月組・シアタードラマシティ公演“メリー・ウィドウ”
専科、北翔海莉さんへの冷遇人事に嫌気さしてしばらく遠ざかっていたタカラヅカですが、その北翔さんが主演となると…行きまんがな。てなわけで梅田のシアタードラマシティで月組公演“メリーウィドウ”を観てきました。
「まだNationalって書いてあるで」と緞帳を眺めていたら睡魔がやってきよりました。「ひょっとしたら睡眠時無呼吸なんちゃうか?」と思うくらい、昼間が眠くて眠くてな日々。今日もそうなったらイヤやなぁと思てるうちに幕が上がりました。「やったぁ、北翔さんかっこいい!」と眠気も吹っ飛び…と言いたいところなんですが、強烈な睡魔になかなか勝てずもわもわとしたまま前半が終了してしまいました。
休憩してニセ北翔さんと記念写真撮ったりしてるうちに眠気も吹っ飛び後半へ。インド風(?)なショーが始まり「ん?後半はレビューやったんか」と何や中途半端な物語やったなぁと思ていたら、やっぱり2部も芝居の続きということで…ここから笑たし痺れたし感動したしで…うまいこと言えませんのですが、何とも楽しなる出し物でしたわ。その滑稽さを北翔さんはじめ、皆うまいこと演じてはって…ってまぁ当たり前か。しかし何です、今までそないに気にしてなかったのですが、フレンチカンカンの足上げってのは、もうびっくりするほど足が頭以上に上がってるもんなんですなぁ。ただでさえダイナミックな感じの氏ですから、その動きたるややっぱりただモンではないなぁ。かっこよろしいわ。
最後はお決まりくちパクで「ありがとうございました」。存在感あって歌唱力バツグンでそれなりのクセも持ち合わせているのに何でトップになれへんのやろ。それを考えると「泣きそうになって」とうちのひと。そうかなぁ。私にはそんなことを忘れさせてくれるくらい楽しい歌劇やったけどもな。ま、続けてうちのひとは言います「タカラヅカ100年のトップはすぐ引退してもやっていけそうなシュッとした平成顔のひとばっかりにしたかったんやろうから、この100年祭済んだあとに、チャンスがくるんとちゃう」と。なるほど、読みが深い。そういうことね。もう少し待ってみることにしましょうか。大きい大きい羽根を背負ってる北翔さん、はやく見たいなぁ。
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コメント
私も少し遠ざかっております、宝塚。
とうとう100周年も目前となってきました。
「メリー・ウィドウ」って宝塚オリジナルじゃないオペレッタですよね。関西二期会の公演で見たことがあります。
楽しい作品ですし、音楽もいいですよね。
こういう作品は時々上演して、若手をきちんと鍛えてほしいなと思ったりします。
人事はホントわからないですよね。ここ十年あまりはちょっと迷走気味で。うまくて華のある人に、それが故に貴重な存在として脇を固めさせることが多いのでね。
私は年明け早々、100周年記念公演第一弾の星組を見に行く予定です。
投稿: ぽんぽこやま | 2013年11月30日 (土) 02時53分
ぽんぽこやまさま
やっぱりこのくくりのネタは…ぽんさんしか相手してくれませんよね。そこが…うれしいなぁ。
で、出し物の詳細は私いつもよくわからないまま観るのですが、うちのひともぽんさん同様のことを言ってましたわ、音楽も知った曲割と出てくるからたのしいみたいなことを。
ま、グズグズ言うてても仕方ないかなぁ。ま、しばらくはこの距離感でヅカとは付き合おうと思てます。
コメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2013年12月 2日 (月) 17時59分