Fresh Fruits描かれた古い看板
今日の午後は高田で仕事。近鉄大和高田駅を出るとそこに商店街。ここもやっぱり人影少なく漂う空気に寂しさを覚えます。
元店舗であろうところの片隅に飲み物の自動販売機。見上げると、何ともええ雰囲気の絵。グローブの様なバナナにドロップの缶に描かれてそうな果物の数々。文字は“Fresh Fruits”だけといたってシンプル。何となく無国籍なその風合いが、懐かしい気分にさせてくれます。
そう言えば昔はお見舞いと言えばプラスチックの籠につめたフルーツの詰め合わせやった時代がありました。リリーの缶詰なんかも籠の中に敷き詰められた揚げた春雨みたいな梱包材にめり込む様にさりげなく入っていましたなぁ。
パイナップルもメロンもブドウも今よりもっと高級やった時代がこの絵に宿っている…そう感じたのでした。
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コメント
自販機だけでも営業中なら、暫くは残りそうな佇まいですね。
っと言うのも、以前掲載されていた姫松電停の東にあった元煙草屋らしき木造家屋がほぼ更地になりかけてました。
あちこちで再開発が進んでいる様です。
「何時までもあると思うな」ってやつで、気付いた時にすぐ記録しておかないと、次の機会になんてのんびり構えていたら「あれっ」ってことになります。
投稿: 戦後派 | 2014年4月22日 (火) 07時40分
卵と共に物価の優等生バナナ!
子供の頃は遣い物にするくらい高価だったなぁ…
それにしても近鉄大阪線大和高田駅、駅舎やオークタウンは綺麗になったけど、駅前商店街の暗さ・寂れ様はどうよ!
先ずアーケード外して明るくせな(汗)。
当時と比べ蜜柑は食べんようになった…
炬燵を使わんようになった所為か(笑)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2014年4月22日 (火) 09時53分
近鉄特急が留まる駅前商店街がコレですか(^_^;)
投稿: ん❓ | 2014年4月22日 (火) 11時19分
そうですね、いつの間にかあのお見舞い用のぷらっすチックの籠(なぜか紫ではなかったですか?)を使わなくなってしまいましたよね。そうそう、生の果物と同居していた缶詰。こういう柄の包装紙が上にかけられていました。最近は、贈答用はすべて箱になりましたよね。もらったことないけど、桐の箱にでーんと鎮座ましましてるメロンとか、一個一個くるまれている苺とか・・・
投稿: 天王寺蕪 | 2014年4月22日 (火) 13時54分
●戦後派さま
あ、あの姫松電停東の建物なくなりましたか。まぁやってはれへんかったことですし、仕方ないですね。やっぱりつらいのは、ちゃんと維持されていた家屋がなくなることですわ。相続税問題なのか…諸事情あって手放さな仕方なかったのかと思うと。
いやホンマ、ちょっとでも「ええ感じやなぁ」と思う建物や街角は、そう感じたときに撮っておかんとあきませんね。
●難波のやっちゃんさま
玉子もバナナも高級品やったなんて、今のお子には想像もつかん話やと思います。まぁそういう私ももひとつそんな頃のことは知らんのですが。
大阪にほど近い近畿圏の街でもこんな状態なことですから、地方都市が崩壊しつつあることは、こらもうえげつないことになってるんやろうと想像しました。
格差社会に一極集中で国力アップを目指して…ええんでしょうか。
●んさま
笑えん話ですホンマ。ただ、商店街の中にあった芝居小屋は、何となく元気そうでした。大衆演劇…いっぺん観てみたいと思いました。
●天王寺蕪さま
私はあのプラスチックの籠の色は黄緑の思い出が強いですね。紫は…記憶ないかも。
フルーツ缶詰に混じって“みつ豆”もありましたが、あれは楽しかったです。ピンクや緑の寒天も入っていて…美味しかったかと訊かれると、ビミョーなんですけど。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2014年4月23日 (水) 13時46分