彼岸の入りの彼岸花…一日前のですけど。
昨日納品などあって夕刻京都へ。出町柳の駅から歩いて相国寺の境内を行きますれば一面の緑の中に、赤い花がふたつみっつ…
夕日に照らされてそれはそれはひときわ輝いてますわ。キレイなぁ、でもコワイなぁなんかこの花。その尖った花の形、真っ赤な色合い、葉っぱがない…突然この時期に姿を現すってのもそんななんかコワイ要因のひとつかなぁと思いつつ写真を撮ってますれば後ろで下校中の子供が「あれ、毒あんねんてなぁ」みたいな話をしていますわ。彼岸花、曼珠沙華…そういえば子供の頃“毒花”とも呼んでましたけど、やっぱり今の子にも“毒”を連想させるもんがあるんですなぁ。
とか思いつつ今朝ラジオを聞いておりますれば、このヒガンバナの球根には毒があると。それでも球根にあるデンプンが大事で食用にしていた時代があっとか…ビジュアル面だけでなくホンマに毒の花やったと今更ながら知った次第。そやったんか。
お寺の境内にヒガンバナ…なんかできすぎてますなぁ。カレンダー見れば今日は彼岸の入り。“彼岸花”とは、よう言うたもんですわ。
で、そうそう、ヒガンバナって葉っぱなしで光合成できるんかいなと調べてみますれば「花咲く時期と葉が茂る時期が違う」とありました。“ヒガンバナの葉を見たことがありますか”というページに詳しく載っていました。そやったんか…とことんけったいな植物やということですな。
(於:京都市上京区)
夏スイセンも似た花の付け方やと思って調べてるうちに、それは“タマスダレ”という花のことやとわかった。半世紀も間違って覚えとったわ。
※関連記事
『白い彼岸花や!』 2007年10月の記事
『彼岸花、赤も白も同じ茎から咲いてる。』 2012年10月の記事
| 固定リンク | 0
「写真」カテゴリの記事
- 心斎橋から島之内歩いて最後に末吉橋で東横堀川渡って(2025.02.06)
- 吹雪くきぬかけの路、午後4時18分。(2025.02.05)
- Hoopからあべのハルカス眺める、午後4時2分。(2025.02.03)
- 大阪平野の夕日、午後5時5分。(2025.01.31)
- 白良浜沖、午前7時17分。(2025.01.28)
「京都ネタ」カテゴリの記事
- 吹雪くきぬかけの路、午後4時18分。(2025.02.05)
- 物集女町、午後4時21分。(2024.10.16)
- 昭和なプラ看板 314 ● KSL 京都シヨップリーグ(2024.08.14)
- 自転車4台後ろ姿の図(2024.07.17)
- マメツゲ、藤棚のフジの幹の隙間から生長する図。(2024.06.29)
「植物」カテゴリの記事
- ハイパー雑木林(2025.01.27)
- 冬の日の南国っぽい景色(2025.01.26)
- 冬の吹き溜まり(2025.01.24)
- ソテツとツタにヤツデやサザンカなんかも加わってひとつの生命体と化す(2025.01.06)
- もっこもこの生垣に…(2025.01.05)
コメント
百恵ちゃんが結婚前に歌った“マンジュシャカ”
三浦夫妻も作詞作曲の宇崎竜童夫妻も家庭円満ですネ(笑)。
暑い夏も冷夏の年も忘れずに、この時季に咲いてくれる曼珠沙華…
今朝、名残りの満月と共に彼岸花を観ました。
暑さ寒さも彼岸まで…来週末以降グッと涼しくなります…
投稿: 難波のやっちゃん | 2013年9月21日 (土) 08時27分
裏の田んぼのまわりにもたくさん咲いてます。
モグラ、ねずみよけと聞きました。
えさのミミズがこの花を避けるそうですね
投稿: 阪南市テクノ森田 | 2013年9月21日 (土) 15時02分
出町柳、京阪電車の終点であり、叡山電車への乗換駅ですね。
昔、京阪電車が三条で終わってた当時は、バスで出町柳まで行ってから叡山電車に乗り換えてましたが、電車がツナガルと本当に便利になりますネ!叡山電車は京阪グループです。ボクが二度目の関西生活を送ったのが京阪沿線でしたヨ。
曼寿沙華ですが、ボクが現在住んでる西武線の高麗駅から向かう巾着田が有名なスポットです。(字が違ったらゴメンナサイ)
投稿: なっき | 2013年9月21日 (土) 17時16分
今年は酷暑や言うてたのが知らん間にお彼岸なんですねー!確かに彼岸花ってどんなに天気が荒れても暑くてもお彼岸に花が咲きますよね。不思議です。そしてしらんまに金木犀が咲き、紅葉…ってなるんですよね!しかし、このお寺の彼岸花は絵になりますね!
昨年までは我が家の近所の畦道とか真っ赤に染まるんですが今年は宅地開発が進み、あまり咲いてないですね…残念です。それと先日の満月の中秋の名月は大阪市の渡し船の短い間ですが大正内港から高層ビルの上に乗っかるお月様を見ましたよ。綺麗やったー。
投稿: りらっくま | 2013年9月22日 (日) 00時31分
「赤い花な~ら♪」ってんで「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」で調べるとTOPは百恵さんの「マンジュシャカ」でした(涙)。
聞いた噺では、電照による日長調節か温度処理をした別々の株で葉と花を同時に見られるとか。
よく「野蒜」と誤食して中毒を起こしてニュースになってますね。
綺麗な花には「棘」があると言いますが、花の部分ではないにしろ「毒」を持つものもあるということです。
投稿: 戦後派 | 2013年9月22日 (日) 06時59分
ふつうに「長崎物語」ですが(^^;;
投稿: ん❓ | 2013年9月22日 (日) 11時27分
追記、我が家にタマスダレありますよ。今も咲かしてます!毎年この時期に咲きますからヒガンバナ科にビックリしました。夏水仙とは言わないなー。レインリリーってお母ちゃんに聞きましたよ。植物はやはり未知な世界ですね。
投稿: りらっくま | 2013年9月23日 (月) 09時38分
「へぇ~」なネタですね。雑草やとおもってたんが彼岸花の葉っぱやったとは。
それはそうと、彼岸花の茎、めちゃくちゃ苦いんですよね。
投稿: ぽんぽこやま | 2013年9月26日 (木) 01時22分
●難波のやっちゃんさま
そう言われれば、どんな気候の年であってもこの時期に咲くということに感謝せんならんですね。何となく怖いとか思うのは罰当たりですかね。
で…すっかり涼しいなったみたいですが、連日汗かきまくり。アブラあせも、冷や汗も…です。
●阪南市テクノ森田さま
あっちこっちで咲いてま…したね。
で、畦道に植えてあるのは、おっしゃる通り害獣よけのためというののほかに、天候不順等で栽培していた作物がダメになったときに、その球根のデンプンを食用にするためやという説明も目にしました。どっちも全然知りませんでした。
●なっきさま
京阪が出町柳までつながってホンマ便利ですね。でもまぁあの三条まで川べりを走っていたあの風情がなくなってしもたのが、なんとなく今も残念な気もしています。ま、仕方ないんでしょうけれども。
で、西武線沿線にお住まいですか。まぁさっぱりわからんのですが…そや、江古田くらいやったらわかります…って、知らんに等しいですが。
●りらっくまさま
そう言えば次は金木犀ですね。金木犀とキンモクセイ…後者はどうもトイレの芳香剤なイメージがとか思いましたけど、今はキンモクセイの香りのトイレの芳香剤は売ってないとか。なぜかというと「キンモクセイ=トイレの香り」なイメージが定着してしもて、イメージ悪いにおいになったからとか。なんか気の毒でしょ?金木犀が。
あの満月はエライ輝いてましたなぁ。眩しいくらい。その分、風流さに欠けてたとも言えますが、文句を言ってはいけません。
それから…夏すいせんの話。じつはタマスダレのことをうちのひとも父親も「夏すいせん」と言います。ひょっとして、一部地域ではそう呼ばれていたのではないかと思うのですが、どうでしょ?
●戦後派さま
へぇ、そんなめんどくさいことをすると花と葉っぱ、同時に楽しめるんですか。ちょっと…ようしませんわ。
しかしながらバラのトゲに通じるもんがありますわ曼珠沙華の毒って。“薔薇”という字もどこか怖いですが、“曼珠沙華”という字面もやっぱり怖い。トゲと毒、ともに赤い花…どっちかと言うまでもなく、薔薇の花も苦手…です。
●んさま
「は?」と思い調べてみましたら、そんな歌があるんですね。よく知りませんでスンマセン。
●ぽんぽこやまさま
「ははぁ、あれが彼岸花の葉っぱか」と思うやつはあるんですが、確証なくて。今度はどこで花咲いとったかよく見ておいてチェックしてみます。
で、そんなもんの味、何で知ってますの? 普通かじらんでしょ。でも…見るからに苦そうですわ。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2013年9月28日 (土) 17時58分
正式名称「イタドリ」って言うんでしょうか、スッポンとかスカンポとか言われる野草。あれ、酸っぱい味がして子供の頃よく茎をしゃぶったもんです。
彼岸花の場合は、そうしようとおもったわけじゃなくて、子供の頃に花を摘むのに茎を折ったときに汁が出たかなんかで、ついなめたことがあったように思います。
ホンマ苦かったですわ。
投稿: ぽんぽこやま | 2013年9月29日 (日) 02時59分
今日は親父の30年忌、皆揃って墓参ドライブに…
能勢路に入りますと、アッチにもコッチにも刈り入れが済んだ畔に赤い華が。
“巾着田”の群生には及びませんが美しく咲いてました。
親父の齢まであと六年…
“当分お迎えはいらんデ”と手を合わせました(汗)。
投稿: 難波のやっちゃん | 2013年9月29日 (日) 17時10分
●ぽんぽこやまさま
スカンポは…よく耳にしましたが味わった記憶はないですね〜。シロツメグサの蜜とか、ザクロは味わいましたけども。
で、彼岸花の茎の味の話、了解です。
私はね、ヒマラヤ杉の幹から流れ出ていたネトッとした樹液をなめてみたことがありますわ。「ハチミツみたいで甘いんやろなぁ」と想像して取って舐めたら…ぎぇ〜。口中渋々のニガニガ。しかも何時間も。あれ以上インパクトのある味わいは、今のところないかなぁ。あ、あった、プロパンガスの味。空っぽのプロパンのボンベが転がっていて、何を思ったかそれに空気吹き込んだろと口をあてた途端…これまたニガニガ。
このふたつの味を上回る嫌な味は、今後ないやろなぁと思います。
●難波のやっちゃんさま
能勢の彼岸花も美しかったと。何よりです。それより“巾着田”って何かいなと画像検索してみますれば…うっへ〜なんじゃこりゃ。もう怖いを通り越してますわ。こんなんもええですけど、私は相国寺のこれが今まででいちばんキレイやと思いました。
で、そらそうですわ。お迎えが来はったら、アホげも困る。ずっと来ませんって。
投稿: 山本龍造 | 2013年9月29日 (日) 17時37分