川のない橋。
今日は堺は西区で仕事。阪堺電車にゆられること45分、石津電停から現場へ行って、帰りは…迷ったあげくに阪和線で帰ることに。津久野駅へ向かい歩きますればええ感じの町並みやことで。このあたり、縁がなくて来たことありませんでしたが…味わいあるとこですなぁ。そんなこと思て歩いてましたら、町中に立派な橋が。「へぇ」と近寄りますれば…
…ん?川がない。どっかにあるのかと思いつつまわりをぐるっと回ってもやっぱり川はありませんわ。
「けったいななぁ」と思いつつちょっとした公園っぽくなったところに向かってみますれば、こんな碑が。そこにはざっくりとですが、ここには昔、石津川が流れていて、その川は曲がってうねって治水対策が大変やったと。そんなことがあったことを子孫に語り継ごうみたいなことが記されているみたいです。
ネットで調べるとこの橋の下の川は昭和30年頃に石津川の付け替えでなくなったそうですが、その付け替え前は水害が多く発生し、その度に橋は流され…「この橋こそ、ずっと流されません様に」という思いから“万年橋”と名付けられ、川が下を流れることがなくなった今も、その水害を忘れないためにもこの様な状態で残しているということでした。
…ってまぁ、地元の人にとっては当たり前の知られた状態やとは思いますが、他所モンにはやっぱりおかしな光景。まだまだ知らんことあるもんやなぁとあれこれ撮ってる中、橋のたもとを見ると“雨風醤油”の文字が。「あっ!ここにあるんや」。この醸造元が醸す味噌のことをアホげコメンテーターのひとりがMailで教えてくれていまして「買いに来たいなぁ」と日々思っていたもんで…と、いうことで、雨風の味噌の話は、また明日。
(於:堺市西区) そう言えば、たのけのあむらさんも雨風醤油と橋のこと記事にしてはった。
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コメント
住井すゑさんの遺作に“橋のない川”ってのがありまして映画化もされていますが…
“川のない橋”は心斎橋に架かってましたが、地下鉄工事で撤去され石造橋の一部が横断歩道に復元されていますネ。
初代鉄橋は彼方此方と変遷、今は鶴見緑地公園にあります。
そう云えば石津北町には河内屋又兵衛“大醤”さんもありますナ。
さっそく逆ルート(JR津久野~チン電)で現地を探訪してきますワ(笑)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2013年10月22日 (火) 08時30分
石津に住んでた頃、上野芝まではよく歩きました。
津久野へは近付いた記憶がありません。
今からでも遅くない、もっとあとこちブラブラせにゃならんなぁと考えております。
暫くは良い気候だと思うので、まずはチャリで・・・。
投稿: 戦後派 | 2013年10月22日 (火) 09時19分
●難波のやっちゃんさま
橋って移築しても使うもんなんですね。何か不思議な気がします。
我が家は今、醤油は“大醤”、味噌は“雨風”…たまたまですが酢は“タマノイ”と堺モンがそろっています。
●戦後派さま
津久野は…もっとあちこち歩いてみたいと思わせるええとこやなぁと思いました。
ちょっと寒なってきましたけど、歩けばまだまだ汗をかきます。どんどん出歩いて楽しまれてはいかがでしょうか。
お二人ともコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2013年11月 2日 (土) 07時44分