、“家”という意味やったんですねラテン語で…って、これ“DOMUS”のことですが。
 私が知らんだけで“DOMUSU”という外国語がある様でしたら、ABANTE同様、どなたかお教えを。

(於:池田市) “U”を足すことで固有名詞化してるということかもな。

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2014年5月 3日 (土)

ソース 40 ▲ イカリソース ウスター

Ikariw1 Ikariw2 Ikariw3  その価格につい買ってみました。500ml入りで100円…まぁもちろん特価での話ですけどこんな価格、いわゆる地ソースでは考えられません。どう考えても同じ500mlのPETボトル入りのお茶やドリンク類よりも手間も材料費もかかってそうにしてこの値段っていうのは、もう限界価格なんではないでしょうか。大量生産ならこの価格でもなんとかなるのかいなぁと思いつつ、ま、今回は大手のイカリソースはウスターを味わってみることにしました。
 まずパッケージ、ご覧の通りまっ赤いけ。これはカゴメも同じですから“ウスターと言えば赤”ということが業界では暗黙の前提なのかもしれません。野菜や果実は…絵なのか写真なのかもひとつわかりませんがどれもピカピカ。鮮度をアピールしています。側面には“JAS特級”のマークがちゃんと入っています。さすがメーカー品です。
 次に味、そのままとチキンライス、焼うどんに使って味わってみました。
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 色合いはカラメル色素不使用ということで自然な赤みを帯びた茶色で、その中に香辛料などが浮遊しているという感じです。香りはまぁ、香ばしいソースといった感じで、味は…辛い。これは大人向けといった辛さで女子供にまったくこびていないシャープな切れ味です。旨味より辛味、酸味が全面的に出ている感じです。
 まずはケチャップ仕立てのチキンライスにかけてみましたところ、甘口のライスにうまく馴染んで香りが立ってこれはおいしいという感じ。名脇役です。
 次に焼うどんの味付けに使ってみましたところ…これは…う〜ん、辛い。辛口好きの私はこれでええのですが、うちのひとは「辛て食べられへんわ」と言い出す始末。辛さだけ全面的に出て、旨味に欠ける…そんな印象でした。
 魚醤、酵母エキスなどが使われているものの、アミノ酸液も化学調味料も使ってないとなると、この様な風に感じるものなのでしょうか。だとしたら、すっかりその手のものが入ってるソースを“普通の味”と思てしもてるわけで…ちょっと複雑。いくら無化調がええと思ても、それがたよりないとやとしたら、う〜ん。
 ま、以上はあくまでも私見。よく売れてる見かけるソースですから、きっと皆さんのお口に合うことやと思いますよ。ブルドック傘下になったとは言え、大阪一親しまれているソースですからね。

名称:ウスターソース 原材料名:野菜・果実(トマトたまねぎ、にんじん、その他)、砂糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖)、醸造酢、食塩、ワインビネガー、香辛料魚醤、酵母エキス 、マッシュルームエキス、香辛料抽出物 製造者:イカリソース株式会社  兵庫県西宮市鳴尾浜1-22-6

ま、ソースはジャンクな方がおもろいと常日頃思てるわけで…

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2014年5月 2日 (金)

國際理容院

 味わいあるなぁ…
Kbb1 Kbb2 Kbb3  モルタルのパラペット、左側にはここにも富士山…元は日本家屋なんでしょう。床は市松模様のタイル敷き…よろしいなぁ昔ながらな感じ…ではありますが屋号がドーンと打って出てまっせ。

 “國際理容院”

 左から書いてあるものの“國”を使ってあるところを見ると、歴史ある散髪屋さんなんでしょう。
 「これからは世界に通じるいでたちにすべき!」ということでこの屋号を付けはったのやとしたら、散髪脱刀令の出された1871年あたりの創業かもしれませんなぁ、いや、ホンマ。
 見たところ、お店は営業されていませんでしたがその日は月曜日。定休日たったということやと思います。国際人になりたいそこのあんさん、英会話行く前にここで男前にしてもらいなはれや。

(於:大和高田市) “床屋”て言いました? これも“銭湯”同様、関西には馴染みないコトバに思うが…

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2014年5月 1日 (木)

さびに華やぎ

 堺は老松町へ。お寄り駅がチン電は阪堺線の東湊。天王寺駅前から40分ほど揺られて着いたそこは、浜寺公園の3つ手前。楽しい路面電車でもさすがに…遠かったぁ。仕事終えてちょろっと探索。するとこんな一角が。
Hanasabi
 錆空間に眩しい新緑、そしてきれいな花々、もちろんポスターのおっさんもピリッとええ仕事してまんな。さすがです。
 ま、何げな光景には違いないけど、ちょっとええなと思いまして…あ、この感覚、白黒フイルムであれこれ撮っていた十数年前のそれと同じかも。とはここはカラーやないとニュアンスは出んな。

(於:堺市堺区) 御婦人の後ろ姿は…余計やった気がしてきた。

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