業界団体の会館 56 ◆ 大阪農民会館
大阪城の方から環状線の小さな高架をくぐりますれば、こんな会館がありました。
一般財団法人『大阪農業振興協会』の会館。あまり馴染みないその響きと思えばいわゆる“農協”とは違う農業従事者の組織なんですね。その源流は農地解放に繋がった農民組合運動にあるということです。
戦後日本の民主主義に欠かすことのできなかったと言われる農地解放ですが、その結果として小規模農家がほとんどとなり、国際競争力が低下したとも言われているとか。なるほどなぁ。
玄関左には“TPP参加反対”と記されたノボリが掲げられています。安倍政権は参加の方向で動いていますがさぁ、ほんまにTPPに例外なんて存在するのでしょうか。「TPPに参加しても日本の農業大丈夫」てな論調もあるみたいですが…ホンマかいな。
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コメント
友人が暫く「大阪農業会議」に勤めていたことがあったんですが、そちらは中央区「農人橋」。
メッチャ、ピッタリの場所で印象に残ってます(笑)。
しかし似たような組織が幾つもあるところが面白い。
恐らくイデオロギーの相違と考えますが、似たような目的でも手法が違うんで混ざり合うことができないのでしょうか?
十人十色といいますが、狭い日本でねぇ。
投稿: 戦後派 | 2013年3月 6日 (水) 06時24分
『農業保護と自動車譲歩の取引合意が成立したと云う報道』の嘘!
◍今朝の新聞・ラジオは“例外取引で大筋合意”したと一斉に報じていますが、政府筋が流した情報をそのまま垂れ流す『御用記事』で、こうして国民を騙すんですネ(怒り)。
◍これは米国と事前交渉している日本側官僚の希望的見通し(願望)であって、結果的には日本の一方的な譲歩に終わることでしょう(汗)。
此の会館の廻りは敗戦後“アパッチ部落”があった処で、周辺環境はスッカリ整備されましたが、アメリカが『宗主国』であることは68年経っても変わりません(涙)。
<これぞ“日本三文オペラ”で、アメリカはやらずボッタクリの窃盗集団であります!>
投稿: 難波のやっちゃん | 2013年3月 6日 (水) 10時25分
こんな都会にある農民会館ってなんか変な感じですなー
阪南にはJAさんはたくさんありますけど・・
景気が良くなれば、国産品もたくさん売れますからねー
日本の農業頑張ってほしいです。
野菜はお隣の産直の店で買ってますので、全部お手頃価格の地元産です^^
投稿: 阪南市テクノ森田 | 2013年3月 6日 (水) 10時47分
●戦後派さま
農人橋に農業会館ですか…うまいことできてますね。材木町の材木屋と一緒の様な違う様な。
イデオロギーの相違なんでしょうね、色々あるのは。ま、他人が口を挟むことでもないですか。
●難波のやっちゃんさま
テレビほとんど見ん。新聞はついついたまって一週間前のを読んでる状態で…あ、そうですか、そういうことになってますか。いや、まぁきっとやちゃんさんが想像してはる通りでしょう。しかしなんですわ、“大国”にはかないまへんですなぁ。はぁ。
>>此の会館の廻りは敗戦後“アパッチ部落”があった処で
あ、なるほど。あの小さな高架下といい独特な空気をちと感じました。
●阪南市テクノ森田さま
大阪市内でも平野区、東住吉区、鶴見区なんかにはちいとは農地も残っているみたいですね。
私、基本的に地産地消をと思てますんでお隣が産直の店って羨ましい限り。大阪市内やとなかなかそうもいきません。この農民会館では土曜朝に直売があるみたいですので、いっぺん行ってみます。
皆さんコメントおおきにでした。
投稿: 山本龍造 | 2013年3月 7日 (木) 13時56分