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2013年9月 5日 (木)

昭和なプラ看板 79 ● 池田酒 呉春

 プラ看板とそれを取り巻く環境そのものが、“昭和な”な感じ。
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 “ミュージカルセンター”も…というかこの看板がいちばんええ味わいを醸し出していますなぁ。
 で、プラ看板。そこにある銘柄が『呉春』というのも何とも昭和な感じか…ってもちろん今も名酒として入手しにくいお酒ではありますが。
 しかし何です、あの“呉春”でもこういった町の一杯呑み屋を販路にしていた時代があったとは。ちょっと驚きです。
 平成の世にも「酒質は4つ、しかも茶色の一升瓶だけ」というスタイルであきないしてはるところも昭和のまんま。銘醸地池田の蔵元という気概を感じますわ。さぁこのお店で呑む呉春は…どんな味なんでしょかね。

(於:城東区) 調べてみると看板のミュージカルセンターは現役バリバリ。桂ざこばさんの娘さんもここ出身とか。

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コメント

  能勢の「秋鹿」池田の「呉春」と伏見の酒造りが灘へ伝わった時の通り道だったと聞きました。

 大手メーカーの「買い酒」ブレンドの噂をよく耳にしますが、越後方面のプレミがのつく様な希少価値が売りになるのも手が出にくくなりますね。

 日本酒も地産地消で行く先々で、その土地の気候風土や酒肴と共に味わうと格別なんでしょうねぇ。

 

投稿: 戦後派 | 2013年9月 6日 (金) 08時21分

 ざこばさんも無類の酒好きですが…
“呉春”と云えば今は亡き枝雀師匠を想い出します。

こよなく愛した呉春を飲むときは“鶴飲み”と云って、一口飲むごとに鶴の様に立ち上がって首を伸ばし、体に染み渡らせる…
一門で飲むときは今も皆そうするそうな…

「呉服座(くれはざ)」や落語みゅーじあむでは“池田の猪買い”や“池田の牛ほめ”などご当地ネタをかけ、呉春と落語とのつながりは深い。

久しぶりに晴れたんで、能勢街道歩きに行きますワ。
 すびばせんねェ(笑)。


投稿: 難波のやっちゃん | 2013年9月 6日 (金) 09時22分

昔、曽根崎の路地の店で呉春と言う名の小さな飲み屋に行きましたが、笑うくらいゴ〇〇○だらけw

銘酒の名に恥じない店にして欲しかったです

茨木の沢良宜の地酒屋では普通に買えますので、一時期ずっと呉春でした

今ははい浪花正宗ですっ

投稿: 阪南市テクノ森田 | 2013年9月 6日 (金) 10時00分

あら、うちのじいさんが好きなお酒ですわな。我が地元ではまぁ普通にお酒屋で買えますよ。(箕面市在住なもんで
私はたまに時間があれば福井、南越前町今庄って集落で作られてる日本酒を求めに行ったりします。水も空気も気候も最高に良いとこで冬は2mくらい雪が積もる、北国街道の宿場町でござる。
っと情報でした。呉春、国の長、秋鹿…北摂も以外と美味い酒がありますよね。うーん飲みたいw

投稿: りらっくま | 2013年9月 6日 (金) 21時11分

  ナイト・イン・ナイトの「枝雀寄席」懐かしいです。

 ビデオデッキが生きてる内にディスクに移さナイト。

投稿: 戦後派 | 2013年9月 8日 (日) 21時39分

●戦後派さま
伏見→秋鹿→呉春→灘…この説ははじめて耳にしました。へぇ。
それで「大手の酒=地方酒を買い上げブレンドしてる」は昔の話ですね。
いわゆる“桶買い”を避難されてどこも設備増強したものの、お酒売れずで大手の生産稼働率がめちゃ低下の末、今では大手の蔵が地方の酒蔵へお酒を提供している有様です。N盛なんかが、積極的に売ってはります。
地酒や思て買い求めたら灘の酒やったということがありうる話で…なんかつまらんです。

●難波のやっちゃんさま
枝雀さんってそんな酒の飲み方してはったんですか…何とも想像できますわ。とは言え、何ともめんどくさい飲み方やことで。
で、能勢街道の初秋、どんな感じでしたか。

●阪南市テクノ森田さま
すいません、頂いたコメントの一部分、伏せ字にさせてもらいました。もう、そのお店はない様ですね。私はいったことないままでした。
呉春は…割と定価で普通に買えますね。ま、大吟醸クラスはそうでもないみたいですが。
私は、ここ数年あっちこっちのお酒ですね。「お酒好き」をみんな知ってくれていて、あれこれともらうことが多くて…嬉しい限りです。

●りらっくまさま
雪国のお酒ってきくと、いかにもキレイなお酒のイメージがありますね。それを思うと、工業地帯にある様な灘酒は、厳しい状態におかれていて気の毒に思ったりします。
呉春、国乃長、秋鹿…大阪人として、できるだけ大阪や近畿圏のお酒をと心がけています。

皆さんコメントおおきにでした。

投稿: 山本龍造 | 2013年9月11日 (水) 14時39分

池田は1970年代前半頃にはこの呉春と緑一(吉田酒造)、桐正宗(第一酒造)、吉祥(岸上商店)の合計4つの酒蔵がありました。このうち、桐正宗は昭和49年、吉祥は昭和45年に廃業してしまい、今は呉春と緑一の2蔵しか現存していません。そういえば、櫻正宗も発祥は池田でしたね。

投稿: からす | 2013年11月24日 (日) 17時52分

からすさま
どこも苦しかったんでしょうかね。実質今や呉春のみという状況では、これからも池田酒も未来永劫その伝統が保たれて行くのか不安がよぎります。ま、売れているお酒ですから、大丈夫でしょうが。
それから“桜正宗”は池田が発祥でしたか? それは知りませんでした。wikiによると、伊丹発祥となっていました。

投稿: 山本龍造 | 2013年11月29日 (金) 18時54分

やっぱり灘とか伏見の大手に押されたりして伸び悩んだりしたのが大きかったのではないでしょうか?

そうですね。確かにその不安はありますね。                                              

あ、桜正宗 池田とネットで検索すると兵庫池田荒牧村(現、兵庫県伊丹市)にて創醸と出ますね(^_^;) 以前ネットで検索したとき池田荒牧村(現、大阪府池田市)と書かれていたサイトが何個かありましたのでそっちだとばっかり・・・

投稿: からす | 2013年12月 7日 (土) 03時16分

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