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2013年12月27日 (金)

お雑煮の白味噌は雨風醤油の“手づくり糀ぎょうさん 生みそ”で決まり!

 もういくつ寝ると、お正月…てなわけでいろいろ正月を迎える準備する中で「そや、今度の正月のお雑煮にはあの白味噌使お」と雨風醤油へ買いに行ってきました。Shiromiso3
 雨風の白味噌…これは拙ブログに以前よりずっとコメントを付けてくださるぽんぽこやまさんご推奨の逸品で、何でもつい数年前までぽんさんの実家が手掛けられていた味噌の味わいそのものとか。諸事情で廃業された後、ここ雨風醤油さんにその製法が伝授されてその味は守られているということでこれはやっぱりいっぺん食べてみんとと、仕事の現場からの帰りしな、阪和線は津久野駅で下車し、“こうじ”と書かれた暖簾のかかる雨風の直売所へ向かいました。
 「白味噌ありますか?」。開口一番尋ねますれば…「うちは白味噌はやってないんです」の返事が。どういうことなんでしょ?。何や話が違うなぁと思いつつここで「そうですか」と引き下がるわけにもいかず「いや、ぽんぽこやまさんところで出されていた白味噌がここにあると聞いたもんで」と再度訊きますと「ちょっとまってください」。別の方が出て来られて「これのことやと思いますわ」と差し出されたのが、これ。
Shiromiso1 Shiromiso2手づくり糀ぎょうさん 生みそ』という名のお味噌で、見た目には白いお味噌ですが、パッケージには“白味噌”とは記されていません。まぁこれのことやろと購入。ついでに店内で見つけたとんかつソースも。これはまた今度の記事に。
 で、“正月用に”と買ったものの、ちょっと我慢できなくて早速お雑煮にして食してみましたらあんた…めっちゃ美味しい。たまらん美味しいです。今まで普通に親しんでいたいわゆる“白味噌”とは別格の旨さ。商品名通り、糀由来の甘みの深さが…たまらんって感じです。まぁそんな高級な白味噌を今まで買ってなかったというのもありますが、今までの白味噌の甘さは、糀以外にも“水飴”を使って甘みを補強しているという事実が、その味の深さでよくよくわかりました。いやぁ旨い白味噌ですわ。「この味で育ったので、他の白味噌では…」と言わはるぽんさんの気持ちがよくわかりました。
 「しかしやっぱり“白味噌”と書いてへんし、ふつうの白味噌の様に裏ごししてないしなぁ」とモヤモヤは残りまして、ぽんさんにmailで訊いてみましたら、ぽんさんもびっくり。何でもぽんさん宅へはノンラベルで「今年の白味噌です」と届けられるので、商品名は知らないとのことでした。が、雨風さんが「ぽんぽこやまさんとこの白味噌」と言ってはるのなら、間違いないでしょう」とのことでした。
 百貨店等からのオファーもあったという人気もんやったぽんさん家のお味噌。廃業されたことはとても残念ですがその味わいが残ったというのはほんとにええ話。「これからもずっとここの味噌でやっていこ」と強く思った、そんな逸品でした。ぽんぽこやまさま、お教え頂き本当に有り難うございました。

名称:米みそ 原材料名:米(国内産)、大豆(北海道産 遺伝子組み換えでない)、食塩 製造者:株式会社 雨風 堺市西区津久野3丁目32-11

ホンマは白味噌のお雑煮には、焼き餅は入れんなぁ。

※関連記事『雨風醤油の“堺味噌”』 2013年10月の記事

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コメント

ありがとうございます。
「よその白味噌では」とはいうものの、実はよその白味噌は知らないんです。
我が家のように個人で商売をしていると、商売もなかなか難しいご時世でして、うちは商売をたたみましたが、ずっと買ってくださっていたお客さんにはこちらの味噌を紹介しております。
世間で白味噌というのは裏ごしというか、粒をすりつぶして売っていたんですね、それにもびっくりです。
肉や魚を味噌漬けにしてもおいしいですので、よろしければどうぞ。

投稿: ぽんぽこやま | 2013年12月28日 (土) 14時53分

味噌を造るのにまず糀造りから始めますが、糀がどれくらい甘いかということですよね。
「室(むろ)」って蒸し風呂のようなところでコウジカビをつけますが、ミツバチがぶんぶん飛んでくるんですよ。
ミツバチのお目当てはもちろん甘い糀。
こういうのを見ると本当に甘いんだなといつも言っていました。

投稿: ぽんぽこやま | 2013年12月29日 (日) 13時51分

●ぽんぽこやまさま
なんやバタバタしてる間に2014年になってしもて申し訳ありません。
ほんまにこのグローバリゼーションは色々なええもんが存在しづらい状況に追いやってますね。これではいくら“家業”やというてもやっていけんですよね、なかなか。
で、この白味噌を“味噌漬け”に使うというのは、じつに美味しそうではありますが…何とも勿体ない気がしまして。浸けた後の味噌はどう使えばよいのかと考えると、なかなか実行に移せません。
それから糀室にミツバチがやってくる話、これはおもしろいですねぇ。こういう話はその筋のひとにしか発見できんことですよね。しかしほんまに糀の甘みは上品やということ、改めて感じました。
ええ味わいのお味噌が絶えなかった…ほんまによかったですわ。

コメントとええ情報を有り難うございました。

投稿: 山本龍造 | 2014年1月 6日 (月) 10時36分

味噌漬けですね。
自分の家では味噌を湯水の如く使ってましたので、ピンと来てませんでした。
NHKの番組で見たのですが、水で薄めて、ビニール袋に入れてもみ込んで、一晩置けばいいらしいです。
かなりゆるくていいみたいですよ。
よろしければお試しください。

投稿: ぽんぽこやま | 2014年1月 6日 (月) 15時23分

●ぽんぽこやまさま
なるほど、そら「売るほどあった」わけですもんね、美味いうまい白味噌が。
生味噌ですからある種“塩糀”的効果が期待できるんでしょうかね。いっぺんやってみます…って、薄々にしかようしませんが。

投稿: 山本龍造 | 2014年1月 6日 (月) 16時53分

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